国内線搭乗ゲートフロアの南端にあるコーラルラウンジ
チェンマイ空港国内線ターミナルのセキュリティチェックを過ぎた先の制限エリアは、コロナ禍が明けたとはいえまだ以前ほど旅行者は戻っていないにもかかわらず、かなり混みあっている。
元々のスペースがそれほど広くはないためそれに比例してイスの数も少なく、いざ搭乗ゲートに行ってみるとぜんぜん座る場所がなく、離れた場所にしかたなく座る、などということもしばしばだ。
そんなチェンマイ空港で搭乗待ちの時間を過ごすには、ラウンジに入ってしまうのが一番だ。
プライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】のサイトによれば、2023年3月現在で制限エリア内にあるラウンジで使えるのは2か所で、ひとつは制限エリアに入って右に進んだ奥(北端)にあるタイ国際航空(TG)の「ロイヤルオーキッドラウンジ」、そしてもうひとつが今回紹介するその真反対の左に進んだ奥(南端)にある「コーラルエグゼクティブラウンジ」だ。
場所としては、ゲート8に隣接した文字通りほぼターミナルの一番南の端になる。
「Coral」とおなじみのロゴがついた真っ白な入口が目印だ。
中はかなり狭く、ゆったり感はない
入口からラウンジの中に入ると、目の前にレセプションカウンターがある。
プライオリティパスを見せてチェックインしよう。
ラウンジに入って、おそらくすべての人が同じ感想を抱くだろう。
「せ、狭い……」
もしかしたら、自分がこれまで利用して来たさまざまな空港ラウンジの中で最も狭いかもしれない。
スタッフのスペースを含めても、日本の小学校の教室の半分以下の広さしかないと思う。
しかも、レセプションと小さなキッチンがラウンジの中央をドカンと占領しており、座席スペースは3つに細かく分断されている。
レセプション前には2人がけのテーブル席
レセプションに向かって左手はカウンター席
右手はソファ席
全部合わせても20席はないだろう。
当然のことながら、トイレもラウンジ内にはない。
こんな感じだし、すぐ近くにゲートもあってアナウンスや搭乗待ちの人々のざわつきも聞こえて来たりするので正直ゆったりくつろげるという雰囲気ではないが、今まで自分が利用した時にはいつもほかの客はいなかったので、そういう意味では気兼ねなく過ごすことができるかも。
飲食物はそこそこ充実、料理のオーダーも可
上記の通り、コーラルラウンジは非常に狭いが飲食物は思いのほか充実している。
食べ物系は、リクエストすれば再度温めてもらうことも可能だ。
ほうれん草のチーズ焼き(左)とチキンサテ
シリアルとサンドイッチ、ケーキ
ワッフルもある
さらに、これとは別にオーダーで出してくれるちょっとした食事まで用意されている。
作り置きを盛りつけなおしているだけかもしれないが。
この写真では、魚つみれのグリーンカレーとライス、鶏肉の炒り米麺がプレートに出されていた。
鶏肉の炒り米麺はこんな感じ
冷蔵庫にはスイーツやサラダ、フルーツ
ドリンクはTGラウンジより種類が多いかも
どちらかを選べと言われたらロイヤルオーキッドラウンジだが……
冒頭に記した通り、制限エリア内にはプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】で利用できるラウンジは2個所あって、スペースの広さや設備などで言えばタイ国際航空(TG)の「ロイヤルオーキッドラウンジ」に軍配が上がるだろう。
ただ、時間帯によっては向こうは空席がないくらい混みあっていることがあるし、一番北端にあるので、搭乗ゲートの番号が小さければ近くてよいが、大きくなるにしたがってゲートから遠ざかるので不便だ。
一方今回紹介した「コーラルラウンジ」は一番番号の大きな8番ゲートのすぐ脇にあるので、搭乗便によっては目の前で搭乗のアナウンスが聞こえてから席を立っても間に合うくらいだ。
制限エリア内に案内看板などもなく、最初からここに来ようと思っていない限りたどりつけない目立たない場所にあるためいつ行っても利用者がいないので、「ロイヤルオーキッドラウンジ」の混雑が嫌いだというような人にはおすすめできるだろう。
世界の空港ラウンジが使えるプライオリティパスも無料で作れる
コメント
こんにちは、限られたスペースの中でこういうその場しのぎの(と言っては気の毒ですが、)
苦肉の策も、あればあったで選択肢が増えてモチロン評価出来るのですが、
肝心の新空港の情報が全く出てきませんね。
プロジェクトは進んでいるのでしょうか??
bxさん、コメントありがとうございます。
サンカムペーンの新空港は、私が知る限りではまったく進展していないです。
当面は今の空港をだましだまし(?)使っていくことになるのではないでしょうか。
個人的には、それならそれでせめて出入口のところには信号をつけてほしいです。
Ganesh様、お返事ありがとうございます。
「だましだまし」、正にぴったりの言葉ですね。
CNXがいつ頃開港したのかは知りませんが、見た感じDMKとそれほど古さは変わらないような、、、
「サンカンペーン」と言えば何の根拠もありませんが、「あの」一族を想像してしまうのは私だけでしょうか、、、??
私もまったく無関係ではないと思います<あの一族
今の空港からサンカムペーンに続く新道も、無駄に幅が広くて立派ですし
今度の選挙で娘が勝ったら、一気に新空港も工事が進んだりして……
娘が選挙に出るんですか?さすが地元イチの豪族ですね、さもありなん、、、
特に傘には興味がありませんが、サンカンペーンの地元事情など機会があれば取り上げて頂けると興味深いです。
娘の所属する政党は第一党を獲得する勢いらしいです。
サンカムペーン、私も最近知ったのですがチェンマイとはまた違った特徴のある街です。
かつてはタイ北部の陶器三大産地のひとつ(もう窯はなく寺院の博物館に展示されてるだけ)だったり、
タイクーン族やタイヨーン族の集落があって独自の文化を生かした定期市をやっていたり……そのうち紹介したいと思っています