スマートフォンを買い換えた理由
自分が使っている(正確には使っていた、だが)スマートフォンは、ASUSのZenfone2というもので、2015年の7月にチェンマイで買ったものだ。
動作面では特に大きな不満もなく快適に使っていたのだが、なぜだろうか、タイ以外の国に旅に出てそこでSIMカードを買って刺してもうまく認識しない事象が起きてしまう。
しかも国によって異なり、インドネシアとネパールではダメ、日本と台湾はOK、マレーシアでは空港のSIMカード屋(?)の男性がこの手の不具合に慣れていたのか、SIMカードの裏にセロハンテープを貼って厚みを出したところ認識するようになった……という具合だ。
タイ国外に出るたびに使えたり使えなかったりというのでは非常にやっかいで、特に昨年インドネシアに出かけた時は初めての国と場所ということもあって地図や辞書を使いたかったのだがそれがかなわず、かなりのストレスになってしまった。
今年もできれば今まで行ったことのない国を旅行したいと思っており、また同じような目に遭うのは困るので「そろそろ買いかえるかなあ」と思っていたところ、それを感じてスマホがすねて「お別れね」と言ったのかは知らないけど、ある日突然何の前触れもなくつけていたケースからスマホがはずれて地面に落下して液晶画面が割れてしまった。
タイトル下の写真がそれだ。
こういうのって、本当にあるんだなあ……
で、もうこうなったらすぐにでも買い換えるしかなくなった。
自分がリンゴも中韓企業の製品もイヤな理由
リンゴ
アップルは、日本に住んでいた時に初めて購入したiPhoneではない別の機器が初期不良で、その後のサポートもひどくて結局買ってから一度も使わず(使えず)に終わったのがトラウマになっている。
そのためスマートフォンはずっとアンドロイド端末を使っていて、もう今さらiPhoneにする気にはならない、というのもあるのでハナから候補からはずしている。
チェンマイで見ると、どの機種も目の玉が飛び出るほど高価だっていうのもあるが。
中国企業
タイ国内のメーカー別のスマートフォンのシェアは知らないけど、売場面積で言えば現在ナンバーワンは中国の企業ではないだろうか。
日本でもメジャーな(?)HuaweiだけでなくOPPO、Vivo、Xaomiなど、とにかくどこに行ってもその企業名を目にしないことはない。
今回スマートフォンを買い換える前に少しだけレビューや評価を見てみたのだが、Huaweiの評価は日本においても特にカメラとかでかなり高いんだね。
自分はスマートフォンのマニアではないので、このサイトにアップできるクオリティーの写真が普通に撮影できて、あとはアプリが問題なく動いて通話ができて、そして何よりも買い換えの原因となったタイ国外でもSIMカードが普通に認識されれば(こればかりは現地に行ってみないと確認できないが)何でもいいのだが、さすがにこれだけニュースとかで騒がれていてはHuaweiとかは使う気にはなれない。
まして、タイで売られている中国企業のスマートフォンなんて、いわゆる「余計なもの」とか入れたい放題の可能性だってあるからねえ。
韓国企業
そして韓国企業(この場合はSamsung)だが……
この会社のスマートフォンには、本当に今でも唾を吐きたくなるほど不愉快な思い出がある。
それは、かなり前の話になるのだが、チェンマイで購入したGalaxy Note(バージョンは忘れた)を使っていた時だった。
最初は大きな問題もなく普通に使えていて、「これはなかなかいい買い物をした」と思っていたのだが……。
システムのバージョンアップ(?)がかかってそれが終わったら、日本語が使えなくなった。
当時は、「More Locale」というアプリを使って日本語に対応していないアンドロイドOSを日本語化して使っていたのだが、システムのバージョンアップ後は言語リストの中で日本語だけが表示はされてもタップできない。
しばらくいろいろと試したのだがやっぱり日本語化できず悩んでいたら、そのうちインターネット上に「これはSamsungの嫌がらせで、日本語だけをわざと隠している。これを使えるようにするためにはRoot化しなければならない」とかいう書き込みをいくつも見るようになった。
しかし、その「Root化」やらの詳細を読んだらとても自分のレベルではうまくできそうにないと感じ、このGalaxy Noteを使い続けることを断念して別のスマートフォンに買い換えたのだった。
機械モノだから、ほかの家電製品同様当たりはずれだってあるだろうし、そうなったらそれはそれで仕方ないかな、と思うが、さすがにわざとこういうことをするのは自分としては絶対に許せない。
「人としてどうなのよ?」というレベルの話だ。
なので、それ以降スマートフォンに限らず食品などを含むありとあらゆるもので、ほかに選択肢があるなら韓国企業のものは避けるようにしている。
ソニーも2度と使わない
ちなみに、AsusのZenfone2を使う前は、もう機種名も忘れたがチェンマイで購入したソニーのスマートフォンを使っていた。
が、これが自分のスマホ史上最悪のもので1カ月も使わ(使え)なかった。
とにかく、買って使い始めた時から動作がカクカクで超ノロい。
それでもアプリとかがちゃんと動くのならまだしも、いくつもが途中で「不具合が発生しました。強制終了します」みたいなメッセージが出てまともに使うことすらできない。
まだ日本に住んでいた時ソニータブレットSというのも買ったことがあるのだが、これもまたとんでもないシロモノで、ぜんぜん使い物にならず3カ月もしないうちにゴミ箱行きとなっていた。
「糞ニー」って言葉はネット上で目にはしていたが、この2つの機器を使った経験でまさに別名としてピッタリだということを実感した。
買い物のコーナーで、よく「自分は多少の値段の違いなら、なるべく日本企業のものを買うようにしている」と書いているが、これはそれが裏目に出たケースだ。
今もジムで使っているスポーツ用ウォークマンは本当にいいと思うんだけどね……
そのような経緯があって、これまで台湾企業のASUSのスマートフォンを使っていたわけだが、こうしてメーカーを限定してしまうとやはり買い換えるのもASUSがいいかなあ、ということになり、その中でも現在売られているもので最もスペックの高い「Zenfone 5z」に候補を絞った。
そしてそれを買うべくチェンマイの店を見て回ったのだが……実はここからが大変であった。
ASUSのスマホは、チェンマイでは数店舗のみ取扱い?
これまで使っていたASUS Zenfone2はエアポートプラザの中にある携帯ショップで購入したので、まずはそこに行ってみることにした。
が、着いてみると店はあったのだがスマートフォンはすっかりなくなってGoPro(アクションカメラ)とかぜんぜん別のジャンルの商品ばかりが置かれていた。
店名は以前のまま「**Phone」だったのだが(笑)
普段はこのようなショッピングモールに来る機会が少なく、来たとしても携帯電話ショップを見ることはまずないのでぜんぜん気づかなかったのだが、今回いくつかの店舗を見るとやはり自分が買いたくない企業のものばかりが売られていた。
っていうか、電話機を売る店自体が減っているような気がしたのだが、どうだろうか?
その後、エアポートプラザと並ぶもうひとつの高級ショッピングモールのセンタン(セントラル)フェスティバルにも行ってみたのだがやはり同様で、おめあての機種はおろかASUSのスマホすらぜんぜん見つけることができなかった。
並行して見ていたオンラインショップのLAZADAでは多数のショップが扱っていたので、最悪そっちで買うかなあ、とか思っていたところ、こうした状況をつぶやいていたSNSのフォロワーさんから「ビッグCエクストラに入っているショップにありますよ」というありがたい情報をいただいた。
できることならネット通販ではなくチェンマイの実店舗で買いたかった(セッティングとかがひとりで無事にできるか不安)ので、早速翌日に行ってみることにした。
ビッグCエクストラに行ってみたが……
教えていただいた、チェンマイ市内北東部のサーンデク交差点近くにあるビッグCエクストラに行ったところ、すぐに店は見つかった。
写真では見えないが、OPPOのショーケースの奥に小さくASUSの名前の入ったプレートが置かれている。
そこに近づくと、確かにASUSのスマートフォンが3~4台ディスプレイされていた。
「Zenfone 5zはありますか?」と店員にたずねると、男性の店員は「ちょっと待ってください」と言ってショーケースとその下の収納スペースを確認すると「Zenfone 5zはないですね」と答えた。
店に行っていろいろなスマートフォンを眺めて比較することもせずいきなり質問したからだろう、店員が「Zenfone 5zがほしいんですか?」と聞いてきた。
「はい、そうなんです」と答えると、店員は「ハーンドーンのビッグCにも店があって、そちらに在庫があるかもしれないから電話で問い合わせてみます」と言う。
すぐに店員が電話をかけ、しばらく話をしていたかと思うと「向こうの店に在庫があるそうなので、今から届けてもらいます。30~40分くらいかかると思うので、届いたら電話しますから番号を教えてください。その間、スーパーで買い物するかその辺の店でコーヒーでも飲んでいてください」と言う。
「おお~っ、それはすばらしい!ぜひお願いします!!」と言い、携帯電話番号を渡してすぐそばにあるカフェでコーヒーを飲みながら時間をつぶすことにした。
そして15分か20分した頃だろうか、スマホの呼び出し音が鳴った。
「もうハーンドーンから商品が届いたのかな。ずいぶん早かったな」と思いながら電話を取ると先ほどの男性店員からで「すみません、商品の在庫はやっぱりありませんでした。なので売ることはできません」と言う。
「え~っ、さっきの会話は何だったの!?」と思ったが、そう言われてしまったら返す言葉がない。
「わかりました。しょうがないですね」と言って電話を切った。
いわゆる「タイあるある」っていうやつだ _| ̄|○
すっかり期待していた分、かなわなかった時の失望はより大きい。
もしかしたら、向こうが届けるのを面倒くさがって「やっぱり在庫なかった」とか言い出したのかとも考え、このままビッグCのハーンドーン店まで行ってみようかとも思ったのだが、何事も焦って行動してもあまりいい結果を生むことはないので、行くとしても明日以降にしようと思いこの日は家に戻った。
で、家に着いて少し落ち着いたころに、再びスマートフォンの呼び出し音が鳴ったのだった。
意外なオファー
かかってきた番号は住所録にも登録のないもので、どうせまたどこかのセールスか何かだろうと思って出てみたら男性の声で「さっき、ビッグCエクストラでASUSのZenfone 5zを買おうとしましたか?」と言う。
「いったいお前は誰だ?」と思ったのだが「はい、そうです」と答えたところ、「あなたが欲しいと思っている機種は、サハパーニットに在庫があります」と言う。
サハパーニット、サハパーニット……
「どこかで聞いたことがあるなあ」と思ってちょっと黙っていたら、「場所はわかりますか?クワンシン交差点から少し北に行った右側です」と向こうから言ってきたので思い出した。
かなり以前、お友達がバイクを買いたいというので付き添って見に行ったことがある店だ。
「あそこでスマートフォンなんて売ってたかな?」と思ったのだが、向こうがそう言うので「ありがとうございます。では明日の午後にでも行くことにします」と答えて電話を切った。
最初は明日はハーンドーンのビッグCに行こうと思っていたのだが、誰かわからないけどこうして連絡があったということは何かの縁だろう、と勝手に解釈することにして、翌日サハパーニットへと出かけた。
サハパーニットでついにZenfone 5zを入手!
謎の電話で自分がほしいスマートフォン、Zenfone 5zがあるとわかったサハパーニットは、上記の通りクワンシン交差点からファーン方面に向かう国道107号線を少しだけ北上したところにある。
メーリム方面に住んでいる人ならアクセスしやすいのだろうが、自分が今住んでいる家のあるエリアからだとチェンマイ市内をはさんでまるっきり反対側、以前住んでいた家からでもスーパーハイウェイを越えていかなければならないため、まったく行く機会のなかった店だ。
市内から行くと、ちょうど店の真ん前でUターンできるようになっている。
以前バイクを見に行った時にはぜんぜん気がつかなかったのだが、その並びに家電製品を扱っていると思われる別の建物があった。
適当な場所に車を停め、ガラス扉を押して開け、中に入って見てビックリした。
ものすごく広い!
ここと同じように、自動車やバイク、家電をひとまとめにして扱う店としては、エアポート交差点の近くにあるニヨムパーニットという店が有名なのだが、それよりはるかに広い。
っていうか、これまで家電製品を買う時によく利用していたお濠の南辺中央付近にある有名店サヤームTVよりももしかしたら広いのではないだろうか。
商品のディスプレイもきれいにされており、店員が何人も忙しそうに働いていた。
スマートフォンの売り場は、店の一番奥にあった。
ASUSのショーケースも、ビッグCエクストラの店とは比較にならないくらい大きい
中にいた店員の女性に「Zenfone 5zはありますか?」と聞くと「ちょっと待っててください」と言って、誰かに電話をした。
ほんの1~2分で、男性が現れた。
もう一度「Zenfone 5zはありますか?」と聞くと、男性は「昨日、私が電話したのはあなたですか?」と言う。
「え~っ、電話してきたのはこの人だったのか!?」とビックリして経緯を聞くと、昨日ビッグCエクストラの店員からZenfone 5zの在庫があるか問い合わせがあり、「あるよ」と答えたところ、「ほしがっている人がいるから、連絡してみたら」と言われ電話番号を教えられたのだという。
もしかしたら、店員が自分に連絡した後でこの男性に電話したのかもしれない。
日本だったら、電話番号は個人情報だから云々とかでこういうことはできないのだろうが、ここはチェンマイ(タイ)。
ややこしいことはたぶん誰も言わないので、日本よりもはるかに便利なのだ。
で、さらに少し話をするとこの男性は店の従業員ではなくASUSの社員なのだという。
普段はここに常駐しつつ、営業でASUS製品(スマートフォン以外にパソコンとかもある)を置いてくれている店や正規サービスセンターなどを回っているのだそうだ。
ならば話は早い。
さっそく買うことにすると、男性もチャチャチャッとセッティングを始め、あっという間に購入完了だ。
ちなみに値段は15,990THB(今のレートで約55,324JPY)。
3年前に買ったZenfone2が11,000THB、今チェンマイで大々的に販売されているSamsungのNote9やS9+が3万THB以上していることを考えると、すごくお買い得だ。
大きさは両機種でほとんど変わらないが、液晶画面自体は2が5.5インチ、5zが6.2インチとかなり大きくなっている。
そして、画面の大きさもさることながら液晶の画質もぜんぜんきれいになっていた。
Zenfone 5zはSIMカードが2枚刺せる。
この前に使っていたZenfone2もそうだったのだが、やはりSIMカードは2枚使えたほうが何かと便利だ。
そして、使い始めてから驚いたのだが、理由はわからないがサブのほうに刺しているDTACのチャージ金額の減りが機種を変えたら格段に遅くなった!
無駄な通信をしていないということなのだろうか?
まったく考えもしなかったことだが、これはうれしい誤算であった。
無事にセッティングも完了して、はいこれで終了と思ったらプレゼントをくれた。
ケースは、このあとLAZADAで液晶フィルムとともに新しいものを買ったので今は使っていないが、それが届くまでの当座をしのぐうえでは役に立った。
しかし、自撮りとかはしないのでアクセサリーは家に置いたまま、デイパックも使わないので知り合いのタイ人の息子にあげてしまった。
今は、家電製品とかもすっかり揃ってしまっていて何か新しいものを買う予定はないのだが、今回の一件でサハパーニットをすっかり気に入ってしまったので、もし何か必要になったら真っ先にのぞいてみようと思う。
しかし、やっぱりスマートフォンも進歩が激しいので新しいとぜんぜんいいね。
AIとかを搭載していて、料理にカメラを向けると勝手に料理モードに切り替わるし、撮影モードも標準と広角を備えている。
そのほか書くとキリがないが「こんなに進んでるんだ!」と驚くことが最初のうちは続出であった。
前の機種は3年半ほど使用したので、今回購入したこのASUS Zenfone5zもそれと同じかさらに長く使いたいものだが、果たして次に買い換える時には、ASUSのスマートフォンを売っているところがチェンマイには残っているだろうか、正直言ってかなり不安に感じてしまった今回のできごとだった。
っていうか、自分がチェンマイにいるかどうかもわからないが(^^;
タイ暮らしが決まったら、日本の不用品は売ってしまいましょう!
コメント
Zenfoneの店を探して当ブログに辿り着きました。Zenfone好きでバーンナーンも知っているとは私と共通点が多く驚きました。私はZenfone5ZではなくZenfone5ですが、とてもいいですよ。確かにタイでは中華スマホに押されてASUSの店舗販売が少なくなったので苦労しています。中古の買取り価格も下がりましたしね。ブログにあった店舗、参考にさせていただきます。
水連さん、コメントありがとうございます。
記事に書いた通り私はZenfone2から乗り換えたのですが、本当にいいですね(^^)
これに換えたおかげで、デジカメを完全に持ち歩かなくなりました。
サハパーニットは、私が知る限りAsus製品の品揃えはチェンマイ市内でも断トツだと思いますので、もし何かご購入でした行ってみて損はないと思いますよ。