サワディーチャオ(สวั๋สดีเจ้า)は、チェンマイ語の女性の挨拶(標準語はサワディーカ)です
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【悲報】絶品パーパーソーイ(棒状玄米麺)の「カオソーイ・バーンヤーン」が閉店してしまった

チェンマイのカオソーイバーンヤーン こぼれ話
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この記事は、旧サイトにアップしていたのを改訂・移設したものです

自分はチェンマイで暮らしている時は、基本的にタイ料理しか食べない。

コンムアン(チェンマイ人)のように朝からムーピン(甘いタレを塗った豚串焼き)カーオヌン(もち米)とかはさすがに食べられないが、昼はたいてい外に出ているので適当な店で食べ、夜はタラート(市場)や近所に出る店でおかずを買って来て家で炊いたご飯と一緒に食べることが多い。

もともと根が食いしん坊なので、バイクや自動車を運転していてお客さんがたくさん入っている人気の店を偶然見つければ止まって食べ、友人知人から「***の店がおいしいよ」と聞けば市内であろうが郊外であろうがとにかく一度は行って食べてみる、というように新しい店を開拓するのもチェンマイ暮らしの大きな楽しみのひとつだ。

なので、旅行者時代を含めれば30年以上それこそ星の数ほどのチェンマイの店で食事をしてきたのだが、「1週間に1度は食べなければ気が済まない」と思うくらいのお気に入りになっているのはほんの数軒だ。

そのうちの1軒が、市内やや南部のチェンマイランドと呼ばれる小さな新興商業街の中にある「カオソーイ・バーンヤーン」という店だ(だった)。

店名からわかる通りカオソーイ(チェンマイ名物のミャンマー風カレーラーメン)の店なのだが、玄米から作った自家製の「パーパー」という棒状麺を使ったパーパーソーイが抜群のおいしさで、スープもココナツミルクを使わず大量のゴマを入れた独特のものであり、初めて食べた時にはあまりのおいしさに頭がボーッとしてしまったくらいだ。

このパーパーソーイを知って以降、普通のカオソーイは麺もスープもしつこく感じてめったに食べなくなってしまい、もっぱらこの店でパーパーソーイばかりを食べるようになった。

それこそ、週1度は必ず通っていたと思う。

が、今年のソンクラーン(タイ正月)頃だろうか、店のシャッターが下りたままになってしまった。

毎年この時期は、店の名前にもなっているチェンマイから150kmほど北のファーン郡、ドーイ(山)・アンカーンのふもとにある国民党3軍系のイスラム教徒雲南中国人(チンホー)が住む村のバーンヤーンにあるリンチー畑の手入れなどをするために店主のおばさんほかみんなが里帰りしてしまい休みのことが多かったので、今年もそうなのかな……と思っていたのだが、その後も一向に店が開く様子はない。

その後何度行ってもシャッターが下りたままの状態がずっと続いていたのだが、先月行ってみたらついにシャッターの前に置きっぱなしになっていた店の立て看板などがきれいになくなっていた。

どうやら、完全に閉店のようだ(T_T)

店が閉まってから、ずっとパーパーソーイの味が恋しくて再オープンを心待ちにしていたのだが、それもかなわなくなってしまった。

手間がかかるので最近では作るところがほとんどなく、自分が知っているパーパーソーイが食べられる店はここ以外では店を構えているのはチェンマイでも2店舗だけ(ただしスープはまったく別もの)、ほかにタラートナット(定期市)で週1回食べられるところがある程度でもはやそれ自体が幻の料理になりつつあったのだが、このままだと本当に幻になっちゃうよ。

ということで、今回は今はなき「カオソーイ・バーンヤーン」を偲んで往時の写真をアップしたいと思う。

店主のおばさんには元気でいてほしいなあ。

パーパーソーイが食べられるかどうかは知らないけど、一度ドライブがてらバーンヤーンまで行ってみようと思う。

店舗外観

チェンマイのカオソーイバーンヤーン外観

通り沿いの看板

チェンマイのカオソーイバーンヤーンの看板

外に面したキッチン

チェンマイのカオソーイバーンヤーンのキッチン

店内概観

チェンマイのカオソーイバーンヤーンの店内

パーパーソーイヌア(ナムサイ)

チェンマイのカオソーイバーンヤーンのパーパーソーイヌア(ナムサイ)

他店のように茹ですぎず、ちょうどよいもちもち感のパーパー

チェンマイのカオソーイバーンヤーンのパーパー

パーパーソーイヌア(ナムコン)

チェンマイのカオソーイバーンヤーンのパーパーソーイヌア(ナムコン)

パーパーソーイガイ(ナムサイ)

チェンマイのカオソーイバーンヤーンのパーパーソーイガイ(ナムサイ)

付け合わせの高菜漬けもうまかった

チェンマイのカオソーイバーンヤーンのパーパーソーイの付け合わせ

中国系の店らしい醤油

チェンマイのカオソーイバーンヤーンのパーパーソーイの醤油
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コメント

  1. Yoko より:

    何年振りかでチェンマイにようやくこれました。ここに来たいと思っていたのに閉店していたので残念に思っていました。今回はスリゥオンブックセンター近所のパーパーソイを食べて改めてこの麺の美味しさに喜んでいます。
    興味深い麺ですね。何でできているのかタイ人にも聞きましたが誰もわからないためこちらで玄米と知りました。情報ありがとうございます。
    作り方を知りたいとタイ語で検索しても出ないのですがどこかにタイ語で作り方など情報ありますでしょうか?

    • Ganesh Ganesh より:

      Yokoさん、コメントありがとうございます。
      私も残念ながら作り方は知らないのですが、以前読んだ本では昔は山岳民族が(ケシ)畑仕事に行く時の携帯食にしていたと書いてあったので、今のように汁に入れて食べるのではなかったのかもしれません。近年は食べられる店が減ってしまい、悲しいです。

      • yoko より:

        ありがとうございます
        貴重な情報助かります
        またいろいろ拝見させていただきますね。
        まだまだ英語でももちろん日本語での検索もなかなか見つからない北タイの料理いろいろありますね

  2. bx_gogo より:

    動画と違い、落ち着いて拝読出来るので、いつも楽しみにさせて頂いております。
    このお店懐かしい、5~6年間位までチェンマイランドへ行くとよく食べていました。
    無くなってしまったのですね、残念。
    ここの湯園が美味しい上にボリュームがあって、麺の後食べるとおなか一杯になった記憶があります。
    (ちゃんと「チーマータンユェン」と普通話が通じました。チンホー系のお店は結構通じますね、)

    後はフローラルコンドーのそばのお店のパーパーソイ、ずいぶんしばらく訪れておりませんが、
    昼時、イスラム学校の子供たちに囲まれていたバアちゃん元気でしょうか、、

    • Ganesh Ganesh より:

      bx_gogoさん、コメントありがとうございます。圓
      ここは湯圓もおいしかったですよね。本当になくなってしまって悲しいです。
      フローラルコンドそばのお婆さんの店はイスラム学校の曲がり角のところにあった「パーパイ」でしょうか?
      残念ながら、そちらもなくなってしまいました……

      • bx_gogo より:

        Ganesh様、お返事有難うございます。
        それです、曲がったところにあるバアちゃんのお店!
        「パーパイ」と言う名前なのですね、どこかのブログで知って以来長く通っておりましたが、知りませんでした、とても残念です。
        同じホンテオの並びに違うバアちゃんがやっている雲南食堂でもナムサイのパーパーソイが食べられるのですが、下茹でしたものを温め直して出していたので食感がまるで違いました。
        やはりパーパーソイは麺を作るのも調理するのも手間が掛かるものなのだ、と妙に感心しました。また新たなお店を発見されたらぜひご紹介下さい。

        • Ganesh Ganesh より:

          パーパイのお婆さんも「パーパーは作るのに手間がかかる」と言ってました。
          確かに作り置きしちゃうと食感がネチョネチョになっちゃってダメですよね。
          今は日本に一時帰国中ですが、チェンマイに戻ったら新規開拓に励みたいと思います(^^)

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