日本に住んでいた時から、サングラスはオークリーを愛用している。
日本では野球のイチロー選手が使用していることで有名なった感のあるオークリーだが、もともと眼に問題を抱えている自分は、このメーカーが「あらゆる状況下においてどのように眼を守るか?」を第一に考えて技術開発を行ってきたことを知り、それ以来の付き合いだ。
また、ウィキペディアによれば、
単独製品が8部門を完全にクリアするアイウェアメーカーはオークリー以外存在しない。
とのことだ。
日本に住んでいた時は、新宿にあるオークリーの直営ショップでいつも購入していたのだが、上記の言葉がウソでないことがわかるような店員さんで、どのようなシチュエーション(ドライブ、ゴルフ……)で主に使用するのかなどを聞いたうえで、商品をピックアップしてそれぞれの特徴などを解説してくれるので安心して買い物をしていた。
まあ、その結果ドライブ用、スポーツ観戦用、釣り用などと、いくつも持つことになったのだが。
チェンマイに移り住むようになってからも、というか住むようになったからこそ、南国の厳しい日差しから眼を守るために、外出する時にはほぼ100%サングラスをかけるようにしており、自分にとっては欠くことのできないものになっている。
そのサングラスが、ダメになってしまった。
自分がこちらに持って来ていたのは、とりわけ紫外線から眼を守るのに効果があり、雑光を取り除いてくれるので視界が良好になる偏光サングラスだ。
偏光サングラスは、レンズに偏光膜を張りつけたもので、この偏光膜が高温などに弱いこともあり、一般的な寿命(偏光機能が低下する)は2年程度と言われている。
このダメになったものはかれこれ5~6年は使用していたので、むしろ「さすがオークリー。長持ちしたわ」と言ったほうが適切なのかもしれない。
さて、新しいサングラスを買わなければ……ということなのだが、ありがたいことに2~3年前くらいからここチェンマイでもオークリーのサングラスを売っている店が急激に増えた。
タイでオークリーを輸入卸する会社ができたのか、あるいはオークリー社そのものが進出してきたのか知らないけれど、今ではショッピングセンターやスーパーマーケットの中のメガネ屋のほとんどでオークリーのロゴと商品を目にすることができる。
自分も店が急激に増えたことは知っていたのだが、今使っているものに問題はないうちは買い換えない(現役時代と違って無駄づかいはできない)し、おそらく値段も高いのだろうと思い実際に商品を細かく見たりしたことはなかった。
が、まずは下見を、と思って買い物ついでにスーパーマーケットやショッピングモールにあるいくつかのメガネ屋に寄ってみてビックリ。
日本で購入するよりも、はるかに安いのだ。
そもそも値札についている値段が割安なのに加え、そこから20%引き、中には「1本購入するともう1本無料(1本目の値段以下の商品限定)」などという太っ腹な店まであった。
ただ、唯一の問題は偏光レンズのついた商品が少ないのだ。
まったく取り扱いのなかった店もあれば、あっても異常に派手なデザインのものばかりとなかなか自分が買いたいと思うようなものがない。
「これっ!」というものが見つからず、「ここに行って見つからなかったら、デザインとかは少し気に入らないけど、前に立ち寄った***で買うかな」と思いながらセントラル・フェスティバル・チェンマイに立ち寄ってみた。
すると、こんな店ができているのを発見してしまった。
オークリーの専門ショップだ。
しかも、これまで最高でも20%引きだったのが、このお店は「30%OFF」の張り紙が。
早速、店内に入ってみる
サングラスの品揃えは日本のショップと較べてもそん色ないレベルだし、自分は初めて知ったのだがウエアやスポーツグッズとかも作っているのね。
サングラスをケースの外から眺めていると、すぐに店員の男性が寄って来たので「他のお店よりも値引き率が大きいね」と言うと「30%OFFは今日からで、昨日までは20%だったんです」と言う。
これは、何かの縁としか思えない(笑)
偏光サングラス、というと店員はあっという間に10本近くを出して並べてくれた。
この店員さん自身、たぶんオークリーが好きなのだろう、日本並みとは言わなくても結構商品知識がある。
自分が持っていた古いサングラスを出すと、「ああ***(商品名)ですね。これならレンズだけ交換することもできますよ。3週間から1カ月くらいかかりますが」と即座に言うではないか。
一瞬レンズ交換にしようかな、とも思ったのだが、フレームのラバー状の部分も少し傷んできていたので、やはり買い替えることにした。
店員さんと色々話が盛り上がり、ああじゃないこうじゃない、としゃべりながら最終的に決めたのはこれ。
Flak2.0という商品だ。
店員さんは、日本と同じようにレンズやフレームをきれいに拭いてから包装してくれた。
もちろん、保証書や日本語併記の説明書もついている。
ちなみにこの商品、自分がこの店で購入した時のレートで計算すると17,000円していなかった。
日本のオークリのオンラインショップだと25,000円(税別)、主要なオンラインショッピングサイトでも20,000円以下で売られていることはほとんどないので「激安!」と言ってもいいだろう。
今まで使っていたものと比較してみた(右が今回買ったモデル)。
レンズは新しく買ったもののほうが少し小さい。
チェンマイ(タイ)では、スーパーマーケットなどで149THB(約540円)とかの激安サングラスも売っているが、自分のように眼に問題を抱えている人間にとってはレンズの品質がまずは心配だし、かけ心地なども決していいとは言えない。
もし、オークリーに興味がある、あるいはすでにもう使っていてそのよさを知っている人は、タイに旅行で来たら一度ショップをのぞいてみてはいかがだろうか。
自分のように、思わぬ激安価格で手に入れることができるかもしれないよ(^^)
コメント