チェンマイから南に30kmほどのところにある小都市ラムプーン。
かつてはモン族のハリプンチャイ王国が栄えチェンマイよりもずっと古い歴史を持つ美しい古都で、多くの外国人旅行者がチェンマイから日帰りで訪れる人気の街だ。
独自の文化を築いて来たこの街にはチェンマイとはまた一味違った雰囲気があり、住民が話す言葉はチェンマイ人のカムムアン(คำเมือง=都言葉=チェンマイ語)とも微妙に異なっている。
それはチェンマイを代表するお祭りのひとつであるイーペン(ローイクラトン=灯篭流し)も同様で、もちろん他の場所と同様灯籠も川に流したりするのだが、地元の人々が特に熱心に行うのが市内で最も有名な寺院ワットプラタートハリプンチャイで行われる「10万灯篭奉納」だ。
今回、自動車でチェンマイを出てこのイベントに参加した。
チェンマイのイーペン(ローイクラトン=灯篭流し)のような乱痴気騒ぎもなく、地元の人たちが静かに灯篭を吊るしウィアンティアン(線香やろうそくなどの供物を持ち仏塔の周りを合掌しながら3周する)を行うさまは、昔ながらの祭りの雰囲気を残したとても印象深いものだった。
個人的には今年のチェンマイのイーペン(ローイクラトン=灯篭流し)はもう一切参加しなくてもいいかな。
普段のワットプラタートハリプンチャイ
この日は駐車場もランタンがいっぱい
寺院の入口には灯籠祭りの案内が
寺院本堂の前にも灯籠がいっぱい吊るされている
本堂脇で灯籠をいただく。売り子はお坊さん
すぐ隣に用意してあるデスクで名前や願い事を書く
カミさんは白の灯篭をチョイス
先に金具のついた木の棒を使って灯篭を吊るす
本堂の周りでみんなが思い思いに灯篭を吊るしている
【動画】灯篭を吊るしたら祈りを捧げながら仏塔を3周する(ウィアンティアン)
最後は本堂のご本尊にお参りだ
寺院前の通りにはズラリと露店が並んでいた
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