昼にタラート(市場)で買って来たおかずなどで特にカーオニヨウ(もち米)を食べてしまうと、夜になってもあまりお腹が空かないことが多い。
そんな時は、買い置きのインスタントスープやカップチョーク(米の形のないお粥)で済ませることも多いのだが、やはり健康上よろしくない気がする。
なので、気が向いた時には自宅から500mほどのところにあるミニスーパーのロータス・エクスプレスまでバイクに乗って出かけ、スープセットを買ってきて簡単な自炊(と呼べるレベルでもない)をすることにしている。
こんな感じで材料がパックになっている。
中華風の澄ましスープ「トムチュート・タオフー」だ。
「タオフー」とある通り、豆腐が入っている。
絵でもわかる通り、豆腐といっても玉子豆腐だが。
スープの素もついている。
化学調味料がたっぷり入ってそうで、これはこれで身体にあまりよくない気もするが……
ともあれ、このパックの材料を全部鍋に入れてサッと煮ればできあがりである。
ただ、野菜が中心で火を通すとかなりカサが減ってしまい何となく物足りなく感じる時もあって、食べ終わった後で「すぐそばに売っていた麺を一緒に買ってくればよかったなあ」などと後悔したりするのが玉にキズだ(苦笑)
で、とある日、やはり「今日は少しお腹が空いているから麺も買おうか」などと考えながら冷蔵ショーケースの中を見ていたら、発見した。
コンニャクである。
ひらがなと漢字で「コンニャク」と書かれている。
モキフーズというブランド名が何とも怪しげだが、とりあえず麺のかわりに買ってみることにした。
パッケージを開けてコンニャクを出してみる。
どうやら、イカの切り身に似せているようだ。
後日大型スーパーマーケットに行ってわかったのだが、このコンニャクはほかに小エビや帆立貝に似せたバージョンもある。
タイ人がコンニャクを食べるという話は聞いたことがなかったのだが、こうしてスーパーマーケットで普通に売っているところを見ると、案外定着しているのかもしれない。
パッケージにわざわざ「280グラムでたった40キロカロリー」と書いてあるので、ダイエット食品的な扱いなのだろう。
早速、トムチュートに入れて作ってみた。
一袋を全部入れたら、大きめのラーメンどんぶりにいっぱいになってしまった。
これでは、普通にお腹が空いている時でもとても食べきれない(^^;
幸い、コンニャクは保存がきく(パッケージには製造日から半年の賞味期限になっていた)ようなので、次からは半分くらいに量を減らしてみて、残りは密閉容器に水とともに入れて取っておこうと思う。
しかし、チェンマイでも最近ではいたるところでレストランを見かけるくらい日本食がブームなのは知っているが、コンニャクまでがこうして一般的になっているのには改めて驚かされたのだった。
コメント