マレーシアの首都、クアラルンプールからインドネシアのソロ(スラカルタ)に向かう。
チェンマイからクアラルンプールに飛んできた時にLCC専用空港のKLIA2の雰囲気、様子はだいたいわかったのだが、チェンマイ空港のエアアジアのチェックインカウンターの狂乱ぶりをいつも目にしている自分は「出発フロアはグチョグチョだったらどうしよう……」とイマイチ信用しきれていなかった。
が、行ってみてビックリ。
チェンマイ空港とはまったく異なり、行き先の国別にチェックインカウンターのブロックがきれいに整理され、もちろん多少の待ち行列はできていたが搭乗客もみんな静かに順番を待っていた。
インドネシア行きのチェックインカウンターは5人ほどしか並んでおらずあっという間に荷物の預け入れが完了、ボーディングパスも普通の航空会社のような厚紙のものへとチェンジされた。
時間帯がよかったのか、イミグレもガラガラであっというまに制限区域へと入った。
空港内も全体的に空いていてこのまま搭乗ゲート付近で待ってもいいかな、とも思ったのだが、せっかくなのでラウンジを使ってみようと思い、搭乗口に一番近いL8というゲートのそばのプラザプレミアムラウンジに入った。
こちらのプラザプレミアムラウンジは、自分も会員になっているプライオリティパスがあれば搭乗クラスに関係なく利用できる。
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KLIA2はLCC専用空港でスペース的な余裕がなかったのだろうか、ラウンジは出入口がウイングの通路に向かって開放されており中が丸見えで、普通のカフェか何かと見間違えそうだ。
実際、チェックインせずに入口近くのイスに座ろうとした中国系の4人ほどのグループがいて、係員に追い出されていた。
もちろん、自分はちゃんとチェックイン手続きを済ませて中に入る(笑)
ラウンジは、やはりLCC仕様なのかかなり狭かった(タイトル下の写真)。
ただ、一人がけのシートが多く、実際複数人で利用している人は少なかったので、窮屈感はなかったが。
その一人がけのシートもいろいろなタイプがあった
席は余裕があったので、手前の通路に近くて外の音が丸聞こえの場所は避けて、奥の比較的静かそうな一人がけのソファに座った。
この日のフライトは13時発で、機内では本当に軽いスナックしか出ないのはわかっていたので、何か少し食べておこうと思い、飲食物が並ぶコーナーに行ってみる。
が、ここもなかば無理やり通路の脇にカウンターを作って食べ物とかを並べました、みたいな感じで、人が背中に触れそうなくらい近くを通るので落ち着かなかった。
しかも、見てみると食べ物のトレイなどはほとんどがカラで、ぜんぜん補充される気配もない。
しかたがないので、とりあえず残っていた食べ物を取る
「これじゃあ、たいして腹の足しにならないよなあ……」と思っていたら、先ほどまでは誰もいなかったキッチンのような場所におばさんが来て、何やら調理をし始めた。
「何か作って並べるのかな?」と思って様子を見に行ってみると、何と麺をゆでているではないか。
メニューらしきものは見当たらず、どうやって注文していいものか、と思っていたらおばさんのほうから「食べるか?」と聞いてきた。
というか、このおばさん英語がまったくできないようで、たぶんそう聞いたのだと思う。
うなずくと、それからさらに4~5分かかってようやくできあがってどんぶりが渡された。
ついでに食べ物コーナーに残っていたサラダもひとついただき、ようやくこれでお腹いっぱいになった。
その後、さらに30~40分たっただろうか、ようやくボーディングの時間となり、ラウンジをあとにしてゲートに向かった。
このプラザプレミアムラウンジ、自分は利用料がかからなかったからいいようなものの、これで有料だったらちょっと怒りたくなるレベルかも。
KLIAのマレーシア航空のゴールデンラウンジと同じように、とはもちろん言わないけど、せめてスワンナプーム空港の国内線ターミナルにあるTG(タイ国際航空)のラウンジ程度にはきちんとしたサービスをしてほしいというのが正直な感想かな。
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