成田からタイ国際航空TG641便でバンコク・スワンナプーム空港へと飛び、トランスファーエリアで入国手続き、セキュリティー検査を通過して国内線ターミナルへと移動した。
チェンマイ行きの搭乗時刻までの1時間強をTG(タイ国際航空)のラウンジで過ごしたが、お腹がいっぱいでとても食べ物に手を伸ばす気にはならずジンジャエールを飲んだだけ。
TG(タイ国際航空)のチェンマイ線はどの便でもディレイすることが多く、ひどい時だと1時間くらいは平気で遅れるのだが、この日は珍しくほぼ定刻でのボーディングとなった。
そして、今回の一時帰国でのスワンナプームの合計4回の乗り降りで、初めてゲートから直接機体へのアクセスである(笑)
この日のTG116便チェンマイ行きはボーイング777-300ER型機だった。
かなり使い込まれた機体で、たぶんもう国内線でしか使用されていないのだろうシートコントローラーの一部は壊れていた。
とはいえ、ソロシートは座った瞬間から脚を伸ばすことができるので快適だ。
ウエルカムドリンクは、たぶん10年以上出され続けているアイスレモンティー。
バンコクからチェンマイへは東京から大阪とほぼ同じ1時間のフライトだが、機内食はしっかりとサーブされる。
この日の機内食概観(コーヒーはまだ入れられていない)。
メインは、ボール状の練り物と春雨のパロー(พะโล้=砂糖醤油煮込み)。
出て来た時には一瞬「たこ焼きか!?」と思ったボール状の練り物はルークチン(ลูกชิ้น=タイ式つみれ)のようにも見えるが、食感・味とも日本のおでんに入っている揚げボールそのものだった。
タイの普通の食堂やタラート(市場)のおかず屋では、食べた(買った)記憶がない。
今では、日本式のこの手の練り物は紀文のものとかがチェンマイ市内のちょっとしたスーパーマーケットでも普通に売られているので、機内食に採用されても不思議ではない。
一般的なルークチン(つみれ)なんかに比べたらはるかにレア感あるし、ビジネスクラスの機内食には確かに向いているかもね。
デザートは、パッと見には何かわからなかった。
食べてみたら、ルアムミット(รวมมิตร=タイ風みつ豆)だった。
ルアムミットは自分の好物で、チェンマイ市内にお気に入りの店があって特に暑い日などしばしばおやつがわりに食べている。
作ってから時間がたってしまっていたのか氷がとけてシロップが薄まってしまっていたのは残念だったが、まさか機内食でルアムミットが食べられるとは思っておらず、うれしい驚きだった。
食後は、いつも「まずい、まずい」と一人で文句を言いながらも必ず頼んでしまうコーヒーをいただく。
この日はボーディングこそ定刻だったものの滑走路が渋滞しており結局離陸は20分遅れ。
バンコクを出る時はまだ明るかったが、チェンマイ空港に着陸したらもう外は真っ暗だった。
成田で預けた荷物を受け取り、リムジンタクシーで自宅に戻る。
2週間ちょっとの日本への一時帰国であったが、家の中は思ったほど汚れていなかった。
とりあえずこの日はシャワーだけ浴びたらすぐに寝て、翌朝からは家の掃除、日用品や食べ物の買い出しなど生活の体制を整えなければならない。
近所の家や、友人知人のところにお土産を持っていきながら帰チェンの挨拶をしたりもするし、いつものチェンマイの日常に戻るまでには4~5日かかるのはいつものことだ。
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