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【コロナ禍での帰チェン(2)】ジップエアでバンコクへ。タイ入国手続きは30分で完了

コロナ禍で人がまったくいないスワンナプーム空港 コロナ禍
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この記事は、ガネッシュが2022年2月にタイに入国するにあたって実際に経験したことなどをまとめたものです。その正確性などについて、いかなる保証をするものでもありません。
コロナ禍におけるタイ入国のために必要な書類や手続きは頻繁に変更されますので、最新情報をご自身で確認されることを強くおすすめします

成田空港は1年前に比べると活気が戻っていた

プロフィール」にも記している通り、自分は2013年からチェンマイで暮らしていた。

が、高齢の父が倒れ2021年6月に急きょ日本に一時帰国することになった。

日本に戻ってからは父の介護をしつつ暮らしていたのだが、チェンマイで借りている一軒家の自宅や所有している自動車、スクーターなどの面倒をいつまでもお友達に見てもらい続けるわけにもいかないので、諸々の手続きを済ませ2022年2月初め再びタイに入国した。

今回の帰チェンでは、ジップエアを利用した。

ほぼ1年前の2021年1月にも帰チェンする時に利用しており、今回が2度目の搭乗だ。

ジップエアはJAL傘下のLCC(格安航空会社)で2019年2月に設立、2021年1月から成田→バンコクへの旅客便を開始した。

バンコク・スワンナプーム行きは16時50分の出発なので当日は午前中いっぱい自宅で過ごしてから自動車で成田空港に向かう。

ジップエアはLCCではあるが、使っているのは第1ターミナルだ。

コロナ禍なので、駐車場もターミナル内もガラガラだった。

ジップエアのチェックインカウンターも手続きをしているのは数人のみだ。

成田空港のジップエアのチェックインカウンター

1年前はタイ入国に必要な書類をひとつひとつチェックするため手続きに非常に時間がかかっていたが、「タイランドパス」という入国申請システムが導入されほとんどの書類はそちらで確認済みのため、ここではEチケットと申請が受理・発行されたQRコードつきのタイランドパス、搭乗72時間前までに発行されたPCR検査の陰性証明書を提出するだけで、平時と所要時間はほとんど変わらなかった。

唯一異なっていたのは、搭乗券と一緒に「バンコクに着くまでに記入しておいてください」と書面を1点渡されたことだ。

成田空港で渡されたコロナ禍でタイ入国に必要な申請書類

どうやら、「TEST&GO」かAQ(1週間隔離)かなどタイ入国後の隔離スキームを記入・申請する書類のようだ。

チェックインが終わると手荷物検査場、出国手続きと平時とまったく同じだった。

1年前は7-11以外すべての店が閉まっており人もほとんど歩いていなかった制限エリア内は、少し活気が戻って来ていた。

コロナ禍の成田空港国際線ターミナルの制限エリア

どこに行くのか知らないが搭乗客も結構歩いているし、ブランドショップやお土産物を扱う店もかなりの数が営業していた。

コロナ禍前と比べればまだまだだが、やっぱりにぎわいが戻っているとうれしくなる。

ジップエアのフルフラットは自分ひとりの貸し切り

出国手続きが済むとラウンジでしばし時間をつぶしてから、搭乗時間ギリギリに搭乗ゲートに向かった。

この日のZG051便の搭乗ゲートの周囲は電気も薄暗くなっていて何となく寂しい感じ。

成田空港のジップエアの搭乗ゲート

搭乗待ちの人もまばらで、自分は少し離れた場所でポツンと座って搭乗の案内を待ったが5分もしないうちにアナウンス。

1年前は手伝いの必要な人や子供連れなどの優先搭乗の案内があったが、この日はそういう人がいないとわかっているからかいきなり全員ゲートへどうぞ、と言っていた。

搭乗口を通過し飛行機に向かうと、普通席とフルフラット搭乗客用の入口は分かれていた。

成田空港のジップエアの搭乗ブリッジ

LCCにしては機材が大きいので、ボーディングブリッジは2つに分けているのだろう。

これだけ乗客が少ないと、ほとんど意味はないだろうが。

機内への入口でCAさんの出迎えを受けてシートへと向かう。

ジップエアZG051便のフルフラットのキャビン

席の上の棚に手荷物をしまったりしていたらCAさんが来たので挨拶をしたら「今日のフルフラットはお客様おひとりだけですので、ゆっくりおくつろぎください」と言う。

1年前ですら3人乗っていたので、これにはビックリ。

おそらく「TEST&GO」申請が再開されて間もないので多くの人は間に合わないタイミングだったのだろうが、ロサンゼルスからの便との乗り継ぎも2022年2月から可能になったので、この先はこんなことはないだろう。

ついでに聞いてみたら、この日の搭乗客は自分を入れて全部で17人とのこと。

こんな人数でもちゃんと飛ばしてくれるのは本当にありがたい。

ジップエアは、JALのおさがりのボーイング787-8型機(ドリーライナー)を使用している。

フルフラットのシートもベースはおそらくJALのものだろう。

ジップエアZG051便のフルフラットのシート概観

ただし、重量を少しでも軽くするため通常は前の座席の背もたれカバーに装備されているモニターもない。

ジップエアZG051便のフルフラットのシートの前方

オーディオ設備もないのでコントローラーがなく、唯一あるのはタッチ式のシンプルなシートコントローラーだけだ。

ジップエアZG051便のフルフラットのシートコントローラー

さすがに、コンセントやUSB端子はヘッドレストの脇あたりに用意されているが。

搭乗機は、ほぼ定刻に成田空港を離陸した。

水平飛行に移ってしばらくすると、フライトを予約する時にセットとして購入していたアメニティが配られた。

ジップエアZG051便で購入したアメニティ

中にはブランケット、スリッパ、ネックピローに耳栓が入っていた。

ジップエアZG051便で購入したスリッパ
ジップエアZG051便で購入したブランケット

ブランケットをかけて足を伸ばすとようやく落ち着いた。

ジップエアZG051便でブランケットを身体にかける

レガシーキャリアのビジネスクラスならあらかじめ席の上にブランケットが置かれていて、すぐに足を伸ばしてくつろぐことができるのだが、LCCではさすがにそういうわけにはいかない。

まあ、値段を考えれば仕方がないのだが……

モニターもないので飛んでいる間のエンターテインメントはあらかじめパソコンなどに取り込んでおいて見ることになるが、ジップエアではインターネット接続が無料で用意されている。

接続できるサイトに制限はあるが、多少のエンターテインメント系コンテンツも用意されているようだ。

自分は見なかったので内容はよくわからないが。

また、フライトマップを見たり飲食物を購入したりするにはこの無料インターネットに自分のスマホやパソコンをつないでそこから行うことになる。

ジップエアの機内インターネットのトップ画面

ジップエアはLCCなので、基本的に食事は事前予約が必要だ。

この日は「鶏そぼろ丼」をオーダーしておいた。

ジップエアZG051便で購入した機内食全景
ジップエアZG051便で購入した鶏そぼろ丼

レガシーキャリアだとどうしても食べ過ぎ飲み過ぎでフォアグラ状態になってしまうし、ラウンジで多少スナックなどをつまんでいるのでこれでも十分だと思う。

しばらくすると機内の照明も落とされ、シートをフルフラットにして目をつぶっていたらいつのまにか寝てしまい、目がさめたらもうすでにラオスとタイの国境上空付近まで飛んでいた。

特別なチェックは一カ所のみ。30分ほどで外に出る

ジップエアZG051便のバンコク・スワンナプーム到着予定時刻は22時10分だが、この日は30分ほど早着で21時40分くらいにゲートに着いた。

1年前にスワンナプーム空港に到着した時は、飛行機を出ると防護服に身を包んだ職員がいて同じ便の搭乗客はひとまとめにされて先へと案内されたのだが、今回はそういったアテンドもなく一人で勝手にずんずんイミグレーション方向へと進んで行く。

これも過去同様、途中にずらりとイスの並べられた一角があったが素通りだ。

スワンナプーム空港の新型コロナウイルス対策用のイス

そのイスを横目に見ながらさらに進んで行くと、防護服に身を包んだ係員がいて手招きしていた。

そこは「Thailand Pass」と天井付近に大きく書かれたゲートのようになっていた。

ここで諸々のチェックをするようだ。

係員は置いてあるイスに座ってパスポートとタイランドパス(自分は日本でプリントアウトしておいた)、ホテルの予約票、PCR検査の陰性証明書を出すように言った。

それらを確認すると、その一式の書類をそのまま持って先に進むよう指示する。

目の前には順番や列を乱さぬよう通路が作られており、そのすぐ先に小さなカウンターがいくつも作られていた。

そのうちのひとつに案内され、係員から先ほどチェックされた書類を再び出すように言われたので渡すと、今度はタイランドパスのQRコードをスマホで読み込んだりして細かくチェックしているようだった。

が、それもほんの1~2分で終わり「OKです。先に進んでください」と言われカウンターエリアを通り過ぎるとそこから先はもう平時と同じスワンナプーム空港のイミグレーションへの通路になっていた。

前回はここまでで3か所ほどのチェックポイントがあり検温も複数回されたが、かなり効率化が進んでいて検温もなくなっていた。

さすが観光立国のタイ、このあたりは「インバウンド産業は大切」とか口では言うもののまったく顧客(入国客)満足など考えていない日本とは大違いだと思う。

少し進むとイミグレで入国手続きだ。

自分はファストトラックを利用したので普通のイミグレーションがどうなのかはわかならいが、おそらくここは平時と変わらないと思う。

係官からパスポートを返却してもらうと、前回は搭乗便の預け入れ荷物が出て来るターンテーブルにしか行けないようになっていたが、今回はそういった制限もなくジップエアのターンテーブルへと向かった。

そこではもうすでに預け入れた荷物が回っていて、それを受け取ると一般エリアへの出口へと向かうだけだ。

去年は到着ロビーに出ると係員がいてホテル名を確認し、迎えの車まで案内してくれたのだが、今はホテル名を掲げたカウンターがズラリと並んでいた。

スワンナプーム空港到着ロビーの隔離ホテルのカウンター

普通なら泊まるホテルを探してカウンターにいる職員に話をしてから車まで行くのだろうが、自分は制限エリアからエスコートのスタッフがずっと付いてくれていたのでカウンターには立ち寄らずそのまま外に出て止まっているリムジンに乗った。

スワンナプーム空港の隔離ホテル行きの車

車に乗り込むと、案内してくれたスタッフが車に乗り込んだ自分の写真を撮影した。

おそらく、「間違いなく隔離ホテルに向かう車に乗せました」という証拠にするのだろう。

他の到着便がなかったからだろうか途中の手続きも非常にスムーズで、飛行機を降りてから隔離ホテル行きのリムジンに乗るまで30分ほどしかかからなかった。

まだ、タイ入国が「TEST&GO」の申請受付を再開した直後だったからこのように空いていたのかもしれない。

これからは、フライトもスワンナプーム空港も徐々にコロナ禍以前に戻っていくのではないかと思うし、一日も早くそうなることを願っている。

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コメント

  1. Hana より:

    突然のコメント失礼致します。
    同じ航空会社と隔離ホテルでテストアンドゴーを、考えているものです。
    (Twitterのホテルからのお写真で推測ですが)
    PCR検査の時間と結果が出る時間を教えていただけないでしょうか?
    第一回目は翌朝の朝6時半ごろの予定というのはメールでやりとりして返事をもらえたのですが、結果がわかる時間や五日目については返事が来ず、再びメールして返事を待っていますがまだ連絡が来ず、英語があまりできないため電話をするのを躊躇しております。
    6日目に他の都市に移動を考えているため、同じテストアンドゴーで宿泊された時の時間を教えていただけると大変ありがたいです、よろしくお願いします。

    • Ganesh Ganesh より:

      Hanaさん、はじめまして
      ご推測のホテルに泊まっていました(いずれこのブログでレビューします)が、あんまり対応はよくない気がします。食事はひどいです。
      おたずねの件ですが、1日目も5日目もPCR検査は朝7時から8時の間に来て結果は4時から5時くらいにわかります。また、結果が出たらその日のうちにチェックアウトしないと1泊分料金を余計に取られるのでご注意ください

      • Hana より:

        突然の質問にも関わらずご親切に教えて頂きありがとうございます、また3回もコメントしてしまい失礼いたしました。
        PCR検査の時間教えて頂きありがとうございます。大変参考になります。
        当方の場合は2.3.4日目は他の所に泊まろうと思っていまして、5日目に戻るときに午後にもPCR検査があるのか、もし朝に一回だけなら5日の日の朝に行くのか、5日はまず先に泊まって6日目の朝に検査なのか、詳細が分からず困っておりました。このホテルはメールの返信が遅いのでタイランドパス申請後にホテルからのコンファームを30時間以内にしてくれるのかも危惧しております。ganesh様は問題なく過ごされたようで良かったです。
        まだ渡航まで時間がありますので他のホテル候補にも連絡をとってみたいと思います、お返事ありがとうございました。

        • Ganesh Ganesh より:

          すみません、PCR検査は1日2回で夕方の17時頃にもあるそうです(メールで問い合わせました)
          ただ、その場合の結果はいつ出るのかはわかりません。
          ちなみに、朝の検査で夕方結果を受け取ったら、その日のうちにチェックアウトしないと追加宿泊料金が必要だと言ってました(1200THB)

          • Hana より:

            再び詳しい情報をありがとうございます、なるほど、1日2回検査の時間があるのですか
            。お伺いした時間を考えると病院スタッフが前回の結果を持ってきて、その後にまた別の宿泊客の検査をする形なのだろうかと勝手に推測しております。大変参考になりました、ありがとうございます。
            いつかこのホテルのレビューも記事にされるとのこと、楽しみにしております。
            これから暑くなる季節と思われますがお身体に気をつけてお過ごしください。

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