スワンナプーム空港の乗り継ぎホテルは3タイプ
東南アジアのハブとして毎日大勢の旅行客が乗り降りする、タイの首都バンコクのスワンナプーム国際空港。
他国から他国へだけでなく、自分のようにタイ国内に向かう乗り継ぎでここで一晩を過ごす人も多い。
スワンナプーム空港で乗り継ぎのために1泊する時の選択肢としては以下の3つがあり、どれも一長一短がある。
バンコク市内のホテル
乗り継ぎ時間に余裕がある人限定。
一番のメリットは、普通に街を歩いたり食事したりできることだ。
逆にデメリットは、スワンナプーム空港から離れている(鉄道でも車でも1時間程度)ので時間が短いとゆっくり休めないし、運が悪いと渋滞に巻き込まれて飛行機に乗り遅れたりする心配があることだろうか。
このカテゴリで自分がよく使うのは、空港に近い市内東部のプラカノンにあり車でも鉄道でも空港へのアクセスが楽な「ジャスミンリゾートホテル」だ。
空港周辺の乗り継ぎ用ホテル
スワンナプーム空港の周辺に点在している。
値段が高い国際レベルのホテルからタイ人向けのアパートを改造した格安のものまでバリエーションは豊富だ。
多くが空港から車で15~20分ほどなので、滞在時間を長く取れるし値段的にもお手頃なところが多い。
ほとんどが周囲に何もない場所(空港一帯は元々は湿地帯)にあるので、外出や買い物はできないと思っていたほうがよい。
このエリアで自分がリピートしているのは、空港から車で10分ほどの「ライラックリラックスレジデンス」だ。
多少でも街の雰囲気を楽しみたいなら、エアポートリンク(鉄道)に乗って3つ目のフアマーク駅近くのホテルに泊まるという手もある。
ただし、エアポートリンクは24時間運行ではないことに注意が必要だ。
空港直結のホテル(今回紹介)
スワンナプーム空港には、ターミナル直結の乗り継ぎ用高級ホテルがある。
それが今回紹介する「ハイアットリージェンシーバンコクスワンナプームエアポート」だ。
最大のメリットは、移動時間がほとんどないので身体を休める時間が目いっぱい取れること(滞在はチェックインから24時間可能)。
24時間営業のレストランなど、いつ到着・出発しても不便なく過ごせるようになっているのも助かる。
逆にデメリットは宿泊代が割高なことだ。
なお、ターミナル地下通路にカプセルをただ並べただけのような格安宿泊施設もあるが、個人的にはまったくおすすめしない。
空港からの行き方……無料シャトルバスがおすすめ
「ハイアットリージェンシーバンコクスワンナプームエアポート」は、上記の通りスワンナプーム空港に直結している。
住所:999 Suvarnabhumi Airport Hotel Building Moo1
TEL:02-1311234
WEBSITE:https://www.hyatt.com/hyatt-regency/en-US/bkkrb-hyatt-regency-bangkok-suvarnabhumi-airport
空港からホテルへは、ワンボックスカーを利用したシャトルバスと徒歩の2通りの行き方がある。
徒歩での行き方も下に紹介するが、人気のまったくない地下通路を歩いたりするのでシャトルバスが圧倒的におすすめだ。
シャトルバスは4番ドア脇の専用カウンターから
「ハイアットリージェンシーバンコクスワンナプームエアポート」は空港に無料のシャトルバスを常駐させており、すぐに移動できる体制を整えている。
ちなみに、空港周辺の安ホテルだと普通は車が来るまで20分くらいは待たされる。
シャトルバスを利用するには、ランドサイド(一般区域)の4番ドアのすぐ脇にあるホテルのカウンターに向かおう。

カウンターのスタッフが予約確認のため名前を聞いて来るので、口頭で告げるかバウチャーを提示する。
確認が取れると、シャトルバスまで案内してくれる。
シャトルバスは4番ドアを出てほんの10~20mのところに止まっている。

空港直結なので、シャトルバスに乗るといってもターミナルの建物周辺をほんの2~3分走れば到着だ。
ホテルの入口にはベルボーイがいて荷物を車から降ろし、番号が書かれたタグをつけて半券を手渡してくれる。

さすがに高級ホテルで、荷物は宿泊客とは別に後から部屋に運ばれてくるのだ。
荷物のタグの番号と持ち主の客室の番号は、チェックインの時に紐づけられる。
なので、それをカウンターのスタッフに見せるのを忘れないようにしよう(普通は向こうから聞いて来る)。
チェックインは、ホテルの建物に入ってしばらく進んだ島のように独立したカウンターで手続きする。

徒歩は途中まったく人気のない場所を歩く
スワンナプーム空港からホテルまでは、徒歩だと7~8分だ。
到着ロビーに出たら、まずは地下のエアポートレールリンク(ARL)の駅を目指そう。
地下に降りるとエアポートレールリンク(ARL)とホテルの案内が出ている。

少し進むと右手にエアポートレールリンク(ARL)の切符売り場に向かうスロープがあるので、その左側を降りて行こう。

大勢の人がいるスワンナプーム空港駅の切符売り場を右手に見やりながらそのまま直進する。
私設両替商やSIMカード販売、一時荷物預かりなどのブースが並んでいる一角を通り過ぎる。

ここから先はほぼ一直線で、ところどころに出ているホテルへの案内看板にしたがって進めばよいが人通りがほとんどなくなる。
両脇にはテナントが埋まらないスペースが放置されていて、さびしい限りだ。


バンコク(タイ)は他の国に比べると治安はいいほうだが、まったく人気がないので一応周囲の状況には気を配りながら歩いて行くほうがいいと思う。
単独は避け、できれば二人以上で移動することが望ましい。
静まり返った無機質な通路を進み「まだ着かないのかなあ」と不安を感じ始める頃に、大きな看板が出ているホテルへのエスカレーター乗り口に着く。

地上に出ると、ホテルのガラス扉が目の前にある。

入ったところはロビーで、チェックインカウンターは少し先に進んだところにある。
こちらは裏手になり、カウンターはシャトルバスが到着する正面玄関を向いているためもしかしたら見えにくいかも。
なおシャトルバスで到着、チェックイン後に買い物などでスワンナプーム空港に向かう場合はこれとは逆に進めばいい。
滞在は24時間制、客室はノボテル時代と変わりなし
「ハイアットリージェンシーバンコクスワンナプームエアポート」は、一般的なホテルと異なり「24時間フレキシチェックイン&アウト」制というスタイルを取っている。
要は到着時間に関係なく24時間チェックイン可能で、その時刻から最大24時間滞在可能なので、例えば夜遅くにバンコクに到着して翌日の午後の便で次の場所に向かう、といった場合でもチェックアウト時刻を気にすることなくステイできるようになっているのだ。
まさに乗り継ぎ専用ホテルならではのサービスで、実際利用してみると非常に助かる。
ホテル内は、全部で610室もあるとは思えないほどいつ行っても静かだ。

おそらく、騒がしい団体ツアー客とかが泊まるには値段が高すぎるのだろう。
客室そのものは、以前のノボテル時代とまったく変わっていない。
一般的な客室は35平方メートルと、かなりゆったりとした広さだ。

客室に入ると、すぐのところにクローゼットがある。

ワッフル生地のバスローブやスリッパ、セーフティーボックスなどが備わっている。
また、同じく入口近くにはスーツケースなどの置台も用意されている。

ベッドはごくごく普通のもので、アラームが設定できるデジタル時計がサイドテーブルに置かれている。


ソファは一人分しかないが、自分はほとんど使ったことがない。

おそらく乗り継ぎで宿泊するビジネスパーソンも多いのだろう、ライティングデスクはかなり大きめになっている。

デスクの上にはルームサービスのメニューが置いてあるが、さすがにいい値段がつけられている。

もっとも、館内の店も同じような値段なので客室から出ずに飲食したい場合には利用する価値があるかも。
時間が許すなら、空港まで行ったほうが安くあげられるだろうが(オニギリをたくさん売っているローソンなどのコンビニもある)。
ティーセットは一般的なものだ。

上にテレビが置かれた扉付きのキャビネットの中には冷蔵庫と引き出しがあり、中には有料のドリンクやアルコールが用意されている。



こういう場所に建っているホテルなので、基本的に客室からの眺めは期待できない。


バスルームは、シャワーブースがセパレートされていて広々としている。




バスタブから室内が見えるようになっているのは、一時期このクラスの高級ホテルで流行ったよね。
もちろん目隠しのスクリーンがついているので、2人で泊った場合でも問題はない。。
乗り継ぎ客の利便性を考慮してだろう、アメニティには歯ブラシセットも含まれている。

ヒゲソリはないが、タイのホテルの備えつけのものはひどく切れ味が悪いので必要なら持参しよう。
レストランも豊富で食事にも困らない
ロビー階には、日本食を含め全部で7軒の飲食店が並んでいる。
乗り継ぎ用のホテルなので、宿泊客がいつ食事を取ることになっても困らないように24時間営業のビュッフェレストランもあって便利だ。

おそらく館内の旗艦店なのだろう、このレストランはいつ行っても混んでいる。
ほかにもプールバーやカフェもあって、飲みながらスヌーカーを楽しんだりコーヒーで一服することもできる。


また、ここでタイ最後の買い物をという人のために土産物屋も並んでいる。

自分はじっくり見たことはないが、おそらく相当いい値段がついているのだと思う。
チェックアウトは荷物のピックアップに時間の余裕を
空港直結「ハイアットリージェンシーバンコクスワンナプームエアポート」のメリットを特に強く感じるのは、朝早くの便でバンコクを発つ時だ。
もちろん、空港だけでなくホテルサイドにもシャトルバスが常時待機している。
乗り場はロビーを出た正面玄関、空港からのシャトルバスが到着する場所だ。
一応出発は10分間隔となっているが、自分が利用する早朝は他に客がいないということもあり乗り込むとすぐに出発してくれる。
ただし、注意したほうがいい点がひとつだけある。
それは部屋へ荷物のピックアップに来るよう電話しても、なかなかポーターが来ないことだ。
一番ひどい時は、連絡してから20分部屋で待たされた。
おそらく、部屋数に対するポーターの数が少なすぎて仕事が追いつかないのだろう。
そのためポーターを必要とする時は、必ず時間に余裕を持ってチェックアウトするよう心がけている。
ー***-
今回紹介した「ハイアットリージェンシーバンコクスワンナプームエアポート」。
自分は一時帰国でバンコクに1泊しなければならない時に利用することが多い。
アメリカ系ホテルチェーンの「ハイアットリージェンシー」はハイアットグループの基幹ブランドで、最上位のパークハイアットよりランクは下だが空港直結というメリットを独占しているからか、値段的にはかなり強気の設定でさすがに毎回泊まるというわけにはいかない。
自分の場合、例えば長時間のフライトで夜遅くに着くのでバスタブに浸かっていいベッドでゆっくり休みたいとか、翌朝早い便に乗るための前泊だがエアポートレールリンク(ARL)に乗ってバンコク市内に行きお友達と会食して夜遅くにまた戻って来る、などという時の利用が多い。
冒頭に記した通り、スワンナプーム空港での乗り継ぎホテルにはいくつかの選択肢があるのでうまく使い分けるのがいいと思う。





コメント