チェンマイで旅行者時代からいつも色々と世話になっている友人の奥さんはミャンマー出身のタイヤイ(シャン)族で、親戚が何人かメーサーイに住んでいる。
先日、その親戚に届けものをしたいので車を出してくれないか、と頼まれ、二つ返事で引き受けてメーサーイへの日帰りドライブを敢行した。
メーサーイはチェンマイから北に約250km、自動車で4時間半ほどのところにあるタイ最北端にしてミャンマー(ビルマ)国境の街だ。
通常、メーサーイに観光で行くと、国境周辺とその国境に向かって左(西)側の小山の上にありミャンマー領が一望できる寺院のワット・プラタート・ドーイワオ(通称サソリ寺)やその麓に広がる中国製品や土産物を売る一帯に立ち寄る。
が、今回行った親戚の家は、国境から結構手前、しかも国境に向かって右手(東)の閑静な住宅街の中にあった。
メーサーイというと、国境独特の少しざわついた落ち着きのない街、という印象が強かったのだが、こういうごく普通のエリアがあることを、メーサーイを初めて訪れてから36年たった今回初めて知ったのだった。
さて、親戚の方はこれまで何回かお目にかかったことがあり、自分が行くということを友人の奥さんが連絡したところ、お昼ご飯を用意して待っていてくれた。
しかも、自分がローカル料理が大好きだということを知っていて、純(?)タイヤイ(シャン)料理である。
この日ごちそうになった料理全景
カーオフントゥア・サイナム
カーオフントゥア・サイナムをかき混ぜたところ。麺も入っている
カーオフントゥアは、もとはこのようなもの
米粉から作ったものらしいが、食感は少し硬くしたくず餅のようだ。
そして、もう一種類料理が出てきた。
こちらはカーオソーイ・ノーイ
薄くてやわらかい生春巻の皮のようなもので、ひき肉が入っているものと何も入っていない素のものと2種類がある。
皮に生野菜を入れて巻き、ピーナツとチリオイルをベースにしたソースをつけていただく。
カーオソーイ・ノーイのソース
この日は、デザートのお菓子まで用意していただいた。
カーオ・マカーム
マカーム(มะขาม)の名の通りタマリンドソースをからめたお菓子で、中は麩菓子のようにフカッとしていて軽い食感だ。
これだけたくさんいただくとお腹がいっぱいになってしまい、この後は腹ごなしを兼ねておそらく旅行者はあまり訪れないであろうメーサーイ街の一角をブラブラと散歩して回った。
こういう旅が好きなんだよな~(^^)<自分
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