スワンナプーム空港直結で乗り継ぎに最適の高級ホテル
タイの首都バンコクのスワンナプーム空港で乗り継ぎのために1泊する場合の大きな選択肢としては以下の3つがあり、どれも一長一短がある。
バンコク市内のホテル
時間と体力に余裕がある人向け。
最大のメリットは普通に街を歩いたり食事したりできることだ。
逆にデメリットは、スワンナプーム空港から距離があるので乗り継ぎ時間が短いとホテルでゆっくり休養できないし、渋滞に巻き込まれたりして飛行機に乗り遅れたりする心配があることだろうか。
空港周辺の乗り継ぎ用ホテル
スワンナプーム空港の周辺に、主にタイ人向けのアパートを改造した乗り継ぎ用のホテルがたくさんある。
空港から車で15分ほどしか離れていないので、ホテルで休む時間を長くとれるし値段的にもお手頃なところが多い。
ほとんどのホテルが周囲に何もないような場所(空港一帯は元々は湿地帯)にあるので、外出や買い物などができないことがデメリットだろうか。
空港直結のホテル(今回紹介)
スワンナプーム空港には、ターミナル直結の乗り継ぎ用高級ホテルがある(ほかにも通路にカプセルをただ並べただけのような格安宿泊施設もあるが個人的にはおすすめしない)。
それが今回紹介する「ノボテルバンコクスワンナプームエアポートホテル」だ。
一番のメリットは移動の必要がほとんどないことで、到着後すぐに身体を休めることができる(滞在はチェックインから24時間可能)。
乗り継ぎ専用なのでそういう客向けのレストランなど、短時間の滞在でも不便なく過ごせるようになっているのも助かる。
逆にデメリットは、世界中どこの空港直結ホテルでもそうだが宿泊代が割高なことだ。
空港からの行き方……シャトルバスがおすすめ
「ノボテルバンコクスワンナプームエアポートホテル」は、上記の通りスワンナプーム空港に直結している。
住所:999 Suvarnabhumi Nongprue T.Nong Prue A.Bang Phli C.Samut Prakan
TEL:02-1311111
WEBSITE:https://all.accor.com/hotel/6183/index.ja.shtml
空港からホテルへの行き方としては、ワンボックスカーを利用したシャトルバスと徒歩がある。
後述の通り徒歩は人気のまったくない地下通路を歩いたりするので、シャトルバスが圧倒的におすすめだ。
シャトルバスは4番ドア脇の専用カウンターへ
「ノボテルバンコクスワンナプームエアポートホテル」は空港周辺の乗り継ぎ用ホテルと違ってシャトルバスを常駐させており、専用カウンターを設置してすぐに移動できる体制を整えている。
ちなみに、空港周辺の安ホテルだと車が来るまで20分くらいは待たされるのが普通だ。
スワンナプーム空港に到着、一般エリアに出たら4番ドアをめざそう。
そのすぐ脇にホテルのカウンターブースがありスタッフが座っている。
予約をしていることを告げると、スタッフが立ち上がってシャトルバスまで案内してくれる。
といってもドアを出て10mほど直進するだけだが。
空港直結なので、シャトルバスに乗るといってもターミナルの建物をグルッと約1周するだけのほんの2~3分で到着だ。
ホテルの入口に着くと、ベルボーイが荷物を車から降ろしてカートに積んでくれる。
荷物は宿泊客自身とは別に部屋に運び込まれる。
さすがに高級ホテルだ。
ホテルの建物に入ると、正面に島のように独立したチェックインカウンターが見えるだろう。
徒歩は途中人気のないところも
スワンナプーム空港1階到着ロビーからホテルへはおよそ7~8分だろうか。
途中にはアップダウンもある(エスカレーターかエレベーターはある)のでスーツケースを持っていたりすれば10分くらいかかるかもしれない。
徒歩でアクセスする場合は、まずはエアポートレールリンク(ARL)の駅を目指そう。
右の端に小さく「Airport Hotel」の文字とベッドのイラストがあるのがわかるだろう。
タクシー乗り場のあるフロアを通過して最下階へと降りると、案内看板が駅とホテルに分かれるようになる。
エアポートレールリンク(ARL)のスワンナプーム空港駅は右手にあり、コンコースに入るとすぐに「←エアポートホテル」と書かれた案内看板が見えて来る。
この看板にしたがうと、多くの人が向かうチケット売り場と改札がある方向ではなく切符売り場の裏を進むような形で通路が続いている。
ここからは、ほぼ一直線だ。
最初のうちは商店やカプセルホテルがあったりするが徐々にガラ~ンとして歩いている人もほとんどいなくなる。
道は途中曲がってはいるがずっと案内が出ているので迷うようなことはない。
行く先は薄暗くなり、まったく静まり返った無機質な通路を曲がりながら進み「まだ着かないのかなあ」と不安を感じ始めるころに、ホテルへのエスカレーターにたどり着く。
エスカレーターで地上に出た目の前には、ホテルへのガラス扉がある。
ようやく到着だ。
入ったところはロビーだが、チェックインカウンターはまっすぐ進んだ先にある。
突きあたりがシャトルバスが到着する正面玄関になっており、カウンターはそちらを向いているので歩いていても見えては来ないかも。
チェックイン後に買い物などでスワンナプーム空港に向かう場合は上記の逆を進めばいい。
ホテルの裏口には、空港(駅)への案内ボードが出ている。
ステイは24時間制、高級ホテルと同等の客室
乗り継ぎ専用の「ノボテルバンコクスワンナプームエアポートホテル」は、通常のホテルと異なり「24時間フレキシチェックイン&アウト」制というものを敷いている。
チェックインしてから24時間の滞在が可能なので、例えば深夜に到着して翌日の午後の便でタイを離れる、というような場合でもチェックアウト時刻を気にすることなくステイできるのは非常に助かる。
ホテル内は、いつ行ってもシンとしている。
うるさい団体ツアー客とかが泊まるには値段が高すぎるのだと思う。
客室に入ってすぐのところにあるクローゼットには、バスローブや使い捨てではないワッフル生地のスリッパ(もちろん真っ白できれい)、セーフティーボックスなどが備えつけられているが短時間の滞在だと使ってる時間もないかも。
部屋自体はかなり余裕のある広さだ。
チェアとテーブルに大きめのライティングデスクなど、高級ホテルとほぼ同等だ。
スーツケースなどの荷物は、ポーターが部屋に来た時にここに置いてくれるだろう。
場所が場所なので窓からの眺望は開けないが、建物がロの字型で中央部分が庭になっているので緑は眺めることができて気持ちがよい。
部屋によっては空港ターミナルビルがよく見えることがあり、空港(飛行機)マニアにはうれしいいかも。
テレビや冷蔵庫、置かれている無料の飲物系などはごく普通。
どうしても何かが必要なら、歩いて空港まで行きコンビニとかで買うといい(空港到着時、ホテルのシャトルバスに乗る前に寄っておけばなおよし。シャトルバスカウンター近くにローソンがありおにぎりなども売っている)。
バスルームは、シャワーブースが独立したタイプだ。
バスタブからは室内が見えるようになっている。
一時期、このクラスの高級ホテルで流行ったよね。
もちろん目隠しのスクリーンはある。
アメニティには歯ブラシセットが含まれている。
残念ながらヒゲソリはないが、タイのホテルのヒゲソリはついていたとしてもひどく切れ味が悪いので必要なら持参したほうがいいと思う。
余談だが、クリスマス(12月25日)に宿泊した時にはチョコレートの入った靴下が部屋に置かれていた。
また、それ以外の時も理由はわからないがウエルカムフルーツとタイスイーツが置かれていることもあった。
それほど頻繁に利用するわけではないのだが、こういうサービスはうれしいものだ。
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1階にはいくつものレストランやお土産物店
1階のロビーには、24時間営業のビュッフェレストランや和食の店など5つの飲食店がある。
なので、真夜中に食事となったとしてもまったく困ることはない。
おそらくここの旗艦店だろう、ビュッフェレストランはいつ見ても混みあってる。
もちろんルームサービスもあるのでそちらを利用してもよい。
また、ここで最後の買い物、という人もいるのだろうお土産物屋も並んでいる。
おそらく相当いい値段がついているだろうが、興味のある人はのぞいてみるといいだろう。
荷物ピックアップが遅い。早めにチェックアウトを
空港直結のメリットを特に強く感じることができるのは、朝早い便を利用する時だ。
もちろんホテルにもシャトルバスのワンボックスカーが常時待機しているので、チェックアウトを済ませればすぐに乗り込んで空港に向かうことができる。
ところが、自分がチェックアウトのため荷物のピックアップに来るよう電話してもなかなかポーターが来ないことが複数回あった。
一番ひどい時は依頼してからポーターがやって来るまで20分もかかった。
おそらく電話が重なって仕事が追いつかないのだろうが、頻発するならもう少しポーターを増員するとか何か改善策を講じたほうがいいのではないだろうか。
とはいえ客に出来るのことは自衛だけなので、自分はいつも余裕を持ってチェックアウトするよう心がけている。
本末転倒な気もするが、空港直結のホテルに泊まって飛行機のチェックインに間に合うかどうかヤキモキするとかはいやなので。
ー***-
自分は一時帰国やタイ国外を旅行する時にバンコクで1泊乗り継ぎすることが多い。
フランス系ホテルチェーンのアコーグループが経営するブランド「ノボテル」は主に中級クラスのホテルに対して使われている(最上級はソフィテル)が、空港直結というメリットを独占しているからか、値段的にはかなり強気の設定でさすがに毎回泊まるというわけにはいかない。
普段自分が使っているのは空港から車で10分ほどのところにある「ライラックリラックスレジデンス」で、本当にただ寝るだけでタイのアパートを転用した経済的ホテルでも平気ならおすすめだ。
だが、例えば長時間のフライトで夜遅くに着くのでバスタブにゆっくり浸かっていいベッドでぐっすり休みたいとか、翌朝早い便に乗るが前泊してエアポートレールリンク(ARL)に乗って市内に行きお友達と会食して夜遅くにまた戻って来る、などという場合にはもっぱらこの「ノボテルバンコクスワンナプームエアポートホテル」を利用している。
どちらがいいとか悪いとかいう話ではなく、うまく使い分けるのがいいと思う。
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