タイの首都、バンコクのスワンナプーム空港を朝の8時過ぎに出たキャセイパシフィック航空CX700便は、予定より少し早い香港現地時刻の12時少し前に香港国際空港に着陸した。
飛行時間は2時間半ちょっとで、機内食を食べて一息ついていればあっという間に着陸態勢だ。
キャセイパシフィック航空のサービスでいつも「便利だな~」と思うのは、香港空港への着陸が近づくと、さまざまな乗り継ぎ便の出発ゲートや出発予定時刻がディスプレイに表示されることだ。
バンコクのスワンナプーム空港でチェックインする時には成田行きはまだゲートが決まっておらず、搭乗券のゲートの欄は何もプリントされていないのだが、空港に降り立ってからたくさんの人が見ていることが多い出発案内の液晶画面の前でいちいち自分の搭乗便を探す必要がない。
次の便への乗り継ぎ時間が長いと表示されていないこともあるが、この日は3時間ほどだったからか自分が次に乗る便のゲートが出ていたので、忘れないようにボーディングパスにその数字を書きこんだ。
空港に着き機内から出ると、すぐ近くに乗り継ぎ用のセキュリティチェックがあり、この日はほとんど人が並んでおらずスムーズに通過、出発フロアへと出た。
香港空港のラウンジは、スワンナプーム空港でチェックインした時に香港→成田の搭乗券とラウンジのインビテーションカードを入れて渡されたチケットフォルダの裏側に記載された情報によれば4か所あるようだ。
今回は、その中でも次に乗る成田行きの便が出るゲートに一番近い、というか、ほとんど真ん前にあった「The Pier」というラウンジに入ることにした。
ラウンジはエスカレーターで1フロア降りた先にある。
このラウンジ、漢字で書くと「玉衝堂」になるようなのだが、翻訳辞書アプリで調べてみても出て来なかった。
どういう意味なのだろうか?
スワンナプーム空港でもらったインビテーションカードを受付で渡してチェックイン、ラウンジの中に入る。
このラウンジは、過去に何回か利用したことがあり様子はわかっているのだが、とにかく広い……というか、メチャクチャ細長い。
その細長いラウンジ全体を長辺で半分に割り、窓があり外の様子が見える座席エリアと飲食物などが主に置かれているエリアとに分割している。
のんびりと過ごすのであれば、こちらのエリアがおすすめだ。
そして、後者はいくつかのブロックに分かれていてそれぞれの雰囲気や置いてある飲食物も異なっている。
そして、こちら側にも少ないものの座席が用意されており、飲食物を頻繁に取りたい人やあまり明るい雰囲気が好みでない人向けな感じだ。
主にお酒を飲む人向けのバーカウンターのあるブロックも雰囲気はいいのだが、自分がこのラウンジに来るといつも目指すのは、ヌードルバーのあるブロックだ。
たぶんこのラウンジでも一番人気があるのだろう、いつ行っても混んでいて、ひどい時には座るところがまったくないこともある。
この日もちょうどラウンジに入ったのはお昼過ぎだったので、相当混んでいることを覚悟して行ったのだが、どういうわけかすごく空いていた。
早速カウンターに行って注文する。
麺は確か4種類用意されていると思うのだが、自分がいつも頼むのは担々麺だ。
このヌードルバーは注文が入ってから作り始めるので少し時間がかかるため、バイブレーション付き呼び出しベル(名前がわからん)を渡される。
いったん席に戻り2~3分するとそれが震えたので、麺を取りに向かった。
極細麺に濃厚なゴマの風味が漂うスープがたまらない。
量が少ないので2杯はペロッと食べられてしまう感じなのだが、カウンターの脇には中華料理も少し置かれているので、そちらをいただくことにした。
う~ん、満足。
こういうのを食べてしまうと、タイの麺料理はやっぱりダメだよなあ、と思ってしまう。
お腹もいっぱいになったので、ドリンクコーナーから冷たい飲み物を取り窓際の席に移動した。
離発着する飛行機を眺めながらのんびりと成田行きの搭乗便のボーディングの時間までを過ごした。
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