チャオプラヤー川が始まる商業都市ナコンサワン
タイ北部への玄関口となるナコンサワン県の県庁所在地ナコンサワン。
ここでピン川とナーン川が合流してチャオプラヤー川となりバンコクへと向うことから古くから米の流通拠点として栄えてはいたが、正直言ってこれといった観光スポットもないため旅行者が訪れることは少ない。
自分にとってもこの街は、ドライブ旅行の途中で休憩したり食事をとる程度の単なる通過点としての位置づけでしかない。
だが日程の都合などで宿泊することが時折あり、その場合に利用するのが今回紹介する「ホップインナコンサワン(HOP INN Nakhon Sawan)」だ。
HOP INNは経済的な安ホテルとしてタイ国内のみならずフィリピンや何と日本にも4か所(京都、上野、浅草、飯田橋)展開しているチェーンで、設備などは最低限ながら一定のレベルがキープされているので安心して泊ることができる。
街のど真ん中ではないが食事には困らない
「ホップインナコンサワン」は、街の北寄りにある。
住所:605/755 Moo10 T.Nakhon Sawan Tok A.Mueang
TEL:02-0802222(コールセンター)
WEBSITE:https://www.hopinnhotel.com/ja/our-hotels/hop-inn-nakhon-sawan(日本語)
自分がこの街を訪れる時は決まって自動車なので、ホテル選びは車でのアクセスや駐車のしやすさを重視することになるのだが、その点このホテルは十分合格点だ。
ホテルのすぐ脇は国道1号線と117号線との合流地点になっておりターク方面から来てもピッサヌローク方面から来てもアクセスは極めて簡単。
また、ホテルの裏手徒歩6~7分のところにはバスターミナルがあるので、バスで当地にやって来た人にとっても都合のいいロケーションになっている。
目の前は広い道路になっているため周囲は殺風景だ

通り沿いには目立つカラーリングの看板が出ているので簡単に見つけられるだろう

ホテルは6階建ての大きな建物で、目の前に駐車場が確保されている

キャパシティ的にはかなりの台数が駐車可能なので、よほどのことがなければ満車ということはないだろう。
なおホテル前の国道を渡ると池のある大きな公園があり、その周囲にレストランが多数あるので食事などに困ることはない。
設備やアメニティは最低限だが売店を併設
ホテルの建物に入ると、目の前がフロントになっている。

日本のビジネスホテルとほぼ同じようなスタイルのチェックインで、予約サイトで決済済ならパスポートを提示してキーを受け取るだけ。
チェックアウトもキーを返却するだけで、部屋のチェックを待ったりする必要はない。
ホテルのすぐ近くにコンビニがないので、必要なものは事前に買って来たほうがよい。
最悪、簡単なものならフロント脇の売店で購入することができる。
カップ麺もあり、電気ポットでお湯を注げるようになっている。
ー***-
「ホップインナコンサワン」は、全79室
部屋の広さが19.59㎡のスタンダードルーム一種類しかなく、ベッドがツインかダブルで分かれている。
部屋はシンプルそのものだ

はめ殺しの小さな窓と横に長いデスク風

窓は開かないが扉がありベランダに出れる

ベランダからの風景はタイの田舎街という感じ

クローゼットがわりの物置きとハンガー

冷蔵庫はもちろんカラだが水は2本


電気ケトルやドライヤーといったものはない。
コップ類も水と一緒に置かれたものが2つだけだ。
お湯を沸かせないのでティーセットやコーヒーカップといったものも一切ない潔さだ。
サイドテーブルに置かれたティッシュ

ベッド上のバスタオル以外タオル類はなし

さすがにテレビはある

wi-fiはもちろん用意されており、自分が滞在中は何の問題もなく使えた。
バスルームも、当然必要最低限のものしかない

あるのはトイレットペーパーとシャンプー、石鹸のみ

本当にシンプルで「寝れるだけで十分」という人にはまさにピッタリだろう。
ドライブ旅行の途中で泊まるなら特におすすめ
今回紹介した「ホップインナコンサワン」は街の中心部の繁華街ではなく、目の前を広い国道が通っていて周囲は少し閑散としている場所に建っている。
そのため観光でナコンサワンを訪れる人にとっては使い勝手がいいとは言えない。
が、自分のように自動車のハンドルを握ってこの街を訪れ特に観光などをするわけでもないというような人には特に都合がよい。
料金も通常なら700~800THBなので、今どきのタイの経済的宿としてはコストパフォーマンスもいいだろう。
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