チェンマイで長期滞在生活するための手続きに必要となる書類、プロセスなどについては予告なく変更されますので、必ず当該官庁にて最新情報を確認してください。
年に1度のリタイヤメントビザ更新のタイミングがやってきた。
前回の更新は市内東部郊外のプロムナーダ・リゾートモールというショッピングセンターの中にあったイミグレーション・オフィスで行ったが、1日に処理できる人数が少ないため日によっては夜中から並ばないといけなかった。
そのため、自分は「Line Sitter」と呼ばれる番号札を取るエージェントのサービスを利用し、ひとけた台の順番を確保して更新していた。
が、昨年9月24日に元々イミグレーション・オフィスのあったチェンマイ空港のすぐ脇に新庁舎が完成しそちらで業務が行われるようになってから著しい改善が見られ、今では朝から並ぶ必要がないばかりか、午後とかに行ってもあっという間に更新できる、というような話を時々チェックしている英語の掲示板で目にするようになった。
そのため、自分も今回はそういったサービスは利用せず、必要書類を整えてイミグレーション・オフィスに行くことにした。
なお、リタイヤメントビサの更新は、有効期限の1ヶ月前から可能だ。
用意するもの
＊タイでは、手書きする場合は黒色ペンよりも青色ペンを使ったほうがよい。
(1)ビザ延長申請書（TM-7）（原本）
こちらのページのNO.14からダウンロードできる。
2ページ目のサインの下の余白にメールアドレス、または電話番号を書く。
(2)顔写真（4*6cm）
顔写真は、タイ語で「รูบคึ่งตัว（ループクントゥア）」という。
街なかのフジフィルムやコダックの看板を掲げた大きめの写真店ならほぼ間違いなく撮影できるほか、ターペー門近くなら英語で「VISA PHOTO」などと入口に書いてある店もある。
自分が使った店では撮影後15分でできあがり、6枚150THBだった。
(3)パスポート（原本および全ページのコピー1部）
コピーは全ページにサイン。
(4)800,000THB以上残高のある口座の銀行預金通帳（原本および全ページのコピー1部）
今年の3月1日からルールが一部変更になり、ビザ更新には申請日の最低2ヶ月前から許可日まで、かつ許可日以降最低3ヶ月間は800,000THB以上の残高を保持していなければならない。
申請日の当日もしくは前日の日付の残高の記載があったほうがよい。
下記預金残高証明書取得の際に「通帳をアップデイトしてくれ」と言えばその日の日付の残高を印字してくれるはずだ。
コピーは全ページにサイン。
(5)同口座の預金残高証明書（原本）
預金残高証明書は、タイ語で「หนังสือรับรองยอดเงินฝาก（ナンスー・ラップローンヨート・ングンファーク）」という。
Bank Certificateでも通じると思う。
申請日の当日もしくは前日の日付のものが望ましい。
自分が口座を開いているバンコク銀行では、手数料100THBで10分ほどで発行してくれる。
発行にはパスポートと当該の通帳が必要。
(6)TM-30（コピー）
通常は、パスポートの最終ページにホチキス止めされているはずだ。
余白にサイン。
(7)料金（1,900THB）
受付からビザ受領まで
当日はノンビリと午後からでもイミグレーション・オフィスに出向こうかと思っていたのだが、それだと午前中も何となく落ち着かないし、万が一混みあっていてその日は更新できませんでした、なんていうことになったら面倒なので、朝いつも通りの時間に起きてコーヒーを飲み、支度が整った7:30過ぎに自宅を出てイミグレーション・オフィスに向かった。
着いたのは8時少し前だったが、この時間だと自動車用もバイク用も駐車スペースはまだぜんぜん余裕で空いていた。
建物1階の自動ドアを開けて中に入ると正面にインフォメーション・カウンターがあるので、そこで用意してきた書類一式を出して「リタイヤメント・ビザを更新したい」と言ったが、係官（通常受付は学生インターンがやっているが、自分の行った日は正規職員が座っていた）はパスボートのビザの有効期限を確認しただけでほかの書類には目もくれず、番号の書かれた紙をプリントアウトして渡した。
もらった紙にはR＊（数字）と書かれていた。リタイヤメントビザの＊番目ということだろう。
番号はひとケタ、それもかなり若い番号で、今はもう朝から来る人は少ないのかもしれない。
当日の天気が小雨だった、というのもあるかもしれないが。
中にはずら～っとカウンターが並んでいて、その前には待合用のイスが置かれているので、それに座って順番を待つ。
呼び出しは音声（タイ語と英語）で行われるとともに、数か所にある液晶画面に表示される。
Rの呼び出しは、8時を少し回った時間から始まった。
この日は7番と8番カウンターに来るよう呼ばれていたので、2つの窓口で対応しているようだ。
待っているのは、その近くのイスがいいかもしれない。
自分の番号は8:20ごろに呼ばれた。
係官の前に行き、ワイ（合掌）してから用意してきた書類を提出する。
係官はテキパキと処理をこなし、途中で4～5枚の書類を自分の前に出しサインをするように言った後、すぐ脇にあるカメラのほうに横移動するよう指示し、隣に座っていたインターンの女子学生が顔写真を撮影した。
「名前」、「サイン」とかは日本語だったのでちょっとビックリしたが、それだけ日本人（英語もタイ語もできない？）が多いのだろう。
それが終わると、ビザ更新料1,900THBを支払って申請は終了だ。
カウンターの前にいたのは、ものの5分くらいだっただろうか。
この日は空いていたのか、申請が終わった後に係官から「何年タイにいるのか？タイ語はどこで勉強したのか？」など質問を受け（審査とかではなく単なる雑談）、最後に「名前を呼ぶのでしぱらく待つように」と言われた。
この時点で8:30くらいだったが、天気が回復してきたせいもあるのかインフォメーション・カウンターには10人以上の列ができていたので、もし朝にイミグレーション・オフィスに来るなら8時前のほうがいいかも（特に自動車をイミグレ敷地内の駐車場に止めたい人）。
ただ、自分が来た日（木曜日）は9時を過ぎたらリタイヤメントビザのカウンターの待ち人はゼロになったので、そもそも無理して朝早くに来る必要がないように思う（当然、日によって違うだろうが）。
その後40分ほど待つと、カウンターの脇からインターンの女子学生が出てきて名前が呼ばれ、ビザのスタンプが押されたパスポートが返却された。
渡されたパスポートが自分のものか、ビザの有効期限が間違っていないかなどを確認して終了だ。
イミグレーション・オフィスに入ってからパスポートが返却されるまでの所要時間は、1時間20分くらいだった。
なお、イミグレーション・オフィス内にはフリーwi-fiもあるが、利用者が多くなるとダメなのか結構遅くて使いにくい時間帯もあった。
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コメント
去年のことを思い出しました。
走り書きメモを見ますと、10月10日リタイアメントビザ更新の為、新しくなったイミグレに6:20に着きました。
用件別に90日届け出、リエントリー、ビザ更新などの表示板があり、そこに自分の用件の列に並ぶようになっています。90日とリエントリーの列はそこそこ人は並んではいましたが、ビックリするほどではありませんでした。
ビザ更新の列を見るともうそれは笑ってしまうくらい人が並んでいて、もしかして間違いではないかともう一度表示板を確認しました。しかたないのでとりあえず列の最後尾に並びに行きましたが、なんとあの建屋をグルリと周って、正面入口の真反対のあたりでした。
7:30頃から整理券を配りはじめたので、今日中に終わるかなぁと、半ば諦め気味に待ってもらった番号がE13でした。
並んでいる人の殆んどが若い学生のような人達だったのでもしかしたらボランティアビザだったのかなぁ？
移転した直後は、以前同様のんびりとした仕事さばきでしたが、最近は見違えるほどテキパキとやられているみたいです。
10月23日に期限が来ますので来月末に90日届け出と一緒に済ませたいと思っています。
かせい人さん、コメントありがとうございます。
新イミグレもオープン直後は混乱していたのですね～
私の印象ですが、ソンクラーンとかの長い休みの前後でなければそれほど待たされずにビザの更新はできるように感じました。
あと、行くのであれば業務開始前に来ている人の処理が終わる10時ごろとかのほうが待ち時間が少なく済みそうな気がします。
来月の更新がスムーズに終わるといいですね（＾＾）