チェンマイで長期滞在生活するための手続きに必要となる書類、プロセスなどについては予告なく変更されますので、必ず当該官庁にて最新情報を確認してください。
90日レポートとは?
タイの法律では、国内に90日以上滞在する外国人は居所をイミグレーション・オフィスに届け出なくてはならない、とされている。
もちろん自分のようなリタイヤメントビザを取得した長期滞在者も例外ではなく、タイに入国してから90日目の前15日、後7日の間に必要書類を揃えてイミグレーション・オフィスに提出しなければならない。
これが通称「90日レポート」と呼ばれている。
以前の自分は、このレポート提出が面倒なのでタイ滞在が90日に達する前に近隣諸国を旅したり日本に一時帰国したりして滞在日数をリセット(90日レポート提出が必要なのは、連続して90日以上タイ国内に滞在する場合のみ)して回避していた。
が、現在はタイ国外に出ると再入国した時に「TM-30」という別の届け出が必要になったため、いずれにしてもイミグレーション・オフィスに出向かなければならなくなってしまった。
なので今は気分によって、というかスケジュールによって、90日レポートを提出したり、TM-30を届け出たりしている。
90日レポートはウェブサイトや郵送で済ませることも可能なので特に地方に住んでいる人にとってはそちらのほうが便利だろうし、エージェントに代行してもらうことも可能(本人の出頭義務がない)だが、自分はいつもイミグレーション・オフィスに自ら出向いて提出している。
今回は、昨年9月にイミグレーション・オフィスが空港入口のすぐそば東側に移転(建て替え工事が終わり元の場所に戻った)してから初めての提出であった。
準備するもの
(1)90日レポート用紙(TM-47)(原本)
正式名称は「Form For Alien To Notify Of Staying Longer Than 90 Days(タイに90日以上滞在する外国人のための書式)」という。
イミグレーション・オフィス入口前のプラスチックカゴの中に用紙は用意されているが、自分はこちらのNO.29からダウンロードしてパソコン上で記入、プリントアウトして持参した。
(2)パスポート(原本)
昨年まで必要だったパスポートのコピーは一切不要になった。
提出の流れ
自分は、11時少し前にイミグレーション・オフィスに到着したが、庁舎の中に入って正面すぐのインフォメーション・カウンターには10人くらいの人が並んでいた。
しかし、カウンターの中にはインターンの学生が3~4人おり、てきぱきと人をさばいてすぐに順番が回ってきた。
90日レポートを提出したい旨伝え書類を出すと、中身を確認してから番号が記載された紙をプリントしたのだが、それを見てインターンの学生は「誰も待っていないので今すぐです」と言った。
ほとんどそれと同時に紙に書かれた数字と窓口の番号がアナウンスされ、あわただしくそちらへ。
90日レポート提出は、インフォメーション・カウンターに向かってすぐ右隣りのカウンターで行うようだ。
座っていたのは、正規の係官ではなく、こちらもインターンの女子学生だった。
ワイ(合掌)して、パスポートと書類を差し出すと、女子学生はパチパチとパソコンを叩き、レポートが提出された旨ならびに次の提出期限が記載された紙をプリントアウトしてパスポートの最終ページにホチキス止め(タイトル下の写真)して「終わりました(เรียบร้อยแล้ว)」と言ってパスポートを返してくれた。
パスポートを受け取りお礼を言ったら、ホチキス止めされた新しい90日レポート済の用紙に記載された日付を確認して終了だ。
結局、イミグレーション・オフィスの建物に入ってから外に出るまでの総所要時間は5分くらいだった。
こればかりは運というかタイミングというか……なので何とも言えないが、次回もこのくらい早く終わるといいなあ。
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