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旧市街のセラドン焼きショップ「メンライキルン」 奥にある倉庫で掘り出し物を探そう!

ショップ・工芸村
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タイを代表する焼き物「セラドン焼き」

タイのお土産としても人気の高い「セラドン焼き」。

淡い緑色から青緑色をした美しい釉薬と、表面に浮かぶ細かなひび模様が特徴の焼き物だ。

セラドン焼き

セラドン焼きは中国に古くから伝わる青磁の技法をルーツとし、タイではスコータイやシーサッチャナーライ(スコータイの北にある王朝の副王都)などで古くから緑釉の陶器が作られてきた。

上部北タイでもラーンナー王国時代にセラドン焼きの器が作られていたことが知られているが、ビルマとの戦争で都のチェンマイが誰も住まない廃墟になったことなどからその伝統は途切れてしまった。

そのため、現在のチェンマイで作られているセラドン焼きの歴史は比較的新しく、20世紀に過去の技法を取り入れながら再興されたものだ。

釉薬に含まれる鉄分と焼成時の窯の状態によって生み出されるセラドンの美しい緑色は、一口に緑色と言っても淡い翡翠色のようなものから深い青緑色まで色合いはさまざまで、その微妙な違いも大きな魅力のひとつとなっている。

-***-

チェンマイにはセラドン焼きを扱う店がいくつもあるが、今回紹介する「メンライキルン」は当地を代表するセラドンメーカーのひとつ。

比較的手頃な価格の商品も多く、来チェンした友人知人から「セラドンを買いたい」と言われたときにはよくこちらに案内している。

タイ北部陶磁器の歴史文化を取り入れ作陶するセラドン工房

メンライキルンの公式サイトによれば、創業は1973年とそれほど長い歴史があるわけではない。

当初から、セラドン焼きを作陶することを目的とした小さな工場として始まった。

中国で約2000年前に発達したとされる青磁の技法と、タイ北部で作られてきた古い陶磁器から着想を得て伝統的なセラドンを現代に生かすことを目指したそう。

そして「メンライ」という名前は、チェンマイを1296年に建都したラーンナー王国創始者のマンラーイ王にちなんで名付けられている。

つまり、メンライキルンは単にチェンマイでセラドン焼きを売る店ではなく「タイ北部の陶磁器の歴史文化を取り入れて生まれたセラドン工房」ということになる。

日本ではレストランまで展開するサイアムセラドンほどは知られていないかもしれないが、チェンマイでは有名なセラドンメーカーだ。

旧市街南西角近くでアクセスは簡単

店は、旅行者にとって非常に便利な場所にある。

お濠の南西角から内側を走るアーラク通りを北に200mほど進む(一方通行なので車やバイクは北進できない。スワンドーク門から南に進むと約500m)と同通りソイ6という名の路地があるので、そこを入って50mほど進んだ右側になる。

アーラク通り沿いに小さいが看板が出ているので目印にするとよい。

駐車場は、店の敷地内に用意されている。

なおメインの工房はチェンマイの東隣の街サンカムペーンにあるが、そちらの見学対応や商品販売はしていないそうだ。

住所:79/2 Samlarn Soi6,Arak Rd. T.Phrasingh A.Muang
TEL:053-272063、053-814080
WEBSITE:https://mengraikilns.com/

店内ずっと奥にある倉庫内は必見!

店は一般の住宅のようなたたずまいをしておりパッと見にはあまり広くないように感じられるが、実際には後述の倉庫のような展示スペースや実際に作陶しているファクトリーを備えておりかなりの面積を有している。

住居のような建物を入ると、正面にレジや事務スペースがあるほか内部およびその奥のオープンスペースにさまざまなセラドン焼きが展示されているが、こちらには比較的質のよい高価な商品が並べられている。

チェンマイのメンライキルン
チェンマイにあるセラドン焼きの店、メンライキルンのメインの売り場

店員がつきまとったり中を案内してくれるようなことがないので知らない人はこのスペースだけを見て買い物をしてしまうのだが、この店の本当の見どころはここではなく、建物を抜けていったん外に出た右手の少し離れた場所にある倉庫のような建物だ。

チェンマイのメンライキルン

広さは10m*25mほどだが、中に置かれた天井まで届くような高さの棚の列にはびっしりとセラドン焼きの商品がまるでアウトレットショップのように並べられている。

セラドン焼きというと、普通の人がイメージするのは翡翠のような薄い緑色をした皿やどんぶりといった食器類だろうが、ここには象や虎といった動物などをかたどった置物や花瓶、色も濃い緑や青、紫などバリエーションも多岐にわたっている。

チェンマイにあるセラドン焼きの店、メンライキルンの棚

商品はザックリ分類されてはいるが、「あ~、このセラドン焼きいいなあ」と思いながら通り過ぎてしまうと、後で「やっぱりあれを買おう」と思って展示場所を探そうとしても再びたどり着くのは案外大変だ。

もし買う気が起きたのであれば、気に入った商品をすぐにその場で倉庫内のどこか適当な場所に移していきながら、中を一周した後で本当に買うものをそこから選ぶというのがいいと思う。

チェンマイにあるセラドン焼きの店、メンライキルンの白磁
チェンマイのお濠の中の旧市街にあるセラドン焼きの店、メンライキルンの青磁

また、メインの建物とこの倉庫のようなスペースとをつなぐオープンエアの通路にもセラドン焼きが無造作に置かれ雨ざらしになっているが、これらにもすべて値段がつけられていてちょっとびっくりする。

その場で日本への発送作業も完了

すべての商品には値段が書かれたシールが貼られており値引きは不可だが、買付レベルで大量に買うのであれば価格交渉ができるようだ。

量の多少にかかわらず日本への発送にも対応してくれ、その場でひとつひとつの商品を丁寧に気泡緩衝材(プチプチ)にくるみ、厚手の段ボール箱に間に新聞紙を丸めてクッションにして動かないようにしながら梱包してくれる。

また、箱の外側には「割れ物」のステッカーを貼り、送り先を書くようマジックも貸してくれる。

発送方法には船便、航空便などがあり、それぞれの値段を示してくれて客が選ぶようになっているが、重量があるので航空便を使ったりすると商品代金よりも発送料のほうが高くなってしまうかもしれない。

支払いにはクレジットカードも使用できるが、手数料を取られるので現金のほうがお得だと思う。

自分はこれまで何人も友人知人をこの店に案内したことがあるのだが、値段が安いこともあってついつい買い過ぎてしまうようで、みなさん結構な量のセラドン焼きを購入して日本に送っている。

店に行くなら午後の早い時間までに

店の営業時間は8時半から16時半で年中無休となっているが、午後の遅い時間になると店員が掃除や片付けを始めてしまうことが多い。

また店内で商品を眺めていれば、あっという間に1時間や2時間はたってしまう。

なので、店に行くのであれば少し時間に余裕を持って出かけたほうがよい。

そういうことを考えると、午後の早い時間までに店に入るのがおすすめだ。

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