実質わずか5日間の日本への緊急一時帰国を終えてチェンマイへ戻る。
予定になかった急な帰国であわててチケットを取ったから、というわけではないのだが、全日空のサイトで復路の予約を入れようとしたらなぜか羽田発の便しか選択することができなかった。
予約を入れた便は深夜25時近くの出発だ。
それよりも少し早く出る便もあるのだが、それだと早着した場合チェンマイ行きをはじめとする国内線乗り継ぎ客専用のイミグレーションカウンターが開いておらず(オープンは5時)、足止めを食うことになるのであえて遅いほうの便に予約を入れた。
これだと、東京でも首都高の渋滞が終わっていて自宅で夕食をとってから出発してもぜんぜん間に合うので都合がよい。
この日は21時頃に自宅を出たら、1時間もかからずに羽田空港に到着した。
チェックインカウンターもガラガラでまったく待つことがなく、セキュリティーチェック、イミグレーションとこれまたスムーズに通過してあっという間に制限区域内へ。
羽田空港からチェンマイに飛ぶのは、仕事が忙しくて時間がなかった現役時代はいつものことだったが、リタイヤしてチェンマイに移り住んでからは初めてだ。
ということは、おそらく7~8年ぶりではないだろうか。
羽田空港の全日空ラウンジというと、いつも劇混みで空いている席を探すのが大変な印象しかなかったのだが、チェックインの時に案内されたラウンジは自分が羽田空港を利用しなくなった後に新設されたのだろう、ぜんぜん知らない場所であった。
イミグレを通過したら左へと向かい、114番ゲートの向かいにあるエスカレーターで上階に行ったところに、その新しいラウンジはあった。
中に入って受付カウンターで搭乗券を出したらスタッフの女性が「申し訳ありません、この便は搭乗ゲートが変更になってしまいました。このラウンジをそのままご利用いただいてもいいのですが、ゲートまでは歩いて10分ほどかかりますのでお時間に余裕を見てください」と言う。
「え~っ、それなら新しい搭乗ゲートに近い昔からあるラウンジに移動しようかな」と一瞬考えたのだが、また今から来た方向に戻っていくのも何だかバカらしく思えたので「わかりました。このラウンジを使います」と言って中に入った。
入ってみると、以前使っていたラウンジよりはるかに広く、しかも人も少なかったのでちょっとびっくりしてしまった。
窓際の飛行機が見えるソファ席に腰かけた
羽田空港の全日空ANAラウンジは長い間入っていなかったのでよくわからないのだが、飲食物は結構充実していた。
もっとも、これからチェンマイまでは食べ続けになるので、ここではドリンクしかいただかなかったが。
麺コーナーは、なぜか奥まったとてもわかりにくい場所にあった
日本酒や焼酎もあって、酒好きにはうれしいだろう
ラウンジには1時間ちょっと滞在しただろうか。
TG(タイ国際航空)便とかとは違って、日系キャリアは時間キッチリにボーディングが始まるので、受付時に言われた通り搭乗開始時刻の10分前にラウンジを出て、変更になった搭乗ゲートへと向かった。
果たして、時間ピッタリにボーディング開始のアナウンスがあり、ゲート前でほとんど待つことなく機内へと進んだのだった。
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