選択肢はそれほど多くないソロ(スラカルタ)のホテル
自分が住むチェンマイにも少し似たインドネシア、ジャワ島にある古都ソロ(スラカルタ)。
周辺を含め観光スポットも結構あるのだが、世界的な仏教遺跡群ボロブドゥールがすぐ近くの大都市ジョグジャカルタとは電車で1時間しか離れていないことから、多くの旅行者はそちらに宿を取り、日帰りで当地を訪れるのが一般的だ。
そのためホテルの選択肢はそれほど多くはなく、逆に選ぶのがそれほど大変ではなくかえって都合がよかった。
ソロ(スラカルタ)の街ははっきりとした中心部というのがなく、全体としてはのっぺりとした印象なのだが、鉄道駅から南に2kmほど行ったところにあるジャラン(通り)・スラメ・リヤディがメイン道路のようで、この通り沿いに博物館などの観光スポットやショッピングモールやバティック市場などがある。
なので、ソロの泊りはこの道路に近い場所で探すことにした。
今回ソロに向かう途中で立ち寄ったマレーシアの首都クアラルンプールのホテルは、メンバーになっているアコーグループから格安セールのオファーが来たので同グループの「メルキュール・クアラルンプール・ショー・パレード」に宿泊した。
ついでなので、「たぶん、ソロ(スラカルタ)みたいな小さな街にはアコーグループのホテルなんてないだろうな……」と思いながらサイトを見たところ、何と「ノボテル・ソロ(Novotel Solo)」というのがあり、しかも会員特別割引で3,000JPYを切っているではないか!?
初めての街で、ノボテルなら観光の案内や食事どころの紹介などいろいろと旅のサポートもしてもらえるだろう、ということも期待して、今回はこちらに予約を入れることにした。
少し古いが、メンテナンスの行き届いた居心地のよい客室
ソロの空港で市内へと向かうタクシーを手配するカウンターでホテル名を言うと、ドライバーを含めまったく問題なく行き着くことができた。
さすがにアコーグループだけあって、結構な規模のようだ。
チェックインの時に、アコーグループのメンバーカードを見せると、ここでも大歓迎。
クアラルンプールのように無料ドリンクチケットのサービスこそなかったものの、フロントのスタッフが胸についている名前が書かれたプレートを見せ「何かあったらいつでも声をかけてください」と盛んにアピールしてきた。
実はこの後、実際に大変お世話になる事件が起きてしまったのだが……
予約した部屋は、スーペリア・デラックスルームというグレード。
かなり広々とした部屋で、ファシリティは特徴がまったくないもののセーフティーボックス、冷蔵庫にティーセットなどタイの同クラスのホテルとほとんど違いはなかった。
マレーシアのホテルでは、この前に泊まったメルキュール・クアラルンプール・ショー・パレードもそうだったが冷蔵庫がないことも多いのだが、ここはちゃんとついていたし。
ライティングデスクのほかにソファとテーブル(タイトル下の写真参照)があり、そこでゆっくりとくつろぐことができる。
コンセントはSE型、というのだろうか(?)
タイで買った家電製品ならそのまま挿せるタイプで、アダプターが必要なマレーシアと違って楽だった。
バスルームはシャワーのみだが、広くて使いやすい
ホテル全体が古いので、バスルームも古さを感じさせるもののやはりベッドルーム同様広くて使いやすい。
バスタブこそないが、完全独立型のシャワーブースで、アメニティも歯ブラシを含め揃っている。
シャンプーなどはフェアトレードのサトウキビから採ったものが使われていた。
一昔前のタイのホテルを思い起させる豊富なメニューの朝食
朝食は1階のレストランで。
かなりの広さで客室数も多いのだが、それでも週末は空いている席を探すのが少し大変だったほどだ。
特に自分が泊まった時はちょうどインドネシアがタイでいう酷暑季にあたり、屋外のプールサイドの席が朝日があたって座りづらく、みんなが屋内席に集中した、というのもあったが。
メニューは洋食とインドネシア料理で、どちらも種類が非常に豊富。
なぜか写真を撮っておらずお見せできないのが残念なのだが、この地域の郷土料理というのも色々あり、インドネシア国内の観光客(宿泊客に外国人はほとんど見なかった)向けに料理の説明や食べ方がインドネシア語で書かれたものもあった。
自分も試しに食べてみようと思ったが説明書きに英語がなくとまどっていたところ、スタッフがすぐにやってきて、作ってくれて助かった。
日替わりの料理も結構あって、10日の滞在で飽きることはまったくなかった。
ソロ(スラカルタ)に泊まる人は少ないだろうが……
冒頭に記した通り、普通の旅行者はジョグジャカルタに宿を取るので自分のようにソロ(スラカルタ)に、しかも10日も泊まるような人はまずいないだろうが、もし滞在するのであれば、このノボテル・ソロを選択肢に加えるのはとてもよいアイディアだと思う。
バックパッカーにはたぶん値段が高すぎるのだろうが、日本円で3,000円程度でこのグレードのホテルに泊まれることは、自分が住んでいるチェンマイ(タイ)はもちろん物価がどんどん上昇している東南アジアの、特に都市部だったら最近ではなかなかない。
大いにおすすめできるホテルだ。
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