国際線チェックインも可能になったチェンマイ空港
今回の一時帰国では、チェンマイからバンコクまでをWE(タイスマイル航空)、バンコクから成田までをTG(タイ国際航空)で予約していた。
チケット購入時点ではコロナ禍以前のようなチェンマイ空港でのスルーチェックイン(両区間のボーディングパスを発券し出国手続きを行う。預け入れ荷物は日本の到着空港で受け取り)はできなくなっており、スワンナプーム空港でのチェックインや出国手続きなどに時間がかかることを想定して1年前と同様WE111便とTG642便をそれぞれ別に予約した。
スワンナプーム空港で4~5時間のアイドルタイムがあるが、暇を持て余してどうしようもない、というほどの長時間でもなくまあガマンできる範囲内だ。
当日はいつものように出発予定時刻の1時間半ほど前にチェンマイ空港に着き、国内線ターミナルのタイスマイル航空のチェックインカウンターに行く。
今回は、3席の真ん中を空席にした「なんちゃってビジネスクラス」とでも言うべきスマイルプラスクラスでのフライトなので、専用カウンターへ。
バンコクから成田への便の分と合わせてホチキス止めしていたE-チケットを出すと、カウンターの女性が「チェンマイでスルーチェックインもできますが、もし希望でしたら国際線ターミナルのほうに行ってください」と言う。
聞くと、何と今日からスルーチェックインが再開されたのだそうだ。
一瞬考えたが、スルーにしてしまうと6時間以上スワンナプーム空港の制限エリア内で過ごさなくてはならない(日本行きの便もビジネスクラスなのでラウンジに滞在可能だが)し、スワンナプーム空港の無料アテンドサービスをすでに予約していたので「ありがとうございます。乗り継ぎ時間が長いので、今回はスルーチェックインは利用しません」と答え、バンコクまでの搭乗手続きをしてもらった。
ボーディングパスを受け取りすぐそばにあるカウンターで預け入れ荷物をリリースして身軽になると、また時間があったので国際線ターミナルへ今日再開したというインターナショナルチェックインの様子を見に行ってみた。
確かに、去年は手前の通路に柵が置かれ閉鎖、真っ暗になっていた国際線ターミナルに煌々と照明が点り、タイスマイル航空のチェックインカウンターがオープンしていた。
もっとも、利用している人はゼロだったが。
ともあれ、スワンナプーム空港で国際線のチェックインと出国手続きをせずに済むようになったというのは、地方空港から日本に戻る自分のような人間にとってはとてもうれしいことだ。
国際線ターミナルから2階に上がり国内線ターミナルに戻り、セキュリティーチェックを通過して出発までの時間をタイ国際航空(TG)のロイヤルオーキッドラウンジでゆったりと過ごした。
スワンナプーム行きはマスク以外ほぼ平時
コロナ禍以前なら30分遅れとか当たり前だったボーディングも、便数が減っているからだろうかほぼ定時にアナウンスがあった。
自分は最前列なので、ほぼ最後に乗り込むことにした。
機内は、ザッと見回したところ8割程度の搭乗率だろうか。
乗客、キャビンアテンダントともにマスクを着用している以外は、ほぼコロナ禍以前に戻った感じだ。
スマイルプラスクラスは3席の真ん中を空席にしただけなのだが、それでも隣に人がいないというだけでぜんぜん違う。
席について外を眺める間もなく、搭乗したWE111便は定刻よりも若干早くゲートを離れバンコクへと向かった。
この日のフライトは順調そのもので、予定時刻より15分くらい早くバンコクのスワンナプーム空港に着陸した。
写真を撮り忘れてしまったのだが、降機の前にゲーンパネーンのラップトルティーヤと紙パックのジュース、飲料水の入った紙袋を手渡された。
今回は食べなかったので味のほうはわからないが、タイスマイル航空はコロナ禍前からこのスタイルで飲食物を渡される。
TGチェックインの確認は陰性証明書のみ
スワンナプーム空港に着きゲートを出ると、アテンドサービスのスタッフが自分の名前を書いたボードを持って立っていた。
挨拶を済ませるとスタッフが「日本行きの便の搭乗時間まではまだ7時間くらいありますが、TG(タイ国際航空)に話をしてすぐにチェックインできるように手配しましたので、その後出国手続き、ラウンジまでご案内しますね」と言う。
サービスを予約した時には国内線ターミナルの一般エリアに出たらいったん別れ、時間を決めて再度スタッフと落ち合って日本行きの国際線チェックイン、ということになっていたので2~3時間は3階のレストラン街で過ごそうかと思っていたのだが、これは助かる。
預け入れ荷物受け取りカウンターに行くとカートを用意した別のスタッフがいて、自分の荷物をピックアップすると一気に4階の出発フロアへ。
1年前のTG(タイ国際航空)は、Aブロックのみを使ってチェックイン手続きを行っていて、ロイヤルシルク(ビジネス)クラス用に2つのカウンターを用意していただけだったがやはり便数が増えているのだろう、このブロックはロイヤルシルク(ビジネス)クラス専用に変わってカウンターもきれいになっていた。
夜便のTG(タイ国際航空)のチェックインカウンターはかなり混みあっているので早めに行ったほうがいいと聞いていたのだが、この時間(17時過ぎ)はフライトがないのか誰も手続きをしていなかった。
アテンドサービスのスタッフが暇そうにしていたカウンターの職員に声をかけ、チェックイン手続きを済ませる。
1年前は書類のチェックがかなり厳格で、チェックインにも時間がかかったのだが今回は唯一PCR検査の陰性証明書を見せるよう言われただけで、ほかはまったく普段と変わりなかった。
ものの2~3分で搭乗券とラウンジのインビテーションカードが手渡され、すぐ脇にある事実上のTG(タイ国際航空)の上級クラス搭乗客専用ファストトラックで手荷物検査と出国手続きを済ませ、ラウンジへと向かった。
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