サワディーチャオ(สวั๋สดีเจ้า)は、チェンマイ語の女性の挨拶(標準語はサワディーカ)です

【ピチット】これぞ男性の理想!? 民話「グライトーン」にちなんだワニの街に行ってみよう

タイ北部のピチットにある民話グライトーンの洞窟概観カムペーンペット、ピチット&メーソート
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外国人ツーリストには知名度ほぼゼロ(?)のピチット

タイが好き、という旅行者でも「ピチットに行ったことがある」という人はかなり少ないのではないだろうか。

日本語のガイドブックはもちろん、それよりもはるかに情報が充実している英語のガイドブックですらまったく紹介されておらず、タイ人ですらわざわざここに旅行に行くことはほとんどない。

全県をカバーしているはずのタイ語の県別旅行ガイドブックもピチットはチェンマイ市内のどこの書店に行っても手に入れることができず、隣接するピッサヌロークやタイ国発祥の地スコータイといった県に比べると、気の毒になるくらいマイナーな存在だ。

これぞ男性の理想!? ピチットが舞台の民話「グライトーン」

そんなピチットに自分が行ってみようと思ったのは、タイ語のプライベートレッスンで読んだ「グライトーン」という民話がきっかけだ。

タイ語の先生によると、この民話は学校の教科書に載ることもあるくらいよく知られているらしいのだが、「え~っ、こんな話を子供に教えちゃっていいの!?」というような内容でビックリしてしまった。

単なるタイ語の辞典ではなく、タイに関する知識の宝庫といってもよい「タイ日大辞典」はさすがで、この民話を紹介していた。

アユッタヤー時代から伝わる物語。
河底の洞くつに住む無頼のワニ王チャーラワンは二匹の美しい妻に飽き足らず、ピチット市の富豪の娘タパオトーンを水浴中に襲って洞くつに連れ帰って妾にした。
洞くつ内ではワニも人間の姿で暮らしている。富豪は娘を取り返しワニを退治した者には娘と賞金を与えると声明した。
なん人もが失敗した後クライトーンが見事成功し、富豪の二人の娘を同時に妻とし入りむこになるが、ワニ王の妻ウィマーラーを洞に訪ねて妾にし陸上に連れ帰った。
二人の妻はやきもちを焼いてウィマーラーを怒らせる。
怒って暴れた拍子に護符を落としたためにワニの姿にもどり洞くつへ帰って行く。
あきらめきれぬクライトーンは水底に赴きウィマーラーとよりをもどす。
以後クライトーンは地上の二人の妻と河底の二人の妻の間を行きつもどりつ至福の生活を続ける。

どうですか???

何と、4人も妻と妾を作ってその間を行ったり来たりするという、これぞタイ人(に限らず世のすべての)男性の理想(?)のような生活を描いた話なのだ。

タイ日大辞典
日本タイクラブ
タイ好きなら必携!タイ語の辞典だけでなくタイ百科事典としての利用価値大

民話自体はアユッタヤー時代にできたらしいが、自分が知る限り今でもチェンマイ(タイ)では未婚既婚や年齢、裕福貧乏に関係なく複数の恋人を持つタイ人は男性だろうが女性だろうが珍しくないし、またそれをあまり隠したりしないケースも多いので、この「グライトーン」の民話は今なお現代においても人々に親しまれているのかもしれない。

誰かがちょっと不倫した、というだけで寄ってたかってその人をボコボコに叩いてつぶして喜んでいるような、了見の狭い人がはびこっている日本だったらこんな民話は格好の攻撃の材料になっちゃうんだろうなあ。

自分は、と言えば「カミサンと妾を合わせて4人もいたら、それはそれで心も身体も大変だろうなあ……」などどくだらないことを考えながら、チェンマイからピチットへと向かったのだった。

民話「グライトーン」の洞窟はちょっとさびれていた

このピチットを舞台としたワニが主人公の民話「グライトーン」の舞台となっている洞窟(ถ้ำชาละวัน=タム(洞窟)チャーラワン)が街の西の郊外にあるスコータイ時代の遺跡公園の中にある。

遺跡公園の中には案内標識も出ているのだが車ではそばまで行くことができず、手前の適当な場所に止めて歩いて行かなくてはならない。

周囲はまったくの平地なので「洞窟ってどんなところなのだろう?」と思っていたのだが、実際には洞窟はなかった。

というか、民話にちなんで造られた正直言ってちょっとしょぼいモニュメントだった。

タイ北部のピチットにある民話グライトーンの洞窟のワニ退治
タイ北部のピチットにある民話グライトーンの洞窟のワニの口
タイ北部のピチットにある民話グライトーンのワニと洞窟
タイ北部のピチットにある民話グライトーンの妻妾の像

ワニのモニュメントなどにはお供え物が置かれたりしていて、「どうか自分もグライトーンのような生活ができますように」とかお祈りするのかも(笑)

ピチットの街のなかにもワニのオブジェクトがいっぱい

ピチットは「グライトーン」が最大の観光資源ということなのだろう、街のあちらこちらでワニのオブジェを見ることができる。

道路脇の標識もワニが持っていた。

タイ北部のピチットの街なかのワニの道路標識

市内中心部のすぐ南にある、市民の憩いの場と思われる広大な湖(池)をたたえた公園には、超特大のワニの像があった。

タイ北部のピチットの公園にある巨大ワニの像
タイ北部のピチットの公園にある巨大ワニの像の口

この超特大のワニの像は全長38m、高さ4m、腹の真ん中は直径5mあり、総重量は600トンもあるらしい。

プミポン国王(ラーマ9世)のご母堂であるシーナカリン王太后(メーファールワン)の80歳の誕生日を記念して60万バーツをかけて作られたという。

この公園には小さな動物園や水族館、ワニ園もあり、湖(池)はシーズンによっては蓮の花が咲き乱れて大変美しいそうで、週末や祝日は大勢の人でにぎわうらしい。

残念ながら、ワニ皮製品を売る店やワニ肉料理を食べさせるレストランがあるというわけではない。

ピチットはピサヌロークから車で1時間

ピチットにも一般的な外国人旅行者が滞在できるクラスのホテルもあるが、スコータイ観光の拠点でタイの東西南北を結ぶ交通の要衝でもあるピサヌロークから自動車で1時間ほどでアクセスできるので、そちらに宿を取るのが選択肢も多くおすすめだ。

高級ブティックホテルなら、ナーン川沿いに建つ「ヨディア・ヘリテージ・ホテル」が特によい。

手頃な値段でコストパフォーマンスが高いところなら、市内中心部にありナイトバザールもすぐそばの「ザ・パーク・ホテル」がいいと思う。

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