サワディーチャオはチェンマイ語の女性の挨拶(標準語はサワディーカ)です
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【チェンマイで暮らす】裏の大豪邸の大木の枝を切り落としてもらう

チェンマイの大木 設備・ガーデニング
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裏の家の大木の枝が庭に落ちて来て危険に

チェンマイ郊外にある自宅の裏の家は、敷地が優に2,000坪はあろうかというテニスコートつきの大豪邸だ。

近所の人の話では所有しているのはバンコクに住む貴族らしい(苗字でわかるとのこと)のだが、自分を含め誰も姿を見たことはない。

かわりに住み込みの庭師一家がいて、一切の管理を任されている。

敷地のほとんどには名前はわからない巨木が植えられており、自宅にもそこから伸びて来た枝が日陰を作って暑さをやわらげてくれている。

自宅裏の巨木
自宅裏の巨木

ところがこの木、こんなに大きいのにさらにどんどん枝葉を伸ばして来る。

タイでは日本と違って樹木の成長するスピードがかなり速く、子供の身長ほどだったものがあっという間に倍の高さになったりする。

裏の家のこの木も例外ではなく、これほどの大きさになってもさらに大きくなろうとして、ついには自宅の庭の上にまで張り出してきてしまった。

自宅裏の巨木の枝
自宅裏の巨木の枝
自宅裏の巨木の枝
自宅裏の巨木の枝

そのうちに、葉っぱや枝が庭に落ちてくるようになった。

特に風が吹いた後は1m以上もありそうな大きな枝が庭に落下していることもあり、万が一下にいたらケガをしそうだし、屋根の上に落ちて壊したりしたらエライことになる。

もちろん自力で切れるような高さでも量でもないし、第一自宅の敷地ではない場所の木だ。

なので、どうしたらいいか大家さんに相談すると「チェンマイに出て来た(大家さんは街から車で1時間ほどのところに住んでいる)時に裏の家の人と話してみるから」とのことだった。

その後ほんの数日で「月曜日の9時から作業が始まるから。私も行きますから家にいてください」という電話がかかって来た。

自分一人だけでも大きな問題は起きないだろうが、大家さんがいてくれると心強い。

会った時に渡す用の手土産を準備して当日を迎えた。

当日はクレーン車まで出動して大騒ぎに

当日……といっても自分が何か準備するようなことはないし、そもそも何をするのかもまだわかっていない。

大家さんが9時前に車で到着したので、挨拶をして家の中に招き入れ作業の人が来るのを待つ。

予定の9時を15分くらい過ぎた頃だろうか、車がすれ違うのがやっという程度の狭い幅しかない自宅前の道には似つかわしくない「ゴゴゴゴッ」というような大きな音を立てて何かの車両がやって来て家の前で止まった。

クレーン車

どうやらクレーン車のようだ。

やってきた車と何とかかろうじてすれ違っている。

しばらくすると荷台に人を数人乗せたピックアップトラックもやってきて、自宅のすぐ近くの道路脇に止まった。

クレーン車は鉄製のカゴのようなものを降ろすと、その周りにみんなが集まって木のほうを指さしながら何か話したりしている。

クレーンのカゴ

いつの間にか、大家さんと裏の家の住み込みの庭師一家の旦那さんも出て来て話に加わっている。

こういう時自分は基本的に皆さんにおまかせで、実際に作業が始まって何かあれば言うというスタンスを取るようにしているので、庭師の旦那さんにあいさつ(塀越しに顔を合わせることがあって普通に会話したりしている)をしただけで様子を見守った。

すぐに話はまとまったようで、クレーン車は脇道に無理やり突っ込んで向きを変えると完全に道をふさぐ形で作業用の脚(?)を出して止まった。

クレーン車
クレーン車

この状態でいったん小休止に入ったようなので自分も部屋に戻る。

しばらくして、クレーン車のエンジンがかかる音で作業の開始を知って再び外に出てみた。

クレーン車の先端から伸びるワイヤーに鉄製のカゴが取り付けられ、一人が乗り込むとブームを伸ばしてあっという間にはるか上のほうにまで上昇した。

クレーン車の鉄カゴ
クレーン車の鉄カゴ
クレーン車の鉄カゴ

この日は風はなかったが、人が乗った鉄カゴはワイヤーでブームから吊り下げられているので前後左右に揺れてなかなか安定しない。

乗ってる人は結構怖いだろうなあ……

しばらくすると鉄カゴも大きく揺れなくなり、ブームで微調整しつつ徐々に木のほうに近づいていく。

クレーン車の鉄カゴ
クレーン車の鉄カゴ

少しの間を置いてからチェーンソーにスイッチが入り大きな音を立てると、カゴに乗った男性がバリバリと枝を伐採し始めた。

【動画】大木の枝をチェーンソーで伐採する様子

まったく無計画に伐採していくので、自宅の庭や前の道路などに枝葉が好き勝手に飛び散っている。

伐採した巨木の枝
伐採した巨木の枝

落ちた枝はどうするのか(自宅の庭のは大きすぎてとても一人では動かせない)と思っていたら、すべて作業が終わってクレーン車が帰った後で裏の家の庭師の一家が手押しの一輪車を使って片づけてくれた。

下には電線もたくさん走っているのだが、そんなことは一切お構いなしにどんどん枝を下に落としていく。

「そんなやり方で、落ちた枝が電線を切っちゃったりしないのかな」と不安を感じながらチラチラ様子を見ていたら、やっぱり電線に引っかかってしまった。

伐採した巨木の枝

この時はクレーン車のブームをドライバーが器用に操って鉄カゴを電線に近づけていき、乗ってる人が手で電線から枝をはずした。

幸い電線が切れることもなかったが、チェンマイ(タイ)のこのような工事や作業では養生というのだろうか、周囲に対する事前のケアのようなものが欠けているのはいつものことだ。

結局、クレーン車を使った伐採は2時間近くを要した。

といってもひたすら木を切っていたわけではなく、どちらかというとクレーン車のブームを木を切れる位置に動かしたりしている時間がほとんどで、チェーンソーのスイッチが入っていた時間はほんのわずかだった。

クレーン車での作業が終わると、それを使ってやるほどでもない背の低めの木を大型の高枝切りバサミのようなものでカットしてすべての作業が終了した。

高枝切りバサミ
木の枝の伐採

木の落下で死傷者も出るチェンマイ

朝の9時過ぎから始まった伐採作業は、最終的に12時半くらいまでかかった。

自宅の庭に落ちた枝などはその後2~3時間してから裏の家の庭師一家が片づけに来たのでそれまで出かけられず、結局はほぼ丸一日かかったことになる。

自宅の近くを走るチェンマイ-ラムプーン街道(国道106号線)にはインドゴムの大木が並木のように続いているが、荒天の時には落ちて来た枝が運悪く道路を走っていた自動車やバイクに当たり毎年死傷者も出る。

自治体のほうでも特に雨季前には国道を通行止めにして危険な木の枝を伐採しているが、それでも事故が起きてしまうほどだ。

裏の家の大木もいつ何があるかわからず、運悪く庭にいる時に枝が落ちて来たり屋根の上に落ちて来て建物を破損させるなんてことは十分起こりうる。

今回の伐採でとりあえずは安心と思うが、熱帯では木の伸びるスピードも日本とは違うので時々は裏の木を見上げて危険がないかどうかチェックするようにしよう。

タイで暮らすなら、日本は身軽にしておくほうがいいです

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