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【ネパール・カトマンズ】湖だった盆地の水が引いて最初に現れた山頂にある国内最古の仏教寺院「スワンブナート寺院」

ネパールのカトマンズにあるスワヤンブナート寺院ネパールの旅
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湖だった盆地の水が引き、最初に現れた小山の上に造られた寺院

ネパールの首都カトマンズは街全体が中世の雰囲気を残した遺産のような街で、実際にまるごと(カトマンズ渓谷と呼ばれるが実際には盆地)ユネスコの世界(文化)遺産に登録されている。

そのため、ネパールに来る観光客と言えば昔から登山、あるいはトレッキング(山歩き)が目的というのが圧倒的に多く、あとはインド亜大陸を貧乏旅行するバックパッカー(1970年代はヒッピーなどと呼ばれていた)がいたくらいだったのだが、今では世界遺産マニアのようなツアー客も非常に多くなっている。

今日こんにちネパールを訪れる外国人……それがどのような目的であれ……がおそらくカトマンズ観光で必ず訪れる場所が街の西郊外にあるスワヤンブナート寺院だ。

 

 

スワヤンブナート寺院は、ある意味旧市街のダーバースクエア(王宮前広場)などよりもカトマンズを象徴する場所だと言ってもいい。

カトマンズは太古の昔、約1万年くらい前まで湖であったことは地質学者の研究によって証明されているのだが、神話によればこの地を訪れたマンジュシュリ(文殊菩薩)がキルティプールの南の山あいを持っていた刀(マンジュシュリは必ず刀を持っている。下の写真参照)で切り開き水を流し出したところ、湖の中から一番最初に光り輝きながら現れた陸地に建立されたのがこのスワヤンブナート寺院と言われている。

なので、この寺院はネパール最古の仏教寺院とも称されている。

 

ちなみに、自分がパタン(カトマンズの南の街)に住んでいた時に仏作師に作ってもらったマンジュシュリ(文殊菩薩)はこんな仏様だ

 

ネパールのカトマンズで作像したマンジュシュリ(文殊菩薩)

 

現在、カトマンズに住む人々はヒンドゥー教徒が多いため、ネワール人の一部(カトマンズの先住民族でこの地方唯一の大乗仏教徒)を除けばチベット人にとっての聖地のようになっている。

 

おすすめは市内から徒歩。最後に長い石段を登る

スワヤンブナート寺院はカトマンズ中心部からだと直線距離にして3kmも離れていないが、ビシュヌマティ川を渡るため1回小さな谷を下って再び登り、最後は寺院のある小山につけられた石段をあがらなければならないため、タクシーで行く人が多い。

が、実際はノ~ンビリ歩いても片道1時間ほどだし、スワヤンブナート寺院に客待ちしているタクシードライバーの質は現地の人にも悪名高いので、できれば往復徒歩にすることをおすすめする。

 

往路はチェトラパティからまっすぐ西に進む一番距離の短いルート、帰りはタメルに帰りたければその北側、ダーバースクエア方面に向かいたければ南側(国立博物館がある)の道に行けば違った景色を眺めることができる。

車の交通量は多いものの、道端を牛が歩いていたりするのどかな雰囲気も漂い、また徐々にスワヤンブナート寺院の白い仏塔が大きく近づいて来るのを感じながらのウォーキングはきっと楽しいものになるだろう。

 

ネパールのカトマンズ市内をウロウロしている牛

ネパールのカトマンズ市内から見たスワヤンブナート寺院

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仏塔を回る時は必ず時計回りで!

寺院のある小山の下からは、両脇に寄進された仏像が並ぶ石段を登っていく。

ところどころにお土産物売りも出ている。

 

ネパールのカトマンズ郊外にあるスワヤンブナート寺院の石段

 

階段を登りきる少し手前には入場料の支払いブースがある。

 

仏塔のある頂上部はそれほど広くはない。

人が多い日などは、かなり混みあっていることもある。

 

ネパールのカトマンズ郊外にあるスワヤンブナート寺院の仏塔遠景

 

お椀を伏せたような形をした基壇(から中央部にかけて)の上に目玉の描かれた四角形の上部、その上に尖塔系の頭頂部で構成されている仏塔の周囲を回ってみよう。

なお、回る時には必ず時計方向に進むこと

これは、仏教では右を聖(仏)、左を俗(我)と定義しており、聖なる仏塔に対しては自身の体の聖なる側を向けなければならない、とされているためだ。

これは自分が住んでいるチェンマイ(タイ)ではあまり重んじられていない(上座部仏教だからだろうか?)ようだが、個人的にはどこに行っても守るようにしている。

 

ネパールのカトマンズ郊外にあるスワヤンブナート寺院の仏塔アップ

 

仏塔の周囲にはマニ車がぐるりと取り付けられており、歩きながらそれを右手でグルッと回しながら進むと1回転させるごとにお経を1回読んだことになりより多くの徳が積めると考えられている。

 

ネパールのカトマンズ郊外にあるスワヤンブナート寺院の仏塔のマニ車

 

周囲には、巨大な五鈷杵が置かれていたり石造りの小さな仏塔がずらりと並んでいる一角があったりと、見どころはたくさんあるので、のんびりと散策するのもいい。

 

ネパールのカトマンズ郊外にあるスワヤンブナート寺院の仏塔の五鈷杵

ネパールのカトマンズ郊外にあるスワヤンブナート寺院の石仏塔

 

【動画】スワヤンブナート寺院の仏塔の周りを1周する

ネパール・カトマンズ郊外の小山の上にある国内最古の仏教寺院「スワヤンブナート寺院」の仏塔の周りを1周する
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大きな仏塔は、実は本当のスワヤンブナートではない

ガイドブックなどではこの白い大きな仏塔にある場所をスワヤンブナートとして大々的に紹介しているのだが、実はこれは後年建立されたものだ。

では、本当の(元々の)スワヤンブナートはどこかというと、その西側の少し小山を下ったところにある文殊菩薩寺とされている場所を指す。

なので、カトマンズに住む仏教徒のネワール人が「スワヤンブナートにお参りに行く」と言った場合には大きな仏塔には目もくれず、この文殊菩薩寺院にやってくる。

 

ネパールのカトマンズにあるスワヤンブナートの文殊菩薩寺

 

この話は、またいずれ別の機会に詳しく記したいと思う。

 

カトマンズの地勢を理解できるのでぜひ早めに行こう

カトマンズはヒマラヤ山脈の中腹ほどでは奇跡的と言えるくらいの広さを持つ盆地で、東西南北を山々に囲まれていることはおそらく市内を歩いているだけでもわかるだろうが、そこからたぶん一番近くで行きやすい小山の上にあるスワヤンブナート寺院から街を見おろしたり、周囲の山々を眺めたりするとその地勢をより体感できると思う。

世界遺産に名を連ねる仏教寺院としての価値はもちろんなのだが、地勢を俯瞰で理解しておくと、なぜ盆地内にカトマンズ、パタン、バクタプールという3つの都市国家(それに加えパタンの衛星都市国家としてのキルティプール)が成立したのか、なぜカトマンズのダーバースクエア(旧王宮)があそこに建設されたのか、を得心することができるだろう。

 

そういった意味でも、特にカトマンズを旅するのが初めてという人は当地に着いたら早めに行っておくといいと思う。

 

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