2026年5月31日の月曜日は旧暦6月満月の日にあたり、この日はタイでは「ウィサーカブーチャー(วิสาขบูชา)」と呼ばれる仏教の祝日となっている。
ウィサーカブーチャー(วิสาขบูชา)は、日本語は「仏誕節」と呼ばれている。
ChatGPTによれば
ウィサーカブーチャーは、タイで最も重要な仏教の祝日のひとつです。
日本語では「仏誕節」と訳されることが多いですが、実際には単なるお釈迦様の誕生日ではなく、「誕生」「悟り(成道)」「入滅(涅槃)」というお釈迦様の生涯における3つの重要な出来事が同じ満月の日に起こったとされることを記念する日です。
この3つを記念する「ウェーサーカ祭」は、少なくとも紀元前後にはインドやスリランカで行われていたと考えられています。
特にスリランカでは、紀元3世紀頃に仏教が伝わった後、満月の日を祝う習慣が発達し、現在のウィサーカブーチャーの原型になりました。
タイで仏教が広まったのは13世紀頃のスコータイ王朝以降ですが、意外にも現在の形のウィサーカブーチャーはそれほど古くありません。
記録によると、19世紀半ばラーマ4世(モンクット王)の時代に王室主導で整備されたとされています。
モンクット王は即位前に約27年間僧侶として修行しており、仏教教義に非常に詳しい人物でした。
スリランカなど上座部仏教圏の伝統を参考にして、ウィサーカブーチャーを正式な宗教行事として広めたといわれています。
現在ではタイだけでなくスリランカ、ミャンマー、ラオス、カンボジアなどの上座部仏教国でも盛大に祝われています。
さらに1999年には国際連合が「ヴェーサク(Vesak)」を国際的な仏教記念日として認定し、国連本部でも関連行事が行われるようになりました。
日本ではお釈迦様の誕生を祝う「花まつり(灌仏会)」が4月8日に行われますが、誕生・悟り・入滅をまとめて祝う習慣は一般的ではありません。
タイの仏教徒にとっては、一年で最も神聖な日の一つとされており朝から寺院へ行き僧侶へ食べ物を供える(タムブン=徳積行)、お布施をする、説法を聞く、瞑想するといった仏教行事に参加します。
夕方になると有名なのが「ウィアンティアン(เวียนเทียน)」です。
参拝者はろうそく、線香、蓮の花を持ち本堂の周囲を時計回りに3周します。
これは仏・法・僧の「三宝」への敬意を表す儀式です。
とのことだ(一部改訂)。
チェンマイでは上記以外にも、歩いてドーイ(山)ステープ寺院に登って参拝するなど独自の習慣があり街のあちらこちらでイベントが行われる。
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このウィサーカブーチャー(仏誕節)、自分も以前はウィアンティアンしたり一晩かけてドーイ(山)ステープに歩いてお参りするなどしていた。
が、近年は朝早くに市内のお寺にお参りするだけにして、後は1日静かに自宅で過ごすようにしている。
行くのは、ピン川沿いにあるワットチャイモンコンというお寺だ。
お濠の中の旧市街にある寺院のような名刹・古刹ではないが、かつてチーク材などを扱う企業のオフィスやそこで働く家族向けのクリスチャンスクールなどが立ち並んでいたチャルンプラテート通りにあり、現在はピン川クルーズのロングテールボートの乗降所が作られていることから1日中人の出入りが絶えない寺院だ。
ピン川に面していることから放生(捕らえた生き物を逃がしてやることにより功徳を積む行為)によってお参りしようという人々で、ウィサーカブーチャー(仏誕節)でも毎年たくさんの人でにぎわう。
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「ウィサーカブーチャー(วิสาขบูชา)」当日の朝はいつもなら8時過ぎに寺院に向かうのだが、今年のチェンマイ(タイ)は雨季入りしても雨が降らず暑い日が続いていてこの日も5時前に目がさめてしまった。
起きてしまったらやることもないので、シャワーを浴びて身支度を整え今年は7時前に寺院に到着した。
ワットチャイモンコンの立派な楼門

楼門をくぐると仏塔と本堂が左手に見える

さすがにまだ7時なので、寺院の内部は例年のように大にぎわいということはなかった。
それでも駐車スペースはもういっぱい

上記の通り、ワットチャイモンコンは放生で知られている寺院だ。
そのためお祭りとかに関係なく放生用の生き物を売る店が常設されている。
タイ語しかないので、外国人は近寄りがたいかも

売店のお姉さん、サムズアップでノリノリだ。
売っているのは魚以外に鳥やカメ、貝といった生き物だ。
魚は種類によってご利益が異なる

そんなに特定の願い事があるわけもなく、自分はこれを詳しく読んだことがない。
自分みたいな人向けにか、一番下には大きく「ミックス9匹100バーツ」と書かれている。
ここに来ると、これ一択だ。
ということで、9種類の魚の入ったバケツを受け取る

おそらくそういう人が多いのだろう、このミックスはあらかじめバケツにセットしてブースの中にストックしている。
なので「ミックス」と言えば、バケツがスッと出て来る。
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放生用の魚の入ったバケツを受け取ったら、ピン川に向かう。
寺院をどんどん奥に進んで行くと、コンクリートの階段がありその先にピン川が流れている。
川には放生用のいかだが常設で浮かべてある

いかだの左に写っているのは、ピン川クルーズのロングテールボートだ(いかだはボート乗り場を兼ねている)。
バケツを持ったまま、いかだに移る。
いかだは屋根付きでしっかりした作りだ

いつもは、このいかだの上がほぼいっぱいになるくらい放生の人でにぎわうのだが、今年は時間が早すぎたのだろうまだパラパラという程度だ。
家族で来ている人が多い

ここでの放生には2通りのやり方がある。
ひとつはピン川に直接放す方法

本当ならこれが正式なやり方なのだろうが、ピン川に放した魚はあっという間にほかの肉食魚に食べられてしまう。
そのため、多くの人はいかだの中央にある穴に放生する


穴のところには「小さな魚はここに放生してください」と掲示が出ている。
水の中にはネットが張ってあって、魚が他所に行かないようにしているようだ。
これだと確かに放した魚が食べられてしまうことはないが、売店としては1日の終わりにネットを引き上げれば魚も回収できるので使いまわしが可能だ。
タイの仏教行事では時々ものすごく現世的(というのだろうか?)な一面を垣間見る時があるのだが、ある意味これもそれに近いかも。
ともあれ、周囲の他の人に混じって自分もお祈りをしてから魚を水の中に放した。
今年のチェンマイ(タイ)は雨季に入ってもまったく雨が降らず暑い日が続いていたため、ピン川の水量は少なく流れも静かでゆったりとしていた。
再び細い通路を渡って川岸に戻る。
そこには「使ったバケツはここに置いてください」と書かれている

英語でも書かれているのは、ロングテールボートでピン川クルーズをする観光客がここで放生体験をするからだ。
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今年の「ウィサーカブーチャー(仏誕節)」は、お寺に来るのが早すぎて例年のようなにぎわいは感じられなかったが、その分寺院の中をゆっくり見て回ることができた。
まずは本堂のご本尊にお参りだ

履物を脱いで本堂の中に入ると、読経の真っ最中だった

写真には写っていないが、ご本尊の前の誰も座っていない部分の両壁際にはお坊さんが並んで座り経を唱え、それに合わせて座っている人たちも読経している。
15世紀建立と言われているワットチャイモンコンは本堂内部も結構古い感じで、とりわけ何もない普通の日の朝に訪れると趣が感じられる。
が、さすがにこれではご本尊の前まで行ってゆっくりお参りするわけにはいかないので、本堂の入口を入ったすぐのところからそっと手を合わせて外に出た。
本堂の近くではお参り道具を売っている。
お坊さんに手渡すタムブン(徳積行)セット

本堂前の燭台に立てるろうそく

こんなにたくさんのろうそくが売られているのは、生まれた曜日や願い事などによってそれぞれ分かれているからだ。
ちなみに、タイでは「自分の生まれた曜日」というのが極めて重要で、どの寺院にも曜日ごとに仏像が並べられていて人々がお参りするのを見ることができる。
今日はろうそくの前に置かれていてまさに書き入れ時という感じだ

ワットチャイモンコンは中国系の人々の信仰も集めている。
彼らは観音堂(中国寺院)にもお参りする

例年ならこちらでも大勢の人がお参りしているのだが、やはり時間が早すぎてまだ誰もいなかった。
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これで今年も「ウィサーカブーチャー(仏誕節)」のお参りも無事に終了だ。
乗って来たスクーターを止めておいた場所まで戻る。
到着時はまだ準備中だった参拝客相手の露店も営業開始

さすがはタイ、早速お客さんが寄って来て朝食だろうか、買い食いをしていた。
普通ならこの後どこかで朝ご飯でも食べようかというところなのだが、この時間だと空いてる店もまだ少ない。
スクーターを駐輪場から出してまたがり大通りに出てもまだ具体的な店が決まらず、あてもなくノーンホーイ(南)方面に向けて走り出したのだった。




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