選択肢の少ないチェンセーンでおすすめのホテル
タイ最北部、チェンラーイ県のメコン川沿いに位置する小さな町チェンセーン。
13世紀末ラーンナー(100万の田んぼという意味)王国をチェンマイに建設したマンラーイ王はここにあったチェンセーン王国の出身で、今もなお当時の遺跡が美しい姿のまま残されている。
ほとんどの旅行者はチェンラーイに泊まり、ここから10kmほど離れたタイ・ミャンマー・ラオス3カ国国境の通称「ゴールデントライアングル(黄金の三角地帯。観光用につけられた名称で本来の意味とはまったく異なる)」と組み合わせて日帰りトリップで訪れるが、遺跡とともに朝に夕に表情を変えるメコン川など見どころも多く、個人的には2~3泊してノンビリしてほしい町だ。
そんな田舎町のチェンセーンでは当然のことながら宿泊の選択肢は限られてしまうが、自分たち夫婦が当地を訪れた時の定宿にしているのが今回紹介する「サイアムトライアングルホテル」。
中心部から少し離れてはいるが、メコン川沿いに建ち客室からその雄大な眺めを楽しむことができるだけでなく、バスタブ付きの客室など街では比較的高級なクラスでどんな人にもおすすめできるホテルだ。
街はずれで足がないと夜出かけるのは大変かも
現在のチェンセーンの街はバイパス(国道1290号線)にぐるりと囲まれているが、「サイアムトライアングルホテル」はその南端に位置している。
住所:267 Moo9 T.Wiang A.ChiangSaen C.ChiangRai
TEL:053-651115~7
WEBSITE:https://www.siamtriangle.com/
チェンラーイをはじめとする各地からのバスなど公共交通機関は、国道1016号線を西から来てバイパスを通り越すとメコン川に突き当たるT字路手前のタラート(市場)あたりで止まる。
ホテルは、そのメコン川沿いのT字路を右折しておよそ1.5kmまっすぐ進んだところにある。
メコン川に沿って走る国道1129号線はバイパスができたせいで交通量が少なく、T字路からホテルまでの道沿いも最初は商店が並んでいるもののすぐに空き地が多くなり寂れた風景になる。
ホテルは国道に沿って建っている

自動車は、建物と国道の間に斜めに止めるようになっている。
広々としたロビー。レンタルサイクルもあり
扉を開けてホテルの中に入ると、そこは吹き抜けの広々としたロビーになっている

ここがお客さんでごった返すようなことがあるのか?と思うくらい広い

一角には年代物のテーブルサッカーやビリヤード台も

オーナーの趣味だろうか?
フロントはロビーに比べ不釣り合いなくらいこんじんまりしている

フロントの前には無料ドリンクのサービス

ウエルカムドリンクを出してくれるホテルはタイではまったく珍しくはないが、このように常設でお茶請けまで置かれているのはなかなかない。
そのすぐ近くにはレンタル自転車も

宿泊客は無料で使えるので、遺跡巡りはこれでするのがいいだろう。
極端に暑い日とかはやめたほうがよいが、ゴールデントライアングル(黄金の三角地帯)も自転車で往復可能だ。
片道約10kmのメコン川沿いの平坦な道のサイクリングになる。
ここに泊まるならリバービューでなければ意味がない
「サイアムトライアングルホテル」は全67室を有しており、スーペリア(ガーデンビューとマウンテンビュー)、デラックス、グランドデラックス、エグゼクティブスイートの4クラスに分かれている。
自分たち夫婦は、いつも全室メコン川を眺めることができバスタブもついたデラックスルームに泊っている。
基本、街には遺跡以外何もないので、メコン川を眺めながらテラスでビールを飲んだりお風呂にゆっくり浸かって(チエンマイの自宅にはシャワーしかないので)のんびりとホテルライフを楽しむ、というのがここでの過ごし方だ。
-***-
ホテルの建物そのものはまだできてそれほどたっていないと思われ、設備は全体的に新し目できれいだ。
デラックスルームはゆったりとしている

ベッドルーム奥のガラス扉の先がテラス、手前がバスルームという造りになっている。
ここに泊まる最大の魅力は、テラスからの雄大なメコン川の眺め

季節、天気、時刻……一口にメコン川と言ってもその時々によってまったく受ける印象が異なる。



天気がよければ(空気がきれいなら)ゴールデントライアングル(黄金の三角地帯)もハッキリ見える

なお、ここで言う「ゴールデントライアングル(黄金の三角地帯)」は本来の意味とはまったく異なる単なる観光用の場所の呼び名で、写真に見えているのはラオス領土に建設されている中国の植民地(事実上の支配地)だ。
テラスにはイスとテーブルが用意されている

夕食をとるにもまともなレストランも数えるほどしかないチェンセーンなので、自分たちは街の中心部のコンビニや屋台でビールとつまみを買って来てメコン川を眺めながら飲み食いすることも多い。
ただし、虫よけは必須だ。
また、ホテルのそばにはコンビニなどはない。
このように、メコン川岸に建つこのホテルに泊まるのであればリバービューでなければ意味がないと言っても間違いない。
ちなみに、マウンテンビューの客室からの眺めはこんな感じ

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客室内の設備などは、タイの外国人が泊まるホテルのレベルと同等だ。
客室に入ってすぐのクローゼットにはバスローブとセーフティーボックス

ベッドサイドテーブル

テレビ下の物置き台の上には空気清浄機もある

ライティングデスクも十分な広さ

無料のインスタントコーヒーなどは最低限

冷蔵庫には無料の飲料水が2本

ドレッサーの上にはヘアドライヤー

バスルームと客室は引き戸で行き来する

このホテルのバスルームは少し不思議なレイアウトだ

入ってすぐ左側にバスタブが独立して設置されており右側には洗面台、突きあたりの扉を開けた先はトイレとシャワーブースが向かい合わせという配置になっている。




アメニティにはタイではまだ少ない歯ブラシセットがある

メコン川を眺めながらの朝食は気分爽快
朝食は1階のレストランが会場となっている

建物の中とメコン川に面したテラスに席が作られている


雰囲気がよく朝のひと時を気持ちよく過ごせるのは圧倒的に屋外のテラス席なのだが、東に向いているためもろに朝日があたって時期によってはかなり暑くなるのが難点。
利用する時の気候などによって、場所を選ぶとよい。
朝食のバリエーションは、県庁所在地でもないタイ北部の地方都市としてはがんばっているほうだと思う。
決してすごく豊富とは言えないが洋食、タイ料理とひと通り揃っている。
卵はその場で注文に応じて調理してくれるのがよい




タイ料理は北部のローカルフードもあるのでぜひトライしてみよう


上の料理はカノムチンナムギヨウ(タイヤイ=シャン族式のギヨウの花入りスープのタイ素麺)とカーオギヨウ(米に豚の血と脂身を混ぜて炊いた北タイ式おにぎり)だ。
実際に食べる時はこんな感じ

もちろん普通のタイ料理やお粥も用意されている

安ホテルは無理、それなりの設備をという人には特におすすめ
今回紹介したチェンラーイ県チェンセーンの「サイアムトライアングルホテル」。
観光地とはいえスコータイのようにツアーが大挙して訪れるわけでもなく、来たとしてもチェンラーイからの日帰りが多いチェンセーンでは数少ない設備が整った高級に属するホテルだ。
バックパッカー向けの安宿は無理、かと言ってゴールデントライアングル(黄金の三角地帯)にある超高級リゾートホテルまでは必要ないという人にとってはまさにピッタリだし、地方都市と言うこともあってチェンマイに比べるとコスパは非常によい。
あくまでも感覚的だが、このクラスのホテルとしては2~3割は安いのではないだろうか。
チェンセーンに泊ってゆっくり遺跡巡りをしよう、というような旅行者にとっては特におすすめだ。



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