今回の一時帰国のタイ・日本間はマレーシア航空を利用した。
一時帰国用に限らず、いつも自分がチェンマイで航空券を購入する時には
(1)検索比較サイトのエクスペディアで、出ているキャリアと価格をチェックして候補を抽出
(2)候補の航空会社の公式サイトで価格とともに運行機材・シートなどをチェック
(3)市内の旅行会社で価格をチェック
というプロセスを経てこの3か所のどこで購入するかを最終的に決めている。
近年は、一般的に航空会社の公式サイトが一番価格が安いと思われているようだが、この手順で実際にリサーチをしてみるとそうでないことも多い。
特に、旅行会社に対しては航空会社が特別に(=オープンにしたくない)プロモーション・チケットを出していることがあり、ちょっとリサーチというつもりで店頭に行ったにもかかわらず、驚くようなお得なオファーをされてその場で購入を決めてしまったことが何回もある。
今回は、上記の手順で検討している最中に、マレーシア航空からバンコク・成田をビジネスクラス往復でおよそ26,500THB(現在のレートで約90,800JPY)という吐き気を催しそうな(笑)オファーメールが届き、速攻で予約してしまった。
ただし、日程変更不可、キャンセル不可(できるが返金はなしに等しい)など、こちらのスケジュールに何かあったら捨てるしかないチケットだ。
そのかわり、クアラルンプール・成田間は追加料金なしでコードシェアの日本航空(JAL)便も選択可能という太っ腹。
なので、今回の往路だけをJALにして予約を入れてみた。
お友達にこの話をしたところ、マレーシア航空では時々このような激安チケットが出るらしい。
うまくタイミングさえ合えば、絶対にお得だと思うぞ。
この日のフライトは14時半頃なので、前日にバンコク入りしていつものホテルで一晩過ごしゆっくりと朝食をとってから、BTSとエアポートリンクに乗ってスワンナプーム空港へと向かった。
マレーシア航空のカウンターはビジネスクラスの列には誰も客がおらずサッとチェックイン、プライオリティ・レーンもこの日はガラガラであっという間に出国手続きも終わり、指定ラウンジで小一時間過ごした後、機上の人となる。
この日のMH789便クアラルンプール行きはボーイング737-800型機だった
たぶん結構な機齢で、全体的に年季が入っていた。
シートも短距離便の機材としてはごく普通のもので、せいぜい1時間半程度のフライトなので問題はない。
ウエルカムドリンクのピンクグアバジュース
ムスリムの国マレーシアのフラッグキャリアだからかは知らないが、ウエルカムドリンクにアルコールのサービスはない。
かわりに、という感じで自分はこのピンクグアバジュースをいただくのだが、これが実においしい。
マレーシア航空ではおすすめのドリンクだ。
1時間半ほどのフライトなので、シートベルトの着用サインが消えると同時にあわただしく食事のサービスが始まる。
この日のメインディッシュはタイ料理(ゲーンパネーン)、中華料理(エビのニンニク炒め乗せ春雨)と洋食からのチョイスで、自分は洋食をチョイス。
フライト時間が短いのでワンプレートでの提供となる
ガーデンサラダ
パンは3~4種類あったがひとつだけいただく
メインは牛フィレ肉のグリル マッシュルームソース
キプフラーポテトのソテーとラタトゥイユ
前回成田からクアラルンプールに飛んだ時にもビーフを食べたのだが、マレーシア航空の牛肉は本当においしい。
日本の脂身が異常に多い霜降り肉とかが好きな人には向かないだろうが、しっかりとした歯ごたえがあり牛の肉らしい風味が存分に楽しめる。
ソースもバランスがよく、よく機内食にあるようなやたらと濃い味付けで肉の味を消してしまうようなことがない。
長年いろいろなキャリアの機内食でビーフを食べてきたが、個人的に料理としてのできばえはマレーシア航空がナンバーワンだと思う。
デサートはタイマンゴープディング
食後のコーヒー(マレーシア航空のコーヒーはインスタントしか積んでいないようであまりおいしくない)をまだ飲み終わらないうちにこれから徐々に高度を下げて着陸態勢に入る旨のアナウンスが機長からあり、あっというまにクアラルンプール国際空港(KLIA)に到着した。
クアラルンプール国際空港(KLIA)は日本人建築家の黒川紀章が設計した森を基本コンセプトにした建物で、バンコクのスワンナプーム空港とはまったく違う落ち着いたたたずまい。
人もかなり多いが、ガチャガチャしたところがなくて個人的には好きな空港だ。
東京成田行きの搭乗までは約3時間あり、それまでノンビリとラウンジでくつろぐことにする。
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