チェンマイ空港の国内線ターミナルにあるTG(タイ国際航空)のロイヤル・オーキッド・ラウンジが、長い改装を終え2018年11月にリニューアルオープンした。
今回、日本に一時帰国する際の往路で利用したので、簡単にレポートすることにする。
ラウンジの場所は変わっておらず、セキュリティチェックを過ぎてゲートが並ぶロビーに出たら右に進んだ奥の突き当り手前右手だ。
改装前は扉がなく外の騒がしい音が筒抜けでまったく落ち着かなかったのだが、ガラス扉がついて隔離された空間となりだいぶ印象が変わった気がする(タイトル下の写真)。
中に入るとすぐ左にチェックインカウンターがあり、搭乗券を見せて中へと進む。
ラウンジのスペースは、大きく分けるとチェックインカウンター前と奥に進んだところにある広いエリアとなる。
いずれもソファを中心にがゆったりと席が配置されているが、前者は人の出入りが激しい通路前になるので、空席があるなら奥に行ったほうが絶対によい。

チェックインカウンター前のエリア

奥のエリア
奥のエリアは左手が飲食物コーナー、右手にソファという配置になっている。
飲食物コーナーは、改装前に比べて広くなり置かれているもののバリエーションも格段に増えたと思う。
フルーツやパイ、サンドイッチ、点心などの定番に加えて、ミエンカム(タイ料理のスナックの一種)、きれいな陶器の器に入ったココナツブラウニーやケーキ、保温バットに入った焼きそばまである。
TG(タイ国際航空)のバンコク行きロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)に搭乗するのであれば、1時間ほどのフライトにもかかわらずかなりしっかりとした食事が出るので、ここであまりお腹をいっぱいにする必要もないので品揃えは十分すぎると思うほどだ。
もちろん無料wi-fiや新聞(日本語はない)も用意されているので、暇つぶしにはことかかない。
小さなラウンジなので、ボーディングの案内はアナウンスではなく、女性スタッフがラウンジ内を回って声を出すか、便名の書かれた紙を持って回るスタイルだ。
チェンマイ空港国内線ターミナルの制限エリアは、便数の急増に伴って完全にキャパシティオーバーに陥っており、席に座ることのできない搭乗客が床の至るところに座り込んでいたり、場をわきまえない某国人旅行者が集団で大声を張り上げていたりして、飛行機に乗る前に疲れてしまうくらいだ。
が、さすがにラウンジ内は別世界で、出発ゲートも至近なのでボーディングぎりぎりまで滞在することができるので、利用価値は高いと思う。
なお、国内線ターミナルには、 PriorityPass が使えるラウンジはない。
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