チェンマイで長期滞在生活するための手続きに必要となる書類、プロセスなどについては予告なく変更されますので、必ず当該官庁にて最新情報を確認してください。
運転免許更新などで必要になる「在留届出済証明」
チェンマイ(タイ)で暮らす中で、当地で運転免許を新たに取得・更新する、日本で取得した国際運転免許証をタイの運転免許証に切り替える、あるいは自動車やバイクなどの車両を自分名義で購入する、といった際に必ず必要になるのが「在留届出済証明」または「居住証明」という書類だ。
どちらもタイ国内での居所を証明する、日本で言えば住民票のような書類であるが、「在留届出済証明」は在チェンマイ日本国総領事館で、「居住証明」はタイの入国管理局で取得することができる。
が、後者は安価であるものの取得まで非常に時間がかかったり、時には発給を中止していて利用できないなどということもあるらしい。
なので、いつも自分は手間と時間が節約できる在チェンマイ日本国総領事館で「在留届出済証明」を取得しており、今回はバイクの運転免許証更新のためにこれが必要になった。
在留届をすでに提出していることが前提
「在留届出済証明」は、その名の通り「在留届を提出していることの証明」なので、取得のためにはあらかじめ在チェンマイ日本国総領事館に在留届を提出していなければならない。
自分は、10年前に初めてチェンマイでNON-O(リタイヤメント)ビザを取得した直後にインターネット上で提出、その後は適時更新しているが、かつて証明取得で在チェンマイ日本国総領事館に出向いた際に、係の女性から「この書類を提出していますか?」と紙の在留届用紙を見せられたことがある。
もしかしたら、提出していない場合はその場で記入すればいいのかもしれないが、旅券法第16条により外国に3ヶ月以上滞在する日本人は最寄りの在外公館に在留届を出すことが義務づけられているので、ビザを取得したら速やかに届出すべきだ。
オンラインでの在留届出はこちらから可能。
自分の実感で言うと、日本の国内外を問わず役所に対する不満や悪口をやたらと言うような人に限ってそもそもこうした国民としての義務を果たしていないことが多い。
思考回路が中学生並みということだ(苦笑)
用意するもの
証明書発給申請書
こちらのページからダウンロードできる。
エクセル形式とPDF形式が用意されているので、都合のよいほうを使えばよい。
記入見本もある。
2ページ目は記入不要。
パスポート
原本および顔写真のあるページとビザのページのコピーが必要。
本人の氏名及び現住所が確認できる書類
領事館のサイトで例としてあげられているのは、ワークパーミット、タイ国運転免許証、賃貸契約書、発行から3ヶ月以内の公共料金請求書または領収書となっている。
自分は今回運転免許証の更新が目的なので、それを提出した。
原本ならびにコピーが必要。
手数料
600THB。
為替レートの見直しにより毎年4月に改訂される。
在チェンマイ日本国総領事館の場所
チェンマイ空港近くの「Airport Business Park」というビジネスセンターの中にある。
領事館の窓口脇にトゥクトゥクやソンテウのドライバーに見せる用の領事館に行きたい旨書かれた紙が置かれているので、必要な人はもらっておくとよい
TEL(旅券・証明班):052-012500(内線103。日本語可)
WEBSITE:https://www.chiangmai.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html
空港から来るサナームビン(空港)通り沿いとエアポート交差点から北上するマヒドン通り沿いの2か所にビジネスパーク入口があるが、いずれも道路から敷地に入るとすぐにゲートがあるので、そこで「日本領事館に行きます(ไปสถานกงสุลประเทศญี่ปุ่น=パイ・サターンコンスン・プラテートイープン」あるいは「日本大使館に行きます(ไปสถานทูตประเทศญี่ปุ่น=パイ・サターントゥート・プラテートイープン」と言う(単に英語で「Japan」とだけ言っても通じる気もするが)駐車券をくれるので受け取って中に入る。
マヒドン通りから自動車でパーク内に入った場合はそのままずっとまっすぐ進み、ほぼ突きあたり右手にビルがあるので右折してその前を通り過ぎてすぐ先にあるロータリーを右に回り込んだところにビジター用の駐車場があるのでそこに車を止めるのが一番便利だ。
この駐車場の真ん前マヒドン通り沿い側に総領事館の入っているビルがある。
取得の手順
2021年3月現在、新型コロナウイルス対策でビルに入るドアは1カ所に制限されている。
入口には警備員が立っており、検温ならびに手指のアルコール消毒をしなければ中に入ることができない。
ここには、日本語での案内(注意書き)プレートが置かれている。
中のホールに入ると目の前に階段があるのでそれで2階に向かうと、廊下の少し先に警備員の男性が立っている場所がある。
そこが在チェンマイ日本国総領事館の入口だ。
男性にパスポートを見せ駐車券がある場合はスタンプをもらい、ボディーチェックと所持品のセキュリティーチェックを受ける。
また、日本語で来館の目的を聞かれるので答える。
チェックが終わると警備員が荷物の入ったカゴを持ってガラス扉の中に誘導してくれるので後ろについて行こう。
途中に手指消毒用のアルコールが置かれており、警備員によってはそれを持って手に吹きかけてくれる。
総領事館の内部は、ガラスで仕切らたカウンターが3つほど並んでいる。
当然のことながら内部の掲示などはすべて日本語メインだし、窓口のタイ人女性も非常に流暢な日本語を話すのでとまどうようなことはない。
カウンターの前には用件に応じたボタンが並んでおり、それを押すと整理番号がプリントされた紙片が出てくるのでそれを受け取る。
各種証明書の窓口は一番右側で、窓口に人がいない場合はインターホンを押して呼び出すようになっているが、たいていは整理番号の紙片をプリントアウトするとスタッフが来てくれる。
「在留届出済証明」を取得したい旨伝えると、係の人が書類などを確認して何も問題がなければ引換証を発行してくれる。
受け取り(交付)時には、同じように総領事館の窓口に来て引換証と手数料を出すと証明が受け取れる。
在留届出済証明に限らないが、申請は8時半から12時で受け取り(交付)は翌日の13時半から16時となっている。
領事館の中には、「11時以降は窓口が混みあうのでその時間を避けてほしい」旨貼り紙がしてあるので、申請は早めの時間帯に行った方がいいのかもしれない。
コメント
タイの免許証更新
タイの運転免許証の有効期限は、取得後何年か先の誕生日となっているとおもいます。
私も5年の有効期限が切れそうになったので、日本総領事館に行って在留証明書を発行してもらいました。その時領事館の方に
「誕生日を過ぎてから更新しても問題ないですか?」と訊ねたところ、「数日なら大丈夫とは思うけど、もし運悪く検問等で免許証の提示を求められたら、それは期限切れの免許証となる為、問題ないとは私からは言えない」領事館の方は仰ってました。
心配性の私は誕生日の翌日にすぐに更新に行きました。
ほぼ6年有効の免許証更新することが出来ました。でもこれも2年前の事ですから今はどうでしょうか?タイは制度がよく変わりますから!笑
かせい人さん、コメントありがとうございます。
来週にでも記事をアップしますが、今回私は日本足止め中の昨年に失効してしまったバイクの免許を更新しました。
失効前に更新してしまうと有効期間が1年短くなってしまうので、こちらでは誕生日前には更新しないようです。
陸運局で確認しましたが、ルールでは失効後90日以内に更新すればOKらしいです。
今はコロナ禍だからか、それ以上過ぎてた自分の免許証もまったく問題なかったですが。