タイの日本語ニュースサイト「newsclip.be」の2019年9月17日付情報によれば、当地では2020年1月15日以降(ICチップのついていない)磁気タイプのATMカード、デビットカードは使用できなくなるという。
同情報によれば、タイ国内で発行されるATMカード、デビットカードは2016年5月以降すべてICカードに変更されているらしいのだが、自分が使用しているバンコク銀行とクルンシィ銀行のATMカード兼デビットカードは作ったのがずっと以前(いつかも忘れるくらい)のためどちらも磁気タイプのもので、期限までにICチップのついている新しいカードに作り換えなければならなかった。
ただ、今現在は問題なく使えているので、「まあそのうち思い出したら銀行に行けばいいや」くらいに考えて作り換えなければならないことすらすっかり忘れていたのだが、ある日バンコク銀行のATMでお金を引き出そうとしたら「このカードは使えないので、支店の窓口に行ってください」というメッセージ画面が表示された。
「あれっ!?」と思って戻されて出てきたATM兼デビットカードを見たら、プリントされている有効期限の月が過ぎているではないか。
これって、デビットカードの有効期限でATMカードとして使用する分には関係ないものだとばかり思っていたのだが、どうやらATMカードの有効期限も兼ねているらしい。
こうなると、何が何でもすぐにカードを作り換えなくてはならない。
クルンシィ銀行のカードは有効期限もまだ先だったのだが、やるならいっぺんに片付けたほうがいいと思い、2つの銀行をハシゴしてきた。
ちなみに必要なものや手順は両行ともまったく同じだったので、たぶんそれ以外の銀行でも変わらないと思う。
必要なもの
(1)パスポート(原本)
(2)カード引落口座の預金通帳(原本)
(3)現有のATM兼デビットカード
なお、カードの切り換え発行費用はかからない。
カード作り換えの手順
手順と言っても正直言ってわざわざ細かく書く必要もないくらい簡単だ。
銀行の店内に入ったら案内係がいればその人に、いなければ適当に行員をつかまえて古いカードを見せて「ICチップつきのものに換えたい」と言えば、所定のカウンターに誘導してくれるはずだ。
上記必要なものをすべて出せば、あとは行員のほうで手続きをしてくれる。
途中でいくつかの書類にサインを求められる。
暗証番号が4桁から6桁へ
新しいATM兼デビットカードを作成する過程で、カードを差し込んだ端末で暗証番号(รหัสเอทีเอ็ม=ラハットATM。単にラハットということが多い)を入力するよう求められるが、いつの間にか4桁から6桁に変わっていた。
セキュリティ上の理由だろうが、今まで4桁でカードを使用してきた人は急に「6桁」と言われて焦ることのないよう、あらかじめ数字を決めておいたほうがよい。
新しいカードができたらすぐに使ってみよう
自分の場合は、どちらの銀行でも所要時間15分ほどで新しいATM兼デビットカードが発行された。
受け取ったら、すぐにATMで間違いなく使えるか試してみよう。
自分は過去にもらったカードが使えず(理由不明)、すぐにまた作り直したことがある。
作り換えが必要な人は早く手続きしたほうがいいかも
上記「newsclip.be」の情報によれば、約4,700万枚がICカードに変更されたが、約2,000万枚がまだ磁気カードのままらしい。
来年1月15日以降は、カードを作り換えておらず突然使えなくなった人たちが銀行窓口に殺到する可能性があるので、作り換えるのであれば早めに動いたほうがいいかもしれない。
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