チェンマイで長期滞在生活するための手続きに必要となる書類、プロセスなどについては予告なく変更されますので、必ず当該官庁にて最新情報を確認してください。
場合によっては現状とそぐわない可能性がありますのでご留意ください。
日本の住民票のような書類が「在留届出済証明」
チェンマイ(タイ)で長期滞在生活をするにあたって、当地での運転免許取得や更新、日本で取得した国際免許証からタイ国免許証への切り替え、車やバイクなどの自己名義での購入をはじめとするさまざまな重要局面で「在留届出済証明」または「居住証明」という書類が必要となる。
いずれもタイ国内の住所を証明する日本でいえば住民票のような書類であるが、「在留届出済証明」は在チェンマイ日本国総領事館で、「居住証明」はタイの入国管理局で取得することができる。
ほかに、居住している郡の役場で外国人用住居登録証(ทะเบียนบ้าน=タビアンバーン)を作成してもらう方法もあるらしいのだが、相当ハードルが高いという記述をどこかのサイトで見た記憶がある。
自分は、費用はかかるものの手間と時間が一番節約できる在チェンマイ日本国総領事館で「在留届出済証明」を取得している。
在チェンマイ日本国総領事館での「在留届出済証明」取得手順
この書類は、その名の通り「在留届を提出していることの証明」なので、取得のためにはあらかじめ在チェンマイ日本国総領事館に在留届を提出してあることが前提となる。
自分は、チェンマイでO-A(リタイヤメント)・ビザ(実際には初回申請時にもらえるOビザだが)を取得した直後にインターネット上で提出していたが、証明書取得で在チェンマイ日本国総領事館に出向いた際に、係の女性から「この書類を提出していますか?」と紙の在留届用紙を見せられた。
もしかしたら、提出していない場合はその場で記入すればいいのかもしれないが、旅券法第16条により外国に3ヶ月以上滞在する日本人は最寄りの在外公館に在留届を出すことが義務づけられているので、ビザ取得手続きが終了したらなるべく早く届け出をしたほうがいい。
準備するもの
(1)証明書発給申請書
こちらからダウンロードできる。
エクセル形式とPDF形式が用意されているので、都合のよういほうを使えばよい。
2ページ目は不要
(2)パスポート
原本および顔写真のあるページとビザのページのコピーが必要だが、コピーはなければ領事館のほうで取ってくれる
(3)住居の賃貸契約書
原本およびコピーが必要だが、コピーはなければパスポート同様領事館のほうで取ってくれる。
タイの運転免許証を所持している場合はそれでもOK。
(4)手数料
610THB(2019年3月現在)
申請の流れ
「在留届出済証明」の申請は8:30~12:00、交付は翌開館日の13:30~16:30となっている。
申請・公布とも代理人でも可。
在チェンマイ日本国総領事館は、空港の近く、エアポートプラザ前の交差点から少し北のエアポート・ビジネス・パーク内にある。
お濠のほうからマヒドン通りを来た場合は、立体交差の途中でUターンする。
通りからパークの敷地に入るとすぐにセキュリティー・ゲートがあるので、そこで「日本国総領事館に行きます(ไปสถานกงสุลญี่ปุ่น =パイ・サターンコンスン・イープン。ไปประเทศญี่ปุ่น=パイ・プラテート・イープンでも通じる)」と言うと、車やバイクに乗って来た場合は駐車券のようなものをくれるので、それを受け取って中に入る。
ビジター用の自動車駐車場はパーク内をずっと奥に進んだところ、バイクの駐車場はその手前に用意されている(英語の案内看板あり)。
車を降りて手前から2番目のビルに入るとすぐ前に階段があるので、それで2階にあがる。階段手前にはインフォメーション・カウンターがあるので、わからなければそこで聞くとよい。
階段を上がって左手奥に進むとセキュリティーの男性が2人立っている場所がある。
そこが総領事館の入口だ。
男性にパスポートを見せ、駐車券がある場合はそこでスタンプをもらい、ボディー・チェック、所持品のセキュリティー・チェックを受けてガラス扉の中に入ると、ガラスで仕切られたカウンターが3つほど並んでいる。
当然のことながら内部の掲示などはすべて日本語メインだし、窓口のタイ人女性も非常に流暢に日本語を話すので、とまどうようなことはないだろう。
各種証明書の窓口は一番右側で、中に人がいない場合はインターホンを押して呼び出すようになっている。
「在留届出済証明」を取得したい旨伝えると、係の人が書類などを確認して何も問題がなければ引換証を発行してくれる。
交付時には、同じように総領事館の窓口に来て引換証と手数料を出すと、証明書が受け取れる。
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