空港近くのホテルで1泊しチェンマイへ
一時帰国を終えて、東京からチェンマイに戻る。
ジップエアで夜の22時半にバンコク・スワンナプーム空港に到着、車で10分ほどのところにある乗り継ぎ用の安ホテルで1泊しようやくなので自宅を出てから実質24時間の移動だ。
使うのは、リサーチした時に最安値だったPG(バンコクエアウェイズ)の朝10時発の223便だ。
前回(225便)からちょうど1年ぶりになる。
送りのワンボックスカー(宿泊料金に含まれている)を7時半に予約し、スワンナプーム空港へ。
行きのワンボックスカーは客が3人いたが、帰りはひとりだった。
平日とはいえ、朝のスワンナプーム空港はかなり混みあっていた。
バンコクエアウェイズの国内線チェックインは、原則としてマシンを使う。
最初に自分が搭乗するキャリアを選択して、あとは表示される指示にしたがうだけで何も難しいことはない。
荷物がなければこれで搭乗口に向かえばいいのだが、自分は日本から来て預け入れのスーツケースがあるので、今度はそれを自動カウンターでリリースする。
こちらは先ほどマシンで発券された搭乗券のバーコードをスキャンしていくつかの項目を入力(チェック)するとスリップが出て来るので、それを再度ハンドスキャナでスキャンして荷物に取り付けてからリリースする。
すると最後に預け入れの半券がプリントアウトされる。
文字にすると少しややこしく感じられるかもしれないが、これも画面の指示に従えば問題なくできるだろう。
むずかしいようなら、近くにいるPG(バンコクエアウェイズ)の制服を着た職員に声をかければ全部やってくれる。
手荷物だけで身軽になったら、セキュリティチェック(ここはパスポートと搭乗券のみ)を受け、国内線コンコースに入る。
エスカレーターを降り、長い動く歩道を進んだ先にAB2つのコンコースがある。
ラウンジはコンコースAのほうに集中している。
「アジアのブティックエアライン」を標榜するPG(バンコクエアウェイズ)は、すべての搭乗客にラウンジを用意している。
なので、早くコンコースに着いてもセキュリティチェックを受けず(その先は搭乗ゲートと自動販売機しかない)ラウンジで過ごしたほうがよい。
スワンナプーム空港国内線ターミナルにもPG(バンコクエアウェイズ)のラウンジは当然あるがかなり混みあう時間帯もあったり無料のかわりに飲食物はほとんどないので、自分はいつもプライオリティパス【楽天プレミアムカード があれば無料で作れます!】を使ってそのすぐ並びにある「コーラルラウンジ」に入っている。
この日もそちらで朝食をとり、マッサージのサービスを受けて時間をつぶした。
機体は相当古い。多くは国際線乗り継ぎ客
この日のフライトはA4ゲートからの搭乗だった。
今回入った「コーラルラウンジ」はコンコースAのセキュリティチェックに向かうエスカレーターの真ん前にあるので、かなりギリギリまで滞在することができる。
上階に進みセキュリティチェックを受けるとコンコースになっている。
ゲートの入口から下階に降りて搭乗待ち合いエリアに着くと、すでにゲートには職員がいて搭乗準備をしていた。
とりあえずこれから乗り込む機材を眺めたりしていると、割とすぐに乗客が前のほうに集まりだして搭乗のアナウンスがあった。
機材はエアバスA319型機だったが、これがビックリするくらい古かった。
機内はまだ多少メンテナンスしているのだろうが、外観は本当にボロボロで乗るのが不安になるほどだった。
後で調べてみたら、毎日10フライトくらい(ほとんどはバンコク・サムイ間)してるから傷みも激しいのだろう。
席数は144。
1年前にPG(バンコクエアウェイズ)に乗った時は162席あるA320で、それと比べるとやはり小ぶりに感じる。
LCCとは異なるFSCということで、シートピッチが狭いというようなこともない。
おそらくTG(タイ国際航空)のチェンマイ便のエアバスA320とはほとんど変わらないと思う。
機内はほぼ満席だったが、自分の隣は空いたまま飛行機の扉が閉じられた。
前回も隣が空席だったし、自分とPG(バンコクエアウェイズ)は相性がいいのかも。
待合ロビーでも感じたのだが、外国人の搭乗客がすごく多い。
ザッと見た感じ、半数以上。
TG(タイ国際航空)でもそんなに多かった記憶がないのだが、搭乗ゲート入口の案内画面ですご
くたくさんのコードシェア便が表示されているのは同じだしこの日が単なる偶然だったのだろうか。
チェンマイ空港に着いた後での預け入れ荷物受け取りターンテーブルが空いていてよかった(チェンマイ空港到着時は国内線の客と通関がある国際線の乗り継ぎ客で預け入れ荷物を受け取る場所が異なる)が。
定刻の離陸で機内食もしっかり出る
搭乗機バンコクエアウェイズPG223便は、ほぼ定刻にスワンナプーム空港を離陸した。
【動画】バンコクエアウェイズPG223便から見たスワンナプーム空港離陸
3月にもかかわらずこの日は雲が多く、離陸するとすぐに雲の中に入ってしまいこのほとんど何も見えない状態はチェンマイに着くまで続いた。
チェンマイまではちょうど1時間のフライトだが、バンコクエアウェイズではこの短い時間でもしっかり機内食を提供してくれる。
時間が限られているのでCAさんたちは大忙しで、シートベルト着用のサインが消えると同時にバタバタと動き出した。
まずは、トレイに乗せた食事が配られた。
メインディッシュのふたには「チキン」と書かれたシールが貼られているが、チョイスすることはできない。
中はドリアのようなものだった。
味がほとんどない……
残念ながら、半分も食べられなかった。
デザートにはチョコレートケーキがついてきたが、こちらは甘み控えめでおいしくいただいた。
食事が配られてしばらくすると、CAさんがカートを押して今度はドリンクのサービスが始まる。
ジュースなどもあるがほとんど果汁は入っていなさそうなので、自分はコーヒーをリクエストした。
大気汚染がそれほどでもないチェンマイに到着
機内食で出されたコーヒーを飲み終わらないうちに機はチェンマイ空港に向けて降下を開始したが、ずっと雲が空を覆っていて下界が見えたのは着陸のほんの数分前だった。
1年前は天気はよかったものの大気汚染がひどくて上空からはチェンマイの街は白く霞んでいたが、今年はそれほどでもなくどちらかというと雲に視界が遮られたという感じだ。
搭乗機は、定刻よりも10分ほど早くチェンマイに到着した(スケジュール上では1時間20分のフライトとなっているが実際はちょうど1時間程度になることがほとんど)。
【動画】バンコクエアウェイズPG223便から見たチェンマイ空港着陸
チェンマイ空港では降機してコンコースに入ると、国際線からの乗り継ぎ客と国内線の乗客は振り分けられ別々の方向に進むことになる(国際線の乗客は預け入れ荷物の通関があるため)。
スワンナプーム空港で搭乗前に見たところ半数以上が胸に国際線乗り継ぎ客であることを示すステッカーをつけた外国人だったのだが、チェンマイ空港に到着してこの振り分け場所に来たら、やはり多くの乗客が国際線ターミナルへと続く通路のほうに進んでいた。
自分は国内線なのでそちらにはついていかず、エスカレーターを降りて国内線ターミナルの預け入れ荷物受け取りターンテーブルへと向かった。
多くの乗客が国際線ターミナルに行ってしまったため、自分が降機したのは最後のほうだった(席が後方だったので)にもかかわらずターンテーブルにいる人は少なかった。
ほんの3~4分も待つと荷物が出て来て自分もスーツケースを受け取って制限エリアを出た。
この日は迎えの車を頼んでおいたので自分の名前が書かれたプレートを持ったドライバーと落ち合い、ターミナルの建物を出て駐車場へと向かった。
外に出てみると、この時期にしてはそれほど暑くもなく風が心地よく吹いてきて「あ~、チェンマイに戻って来たなあ」と実感したのだった。
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