出国手続き後すぐのタイ航空の旗艦ラウンジ
TG(タイ国際航空)のサイトによればスワンナプーム空港国際ターミナルの同航空のラウンジは、全部で5か所ある。
が、バンコクでチェックインして出国するTG(タイ国際航空)のビジネスクラスとファーストクラス搭乗客用に用意されたコンコースDにある「ロイヤルオーキッドラウンジ」がその広さはもちろんアクセスのよさからも旗艦ラウンジと呼んで間違いない。
正式名称も「イヤルオーキッドプレステージラウンジ」となっており、他のラウンジとは差別化されている。
差別化はアクセスにも表れており、出国手続きを済ませてからラウンジのチェックインカウンターまですべてTG(タイ国際航空)の上級クラス搭乗者専用となっているエリアを通ってヘタをすれば30秒ほどで着いてしまう。
スワンナプーム空港でTG(タイ国際航空)のビジネスクラス搭乗者がチェックインするのは空港の入口を背にして一番左手のAブロックだ。
チェックインを終えたら向かい側にあるファストトラックの入口に入り、手荷物検査と出国手続きを済ませる。
出国手続きを済ませると、左手は免税品店が立ち並ぶ4階コンコースへとつながる通路、右手にラウンジがある3階に降りるエスカレーターがあるので後者へと歩を進める。
エスカレーターを降り始めると、正面にロイヤルオーキッドラウンジのチェックインカウンターが見えて来るだろう。
チェックインカウンターで手続きを済ませたら、ラウンジの入口がある右手へと進もう。
なお、ファストトラックを使わなかったり、ファストトラック通過後に左手の通路を進んで免税品店街で買い物などをしてコンコースDに出てしまった場合はそちら側にも入口があるのでわざわざエスカレーターまで戻って来る必要はない。
横に細長い構造。自分の気に入った場所に落ち着こう
【動画】出国直後からチェックイン、ラウンジ内部まで
チェックインを済ませ、ラウンジの中に入るとまず目に飛び込んでくるのはバーカウンターだ。
とりあえずアルコールがほしい人はまずここに腰かけて一杯、というのもいいかも。
飲食物コーナーの冷蔵ケースに入っている缶ビール以外のある酒類、例えばワインなどもここでリクエストしてグラスに注いでもらう。
バーカウンターを左に見ながら先進むと、ず~っとラウンジのスペースが続いている。
内部はいくつかのタイプのイスがランダムに配置されている感じだ。
一番多いのが、一人がけのイス席
電源コンセントつきのサイドテーブルもあり、ゆったりとくつろげる感じでたいてい自分はここに座っている。
2人で向かい合って座りたい人向けの席もある
パソコンを広げて仕事などしたい人には、横幅の広いデスクタイプの席へ
アルコールのグラスを傾けながら同行者とおしゃべりなどしたいのであれば、背の高いカウンターチェア(ハイスツール)が置かれている場所に陣取るといいだろう。
食事は時間帯によってメニューが変わる
飲食物が置かれているコーナーは、入口のバーカウンター近くとずっと奥に進んだ先の2か所ある。
前者はハラルの料理が置かれたムスリム用になっていて、料理のバリエーションは少ない。
なお、料理はメインの飲食物コーナーとほぼ同じものが置かれている。
メインの飲食物コーナーは、ラウンジ奥の方のキッチンのついたスペースになる。
「メインの」と言ってもラウンジの席数などを考えるとスペースは決して広くはなく、人が多いとすぐに渋滞してしまい料理を取るのが大変だ。
食べ物は2つの大きな島に分かれて置かれており、ひとつが温かい料理、もう一つが冷たい料理に区分されているようだ。
温かい料理は奥の島に並んでいる
料理は時間帯によって変わる。
以下は、朝食時のラインナップの一例だ。
パンケーキ
目玉焼きとチキンソーセージ
タイのホテルでもよく見るようなハム
ここ以外のラウンジでは見たことがないオニオンスープ
フライドライス(炒飯)は定番だ
パスタ系もたいてい並んでいる
国内線を含めTGのラウンジには24時間用意されている点心類
手前の島には、軽くつまめるパンやフルーツなどが並んでいる
クロワッサンをはじめ種類豊富なパン類
サンドイッチやロールケーキなど
サラダやフルーツのコーナー
ドリンク類もより取り見取り
飲食物コーナーに向かって左手にはキッチンがあり、注文に応じて料理を作ってくれる。
カウンターの上に置かれたメニューから選んで注文する
自分は朝ならここでカーオトム(お粥)を作ってもらい、それに合わせてサラダをちょっとつまむ感じにしている。
東京に朝到着するナイトフライトに搭乗する時は、バーカウンターでワインをもらい軽く夕食をとるという感じだ。
以前はTG(タイ国際航空)の深夜便に乗ると、飛んですぐに軽食が出て到着前にしっかりした朝食がサーブされたのだが経営破綻して以降経費削減なのか軽食がなくなってしまったので、ここで何かをお腹に入れておくのがいいと思う。
TG(タイ国際航空)の利用者はここ一択
ロケーション的にも広さやインテリア的にも空港内のほかのTG(タイ国際航空)のラウンジとは比較にならないレベルで間違いなく「旗艦ラウンジ」と呼んでよく、TG(タイ国際航空)の上級クラスに搭乗する人が滞在するならここ一択、と言ってもいいだろう。
ちなみに、ラウンジのコンコースD側の入口はD4ゲートのほぼ真ん前なのだが、最近自分が乗っているTG676便や642便の成田行きはこのD4ゲートからの搭乗が多く、ボーディング時刻ピッタリにラウンジを出ても楽勝で間に合う(TG(タイ国際航空)のこれらの便はたいてい予定時刻から15~20分くらい遅れて搭乗が始まる)ので、ラウンジに入る時だけでなく出た後も超便利だ。
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