毎年この時期恒例の日本への一時帰国。
チェンマイから日本への往路の最後は、キャセイパシフィック航空CX500便で香港から東京成田へと向かう。
朝8時過ぎの便でバンコクを出発し、香港のラウンジで2時間半ほど時間をつぶし成田空港には夜の20時半到着なので、軽く12時間を超える移動だ。
今回は、成田行きの便のゲートがちょうど利用していたラウンジのほぼ真ん前だったので、搭乗時刻が少し過ぎたくらいの時間にラウンジを出た。
が、まだ搭乗は始まっておらず、ゲートの前にはビジネスクラスを含め長蛇の列ができていた。
ほんの2~3分もするとボーディングが始まり、機上の人となる。
この日の東京成田行きCX500便はボーイング777-300型機での運航だった。
バンコクから香港までのフライトがエアバスA330-300型機で2-2-2のコンフィグレーションだったのに対して、こちらは2-3-2の配席(タイトル下の写真)。
A330-300型機とまったく同じ、3世代くらい前と思われる割と狭苦しいプライベート感ゼロのシートなので、真ん中のブロックの3列の真ん中に座ったりしたらざぞかし窮屈だろう。
キャセイパシフィック航空を利用するのは3年ぶりくらいで前回がどうだったのか記憶が定かではないのだが、ウエルカムドリンクではアルコールを提供しないようだ。
なので、オレンジジュースをいただく。
離陸前に、キャビンアテンダントが一人一人乗客の名前を呼びながら食事のメニューを配っていく。
が、やはりバンコク→香港便の時と同様、オーダーを取りに来ることはなかった。
香港から東京成田までの飛行時間は、およそ3時間半ちょっと。
台北から成田に向かう時ほどではないが、それでもこの日のように満席だとサービスはかなり急ぎ足で行われる。
まずは、食前酒のシャルドネ(ALBERT BICHOT VIRE-CLESSE2017)におつまみは日本式のあられ。
ワインをゆっくり楽しむ間もないうちに、前菜がセットされた。
スターターはゆで海老、マグロ、揚げサクラエビ、カブの卵黄ビネガーとワサビマヨネーズ添え。
ミックスサラダ カラマタオリーブとトマトにバルサミコビネグレット。
そして、なぜかゆず蕎麦になめこ添え
この蕎麦って特に日本発着の便ではよく出るけど、正直おいしいと思ったことがなくめったに食べることはない。
メインは、3種類の中から日本式のシーフードカレーをチョイス。
だが、これが大失敗。
具のシーフードの中にタラと思われる魚が入っていて、これが冷凍ものを使っているからなのか何なのか理由はよくわからないが、独特の臭みが強くてそれがカレー全体に広がってしまっていて、とても食べられたものではない。
正直「どうやったらカレーをここまでまずくできるのか!?」と思うほどであり、1口2口食べただけで、あとはそのまま下げてもらった。
ラウンジで担々麺とか食べちゃってそれほどお腹が空いていなかった、というのもあるが、それにしても……
気を取り直して、フルーツにハーゲンダッツのアイスクリーム、イリー(illy)のコーヒーをいただく。
バンコクから香港への機内食の記事でも書いたが、このイリーのコーヒーはかなりおいしい。
この1年ほどの間に乗ったANAとJAL、マレーシア航空、そしてTGで出たコーヒーの中では間違いなくナンバーワンだ。
なので、おかわりもいただく(笑)
おかわりのコーヒーを飲み終わるころにはもう搭乗機は和歌山沖くらいまで来ていて、しばらくすると高度が徐々に下がり始め、あっという間に成田空港に着陸だ。
この日は風もよかったのか、予定到着時刻よりも20分近くの早着であった。
それでも飛行機を降り日本入国手続き、預け入れ荷物受け取り、通関を経て一般エリアに出たら21時を過ぎていて、迎えに来てくれていたカミさんと落ち合い自動車で自宅に戻ったのだった。
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