チェンマイ空港ってどんな空港?
チェンマイ国際空港は、街の中心部やや西寄りにあるこの街にただひとつだけ(当たり前だ)の空港だ。
2017年の年間利用者数は約1,023万人。
中部国際空港(セントレア)のそれは約1,145万人なので、ほぼ匹敵する人数になる。
ちなみに、2012年の年間利用者数は450万人あまりだったので、この12年の間に2倍以上にふくれあがったことになる。
この増えた人数のおそらく大半は、中国本土からの観光客だと思われる。
本来であれば、利用者の増加に合わせて施設の拡張などさまざまな対策を打って行かなければならないのだが、市街地にあるため敷地をこれ以上増やすことは事実上不可能で、やるとしても現有の施設の手直し(しかもそれらはすべて使用中なのでできることは限られる)でお茶を濁す程度、というのが実際のところだ。
なので、現在の空港は駐車場のスペース不足から始まって一般区域、制限区域を問わずありとあらゆる場所で問題が山積しており、もはや手の付けられない状況に陥っていると言っても過言ではない。
そのため、空港を運営しているタイ国営空港運営会社エアポーツ・オブ・タイランド(AOT)は、現在の空港から20kmほど南東のラムプーン県のバーンティという街の郊外に新空港を建設する計画を持っており、プランでは2019年着工で2025年の完成を目指すということになっている(出典:newsclip.be)。
が、これも新空港を使用するのは国内線のみで国際線はそのまま今の空港に残る、という話があるなど情報は錯そうしており、このプラン通りにコトが進むと思っている人は少ないのではないだろうか。
なので、当分の間(それもかなり長い年数)は、旅行者は今の空港を使うことになるのだろう。
現在のターミナルビルは、南側に国際線、北側に国内線と2つに大きく分かれている(実際には両ビルはくっついているので実質的にはひとつの建物になっている)。
前者は2006年10月にオープンした近代的な建物、後者は2010年に改修工事を終えた、タイ様式をところどころに取り入れた趣のあるビルだ。
いずれも昔から使っているものなので決して機能的とは言えないかもしれないが、バンコクのスワンナプーム空港とは違ってこじんまりとしているので、初めての人でも迷ってしまって途方に暮れるというようなことはない。
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【到着】要注意!飛行機を降りてロビーに出るまで
チェンマイ空港に到着して飛行機を降りたら、どのようなルートで一般区域(ロビー)まで出て来るかは、あなたがどのような形でチェンマイに来たかによって異なる。
バンコク乗り継ぎ時にトランスファー・エリアで入国手続き済の場合
日本からチェンマイに来る方法でたぶん一番多いのがこれだと思うが、イレギュラーな行動をしなければならないのがこのパターンなので注意が必要だ。
これに該当する人は、おそらく日本の空港で預け入れ荷物はチェンマイまでスルーにして日本→バンコク、バンコク→チェンマイの搭乗券2枚を受け取り(もしくは後者の搭乗券はバンコクのトランスファー・カウンターで発券)、スワンナプーム空港に着いたら「Transfer to Chiangmai,Chiangrai,Phuket,Krabi,Samui」の案内表示に従い、パスポート・コントロールで入国スタンプを押してもらい国内線ターミナルに入ってチェンマイ行きの便に搭乗してきた、という流れだ。
その場合、パスポート・コントロール手前で搭乗券のチェックを受けた際に「International」とか「Through Baggage」などど書かれた小さなステッカーを渡され胸に貼るよう言われているはずなので、これを絶対になくさないようにしよう。
チェンマイに到着し飛行機を降り、ボーデイング・ブリッジを通って空港の建物に入ると普通はすぐに突き当たりとなる。
そこには係員がステッカーの絵が描かれた大型のボードを持って立っていて、胸にステッカーが貼られた乗客(国際線ターミナル利用)と普通の国内線の乗客とを振り分けていると思う。
この時、もしあなたが胸にステッカーを貼っていたならば係員にしっかり見せて、進むべき方向を教えてもらおう。
ここで行く方向を間違えると、日本で預け入れしていた荷物が出てくるターンテーブルのある国際線ターミナルではなく国内線ターミナルに行ってしまい、正しいターンテーブルに戻るまでえらく手間がかかることになる。
チェンマイに降り立ってホッと一息……というところだが、ここまでは気を緩めないほうがよい。
この乗客の振り分けさえ間違えなければ、あとは普通の空港と一緒だ。
エスカレーターを降りると、イミグレーション・カウンターがずらりと並んだ広い場所があるが、柵などが置かれカウンター方向には行けないように道が作られているはずなのでそれに従って進んで行けば、荷物受け取りのベルトに着く。
荷物のターンテーブル脇には小さな免税品店もあり、日本酒なども売られているので必要な人は最後の買い物を済ませよう。
預け入れ荷物をピックアップしたら、税関をを通過して一般エリアの到着ロビーへと出る。
ツアーなどで現地ガイドと待ち合わせするのは、この場所だ。
なお、チェンマイ空港ではほぼすべての乗客の荷物をX線検査する(スーツケースなどの大きなものが中心)ので、申告の必要なものを持っている人はあらかじめ手続きをしておいたほうがいいだろう。
第三国から直行便でチェンマイに着いた場合
香港経由のキャセイドラゴン(キャセイパシフィック)航空やソウル仁川経由の大韓航空で日本から、あるいは旅の途中でクアラルンプールからのエアアジアやミャンマーからのバンコクエアなどを利用して第三国から直接チェンマイに到着した人は、一般的な空港での所作とまったく変わりはない。
飛行機を降りると、自然と国際線ターミナルに入りエスカレーター(階段)を降りると、イミグレーション・カウンターが並んだロビーに出るのでそこで入国手続きを済ませたら、導線に沿って進んで行けば預け入れ荷物が出てくるターンテーブルが並んだエリアに出る。
上記同様、荷物のX線検査を受ければ一般エリアへの出口がある。
国内線の搭乗客としてチェンマイに到着した場合
タイ国際航空(TG)やタイスマイル航空(WE)、バンコクエア(PG)、タイエアアジア(FD)などの国際線と国内線の乗客が混在しているキャリアの便を使ってチェンマイに来た場合は、上記「バンコク乗り継ぎ時にトランスファー・エリアで入国手続き済の場合」で書いた通り飛行機を降りて空港の建物に入ると係員がステッカーの絵が描かれた大型のボードを持って立っていて乗客を振り分けている(動画の25秒あたりに出てくる)ので、間違って国際線ターミナルのほうに行かないように。
たいてい、より大勢の乗客が向かう方向が国内線ターミナルだ。
ノックエアなどの国内線の乗客のみで運行している便でチェンマイに到着した場合は普通の空港とまったく同じ手順だ。
飛行機を降りて導線に沿って歩いて行き、エスカレーター(階段)を降りると目の前に預け入れ荷物の受け取りベルトがある。
ターンテーブルは4つあり、それぞれの天井からは荷物が出てくる便名が表示される液晶モニターが吊り下げられている。
小さな空港の割には荷物が出てくるまで時間がかかることもあるので、そのような場合は周囲の棚にあるフリーペーパーや観光案内のブローシャー(冊子)をもらったり、タクシーサービスのカウンターで市内までの車を手配したり、宿泊先が決まっていない人はホテル協会のカウンターでの泊まる場所を確保してもいいだろう。
また、レンタカー会社のブースもここにある(いずれも外の到着ロビーにもある)。
荷物を受け取れば、あとは一般エリアに出るだけだ(写真の左奥から乗客は出てくる)。
空港での両替
国際線ターミナルでは、到着ロビーの一般エリアを出たところに銀行の両替ブースが3つほど並んでいる。
バンコク銀行のブースにはATMも設置されており、クレジットカードでのキャッシングも可能だ。
国内線でチェンマイに到着した旅行者でいきなり外貨両替が必要という人はあまりいないと思うが……市内に移動する交通費もないならともかく、そうでないなら街にある私設両替所を利用したほうがお得だ。
ちなみに、一般エリアに出ると右手にスターバックスがあるが、そのすぐそばにタイのメジャーな銀行のATMが並んでいるので、そこでクレジットカードを使ったキャッシングは可能。
なお、チェンマイ市内での外貨両替については下記を参照のこと。
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SIMカードの入手
タイはGDPの20%を旅行業で稼ぐ日本以上の観光立国なので、旅行者向けのサービスもさまざまな面ではるかに充実している。
それは、今や海外からの旅行者が空港に着いたら両替と並んで真っ先に行うスマートフォンやタブレットなどに入れるSIMカードの入手についても言えるだろう。
日本のようにSIMロックなどというバカげたことが行われていないほとんどの国では、自国から持参したスマートフォンやタブレットにSIMカードを買って挿入すれば、すぐに普段とまったく変わらないコミュニケーション生活を送ることができる。
チェンマイ空港の国際線ターミナルに到着した旅行者が一番簡単にSIMカードを入手できる場所は、預け入れていた荷物を受け取って一般エリアに出たすぐの出迎えの人がたくさんいるロビーだ。
すぐ右側にTRUE、正面にAIS(1-2-call)のショップ(Buddy)があり、どちらも料金は似たり寄ったりで通信の品質なども基本的には変わらないし、トップアップ(チャージ)もアプリをインストールしておけば簡単にできる。
ブースはこじんまりとしており、国際線の到着が続いたりするとSIMカードを購入しようとする人が大勢待っていることもあるが、そのような時にはロビーに出たら左に進み、国際線チェックインカウンターが並ぶエリアを通り越したすぐ先の左側にある携帯電話ショップでもSIMカードの購入が可能だ。
場所的にはちょうど国際線ターミナルと国内線ターミナルのちょうど中間あたりになる。
ここは、前述の店とは違い普通の携帯ショップなので、例えばモバイルバッテリーや充電コードなども入手することができる。
タイから日本国内限定の動画サイトを利用したい方や掲示板のアクセス規制を回避したい方
いずれの場所でSIMカードを購入する場合も、パスポートを提示して登録しなければならない。
だいたいの購入プロセスとしては、いくつか用意されているプラン(たいてい目立つところに掲出されているか一覧表のボードを見せられる)の中から自分の希望するものを選んでそれを店員に告げ、あとは機器を渡すだけだ。
アクティベイトなどの作業は全部向こうがやってくれるので、こちらがやることは画面ロックの解除くらいだ。
設定画面に表示されているのが日本語であっても、彼らは慣れているのでたいていはそのままで問題ないが、たまに言語を英語に切り換えるよう言われることもある。
荷物一時預かり
国際線ターミナルと国内線ターミナルのちょうど真ん中ほどのところにある。
荷物ひとつにつき1日200THBで、営業時間は朝7時から夜の21時まで。
その真向かいには郵便局もある。
空港から市内へ
LCCを中心としたチェンマイ到着便数の急激な増加に伴って、近年空港から市内へのアクセス手段は大きく拡充されているが、大きくは以下の5つがあげられるだろう。
そのうち、一般的な旅行者が利用するのは上から3つになるのではないかと思うが、圧倒的におすすめなのはタクシーだ。
なお、ソンテウ(乗り合いピックアップトラック)やトゥクトゥクは空港内に駐車して客待ちできない規則になっている(というか、車を無料で停め置ける場所がない)ので、もし仮にロビーやターミナルの建物から外に出たところで声をかけてくるような人がいても相手にしないほうが無難。
どうしてもそれらを利用して市内に行きたいという場合は、出発客が乗ってきたものをつかまえるか空港の敷地を出てエアポート通りで流しを拾うことになるが、どちらも数が少ない上に中国(大陸?香港?台湾?)系のガイドブックでこの方法が推奨されているらしく、やって来たソンテオやトゥクトゥクの奪い合いがとんでもなく激しいだけでなく、値段もそれほど安いとは限らない。
また、空港ターミナル内複数個所に「Grabは違法!」と大きく書かれており、実際にこれらを利用した外国人を含む乗客および運転手が空港近辺でソンテウやタクシーのドライバーたちから集団で暴行を受ける事件が発生していて時々ニュースになっているので、空港ではGrabなどの配車(白タク)サービスは利用しないほうがいい(空港や駅、バスターミナル以外では問題発生はほとんどない)。
ホテルの送迎車
タイホテル協会に加盟している中級以上のホテルは、出迎えのリムジン(ワンボックスのミニバンが多いが、中にはベンツのクラシックカーを使っていたりする高級ホテルもある)を国内線ターミナル北端を出たところにある駐車場に止め、宿泊客を出迎えることができる。
中にはボーイが国際線の到着ロビーまで来て宿泊客名が書かれた紙を貼ったボードなどを持っている場合もあるが、基本的には国内線ターミナルを出たところに制服を着た従業員がホテルの看板を持って立っているので、そこまで自力で歩いて行かなければならない。
ホテルによっては利用にあたって事前に申し込みがマストだったり、待ち合わせ場所が独自だったり、かなり高額な料金を請求されたりする(逆に無料のこともある)ので、部屋を取る時に確認しておいたほうが安心だ。
なお、国際線ターミナルから歩いて行って(といってもせいぜい2~3分だが)万が一宿泊先のホテルの車がいなかったりして利用できなくても、すぐそばにタクシー乗り場があるのでまたわざわざ戻って来る必要はない。
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タクシー
タクシーはリムジンタクシーとメータータクシーの2種類があり一応チケット売り場も車も別々だが、実際はメータータクシーのカウンターに行っても「***バーツ」と値段を言われる(車はメーターを使わない)ので、どちらを利用しても違いはない。
チケットカウンターは、国内線・国際線ともに制限エリア内の預け入れ荷物受け取りターンテーブルの周囲とそこを出た一般エリアの到着ロビーにあり、そこでチケットを購入する。
チケットを受け取る時にドライバーと落ち合う場所(出口の番号)を言われるので、それにしたがって屋外に出たらもらったチケットをヒラヒラさせればドライバーか手配の係員が声をかけてくるはずだ。
なお、料金(チケットに書かれている)はドライバーに直接支払う。
タクシー駐車場は国内線ターミナルの近くにあり、国際線ターミナルのカウンターでチケットを購入すると係員が呼び出しをかけて車を手配するのだが、国内線ターミナルから国際線ターミナル方向には車が進めない(一方通行)ため、いったん空港外の道路まで出てからグル~ッと迂回して来るため、非常に時間がかかることがある。
なので、国際線ターミナルからタクシーで市内に向かう場合は、一般エリアに出たらずっと左に進み国内線ターミナルまで移動(といってもカートを押しながらでも2~3分で着く)して、イスが並んでいる待ち合わせロビーのところにあるカウンターで手配したほうが時間的にはるかに早く車に乗れることが多い。
自分も、チェンマイ空港からタクシーを利用して自宅に戻る時は、国際線で到着しても国内線ターミナルまで移動していつも手配している。
市内までの料金は場所によって異なり180THB~となっているが、最近は割と近場でも200THBとか250THBと言われることが多い。
交通渋滞に引っかからなければ、所要時間はフワイケーオ通りやニマーンヘミン地区まで10分、ターペー門まで15分、ナイトバザールまで20分といったところ。
夜に日本やクルンテープ(バンコク)から着いた場合、道中から見える風景はすごく暗く、田舎に来たんだということが実感できるのではないだろうか。
なお近年、中国系旅行者の急激な増加に伴ってタクシーの台数が不足してしまっていて、そちら方面からの飛行機が立て続けにやってくる時間帯(特に夜遅く)には1時間待ちなどということもあったりするようなので、そんな時はタクシーに限らず乗れるものがあったら値段に関係なく迷わずさっさと乗ってしまったほうがいいと思う。
エアポート・シャトルバス
2015年に運行が開始され、ワンボックスカーによる空港と市内の所定の場所とを結ぶ路線バスのような機能を果たしている。
乗り場は、現在のところ国際線到着ロビー右の9番出口付近1カ所だけのようだ。
番号がわかりにくければ、ロビーを出たらすぐ右を見る、国内線を利用して到着ロビーに着いたら右に向かって一番奥の突きあたりまでどんどん歩いて行くとよい。
ターミナル内のところどころに英語と中国語併記ののぼりのようなものが出ているので、それが目印になるだろう。
出口手前にブースがあり、そこでチケット(40THB)を購入する。
現在フワイケーオ通りを経由してクローンチョンプラターン通りで北部郊外のグリーン・レイク・リゾート(軍が経営するリゾートホテル)まで行く路線とターペー門、ナイトバザールを経由して市内南東部にあるホリデイイン・チェンマイ・ホテルまでを結ぶ路線の2系統がある。
バスが通るところならどこでも降ろしてもらえるようだが、ブースの近くに路線マップのようなものが見あたらないため、チェンマイが初めての人だと果たしてシャトルバスが自分の行きたいところ(の近く)を通るのかわからないのではないだろうか。
よしんば該当する路線のシャトルバスに乗れたとしても、どこで降りたらいいのか地図やスマートフォンのGPSをひっきりなしで見ていたら、とても車窓からチェンマイの風景を楽しむどころではないだろう。
そんなことも理由なのか利用者はそれほど多くないようで、駐車場には多数のシャトルバスのロゴをつけたワンボックスカーが止まっているもののそれほど頻繁に出発しているようには見受けられない。
これまで長年この手の交通サービスができてはつぶれ……の歴史を見てきている自分からすると、現状のままではいずれフェイドアウトしてしまうのではないかと心配になるのだが、果たしてどうだろうか。
路線バス
チェンマイ市内を走る路線バスは、サービスが始まったと思ったらなくなり、始まったと思ったらなくなりを繰り返しているが、現在は2018年に運航が開始された「RTCシティバス(スマートバス)」と呼ばれる青色の大型車両を使ったサービスと、小型のマイクロバスのような白色の車体を使って運航3系統の路線バスのうちの2系統がチェンマイ空港を経由するルートとなっている。
停留所は、ターミナルビルを出て左(エアポート通り方面)に20~30mほど歩道を歩いたところに標識が2つ並んで立っているのですぐに見つけられるだろう。
ちなみに、前者の路線図はこちら、後者の路線図はこちらに掲載されている。
料金は、前者が20THB、後者はB2番路線が15THB、10番路線が20THBとなっておりおそらくここで紹介している手段としては最も安く市内に向かうことができる。
前者は30分に1本程度の運航でアプリをダウンロードすれば今バスがどこを走っているか確認することができるようだが、後者はB2番路線が40分間隔(土日は60分間隔)、10番路線が1日10本のみの運行で、しかもその通りにバスが来るかどうかはまったくあてにならない。
いくら安上がりだとはいえ、暑い屋外の停留所で来るか来ないかわからないバスを待つのは割にあうものではない(場合によっては熱中症などの危険を伴う)し、落ち着かない空港ターミナルでバスが来るのを待つのは時間と体力の無駄だろう。
また、泊まる予定のホテルが停留所の真ん前にあるのならともかく、バスを降りてから歩行者にまったく親切にできていないチェンマイの道路(歩道)を荷物を持って歩くのはあまり得策ではない。
あらゆるものに対して価格以外の判断基準を持たない、脳みその壊れたくそダサいバックパッカーならともかく、個人的には市内に向かう手段としてははっきり言っておすすめしない(ほかに節約できる/すべきところはたくさんある)。
レンタカー
国内線・国際線の両到着ロビーには、数軒のレンタカーのブースが出店している。
中にはエイビスやハーツなどの国際的なレンタカー会社もあるので、日本からあらかじめ予約をしてきていきなり自分で車を運転して市内や郊外・地方に向かうこともできる。
また、予約をしていなくても空いている車があればその場でレンタルすることももちろん可能だ。
ブースがないレンタカー会社であっても、空港での引き渡しに対応しているところであれば、事前予約した上で係員と待ち合わせて車を受け取る、という方法もある。
いずれにしても、チェンマイ(タイ)の地理や運転作法について慣れている人向けだが、公共交通機関の整備が遅れているチェンマイでは、レンタカーは有力な移動手段となりうるのは間違いない。
なお、空港内並びに空港のすぐ近くにはレンタルバイク、レンタル自転車の店はない。
ローカルの店と比べても大して高くありません【出発】国際線利用の人は往路と異なる手順の場合あり!
チェンマイから出発する場合も、到着同様TG(タイ国際航空)やスターアライアンス加盟航空会社、提携している主要レガシーキャリアなどを利用して荷物を日本までスルーにする場合やチェンマイから第三国へ直接飛ぶ場合は国際線ターミナルから、バンコクまで国内線で行き荷物をすべて受け取って改めて国際線に乗り継ぐ、あるいは単独で国内線に搭乗する場合は、国内線ターミナルを利用する。
空港に車で来る時には、運転手にあらかじめどちらを利用するか伝えておいたほうがあとが楽だろう(たいていの運転手は、空港に着く前にどちらのターミナルに行くか聞いてくる)。
両ターミナルとも、チェックインは1階で行う。
ターミナルの建物に入る前に手荷物も含むすべての荷物のX線検査およびボディーチェックがある。
時間帯によっては中国系旅行客がわめき散らしながら列に並んでいたり、並びながらスーツケースを地面に広げて荷物の詰め替えをしていたりとカオスな状態の時があるが、あまりビックリしないように。
車を降りた直後なのでとてもあわただしいが、ポケットの中にモノが残っていないかどうかなど忘れずに確認しよう。
また、検査を終わった後に荷物の取り忘れなどがないように、これまた気をつけたほうがよい(よく、X線検査を通った後に放置されているバッグとかを目にする)。
国際線のチェックインから搭乗まで
国際線ターミナルは、中に入ったすぐのところに荷物のラッピングサービスのブースがある(料金は荷物の大きさにより100~200THB)ので、必要ならやってもらおう。
ただし、日本の空港にあるラッピングサービスのようにみっちりラップを巻いてはくれないことが多く、効果のほどは定かではない。
ターミナルに入ると、すぐ正面に航空会社各社のチェックインカウンターが目に飛び込んでくることだろう。
通り側には数軒の飲食店はあるものの全体的に殺風景なカンジだが、中国本土行きの便のチェックインカウンターの前はたいてい大勢の人が並んでいて、中にはところかまわずスーツケースを広げたり、叫び声をあげて大騒ぎをしている人がおり、「狂乱」という言葉がピッタリだなあと思うこともしばしばだ。
国際線利用の場合、チェックインカウンターで、あるいはボーディングの直前に「CIQ」などと書かれたステッカーを胸に貼られる。
スワンナプーム空港到着後、係員がこのステッカーを目印に国際線ターミナルに誘導してくれるので、なくしたり落としたりしないように気をつけよう。
バンコクに着いたら、案内看板の「International Transfer」と書かれた方向に進んでいこう。
なお、付加価値税(VAT)の還付を受ける人はチェックインカウンターを背にして右に進み到着ロビーに行こう。
到着客が荷物を受け取る制限エリアから一般エリアに出てくるガラス扉のすぐ脇に、還付のカウンターがある。
中国人旅行客が還付を受けるためにずら~っと並んでいることも珍しくないので、還付を受けるなら時間に余裕を見ておいたほうがいい。
また、還付を受けるためには購入した商品の現物が必要になることがあるので、預け入れの荷物に商品を入れる場合はチェックインの前に手続きすること。
飛行機の搭乗は、エスカレーターを上がった2階からだ。
エスカレーターで上階に昇ったところにブラックキャニオンなどのカフェレストランがあるので、ボーディングまで時間がある場合はそこで一休みしてもいいだろう。
時間がたっぷりあるなら、そのまままっすぐ進んで国内線ターミナルに行けば飲食店がもっとたくさんあってそちらのほうが落ち着く。
TG(タイ国際航空)および提携航空会社のビジネスクラス搭乗客やマイレージ上級会員、バンコクエア搭乗客、並びにプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】を持っている人が使えるラウンジは搭乗ゲート近くにあるので、そちらに移動したほうがよい。
到着の時との最大の違いは、国際線ターミナルを利用する場合、すべての乗客が出国手続きをチェンマイ空港で済ませるという点だ。
見送り客と別れ、ボーディングパスを見せて制限区域に入って手荷物検査を受けるとすぐにイミグレーションがあるのでパスポートを提出して出国スタンプを押してもらうと出発ゲートのある待合フロアに出る。
主に中国からの旅行客がものすごい勢いで増加していることもあって、以前は殺風景な雰囲気だった国際線ターミナルの待合いスペースにも店舗が多くなっていて、イミグレ通過直後のすぐ左手にデイリー・クイーンやHerb Basicsなどのショップが並んでいる。
特にHerb Basicsは、旧市街の店が大量の中国人で常にごった返しており商品の補充も追いつかないくらいなのに比べ、こちらは客もおらず品揃えも整っている感じがするので、最後にここでショッピングをするのも悪くないような気がする。
そのまままっすぐ進むとマッサージ屋などが数店舗あり、突きあたりにはプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】所有者が利用できるコーラルラウンジがある。
Herb Basicsの前あたりを右に曲がると搭乗ゲートのある待合いスペースに出るが、その手前右側と突きあたりに比較的大きな免税店がある。
待合いスペースに沿って右に進むと正面に3つの店舗、右側にバンコク・エアウエイズの搭乗客なら誰でも使えるラウンジがある。
反対に左に向かうとすぐのところにタイの特産品を扱うナライ・ファンドが比較的大きな店を構えている。
ナライ・ファンドに沿って左に曲がり待合いスペースから離れると上記マッサージ屋に出るが、その右手にはコーヒー・ショップやチェンマイのお菓子などを売る店がある。
ただ、チェンマイのお菓子などは値段が街なかの2倍以上しているようだ。
待合いスペースの一番左奥はタイ国際航空のロイヤル・オーキッド・ラウンジ、正面は喫茶店のブラック・キャニオンがある。
全部をゆっくり見て回っても30分はかからないだろう程度の広さだが、少なくとも以前よりは時間のつぶす場所が増えたとは言えるだろう。
ただ、バンコクのスワンナプーム空港とは比較にならない規模なので、乗継の時間に余裕があるのならショッピングはバンコクでしたほうが絶対にいいと思う。
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国内線を利用する場合
国内線ターミナルのほうは、チェックインカウンターを背にした左手の到着ロビーとの間などに土産物屋や飲食店がたくさん並んでいる。
また、エスカレーターを上がったところに書店やお土産物屋、マクドナルドやバーガーキング、軽食もとれるカフェ、タイ国際航空(TG)直営のレストランもある。
ゆっくりくつろぎたいなら、1階の狭苦しい飲食店ではなくこちらを利用するほうがいいだろう。
ちなみに、「最後にもう1回カーオソーイが食べたい!」という人は1階到着ロビーの端に専門レストランがあるのでそちらに行こう。
バンコクエアウエイズの搭乗客なら誰でもできるラウンジも、セキュリティチェック手前の一般エリアにある。
制限区域入口前に立つ係員に搭乗券を見せて中に入り、手荷物検査を受けると広い待合室になっている。
広いと言っても通常はものすごい数の搭乗客がおり、時間帯によっては座るイスも見つけられずに床に座り込んでいる人も多い。
飲食店もあることにはあるが、イスやテーブルがない店が多くあまり利用価値はない。
TGのビジネスクラス搭乗客用のラウンジは右のほうに進んだ先にある。
2018年11月に全面改装され席数が多くなり飲食物も以前より充実しているので利用価値は大きい。
ただし、ケータリング業者が同じなのか並んでいるスナックとまったく同じものが機内食で出されたりすることもあるが。
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