ドンムアンからマンダレーへ
ミャンマーのマンダレーを旅することにした。
ヤンゴンでもパガンでもなくいきなりマンダレーなのは、ここがチェンマイを都として13世紀から18世紀まで栄えたラーンナー王国の影響が及んだ東の端だから。
それを知ったのはチェンラーイのウーブカム博物館(リンク先はグーグルマップ)。
ここは、チェンマイの博物館が束になってもかなわないくらいのラーンナー王国のさまざまな芸術作品や生活用品などを展示しており、同文化に興味のある人は絶対に行くべき場所なのだが、館内を案内してくれたスタッフ(この博物館はスタッフ付き添いでしか見学できず、写真撮影禁止)が「この展示物はマンダレーから来ました」と言うので、突っ込んで話を聞いたら同地方がラーンナー王国の勢力下に入った時代があったことを教えてくれた。
それで一気に興味がわき、とにもかくにも一度行ってみなければということになったのだ。
21世紀が20年以上も過ぎた現在、はたしてミャンマー第2の都市マンダレーにまだラーンナー王国の面影は残っているのか、興味津々の旅だ。
チェンマイとマンダレーとの間にはPG(バンコクエアウエイズ)が飛んでいるがそれで往復してしまっても面白くないので、往路はバンコクを経由してお友達と会ったりしてから向かうことにした。
バンコクからマンダレーへはタイエアアジアを使う。
出発は昼過ぎなので、バンコク市内のホテルゆっくり朝食を取ってからタクシーでドンムアン空港へと向かった。
1981年に生まれて初めて日本からタイに来た時、着いたのはこのドンムアン空港だった。
当時とあまり変わっていない雰囲気が楽しくて、チェックインする前にロビーを散策だ。
あちらこちらを30分以上ブラブラして、ようやくチェックインカウンターに並んだ。
この日のドンムアン空港は空いていた。
あっという間に預け入れ荷物をリリースしてチェックインをすませタイを出国、出発までの時間をラウンジでつぶしてから搭乗ゲートへと向かった。
バスゲートからタラップで搭乗
搭乗時刻が近づいて来たのでゲートへと向かう。
この日はバスゲートからの搭乗だった。
自分はドンムアン空港を使うことがほとんどない(チェンマイ・バンコク間を移動する時ももっぱらスワンナプーム空港のフライト)ので詳しくはわからないのだが、エアアジア系は沖止め中心なのだろうか?
バスに乗っていたのはほんの1~2分で、あっという間に搭乗機に到着だ。
タラップを使ってのボーディングは、何か昔の旅を思い出させるよな。
周りに駐機しているのもみんなエアアジア系。
最前列は足元が広い。あっという間にマンダレーへ
この日のタイエアアジアFD244便は、エアバスA320-200型機での運航だ。
というか、おそらくこれ以外の機種は使っていないと思う。
自分はこの手のLCCを使う時、席は可能なら最前列を予約時に合わせて買っておく。
単純に足元が広いのと、トイレが近いためいざという時にサッと移動できるので。
足を組んでもなお余裕があり、隣席の人とかに気を使ってトイレに立つ必要がない。
ドアが閉まるまでの間はこんな景色が見られるので退屈しないのもいいかも。
続々と客が乗り込んで来て、最終的に機内はほぼ満席だった。
バンコクからマンダレーへのスケジュール上のフライト時間は1時間50分。
バンコクからチェンマイへのほぼ倍だが、実際には1時間半ほどのようだ。
この日は順番待ちで離陸こそ15分ほど遅れたものの目的地のマンダレーには約10分の早着だった。
後で調べたのだが、カンチャナブリあたりでミャンマー領内に入って後はほぼひたすら北方向に飛んでいた。
【動画】タイエアアジアFD244便から見たドンムアン空港離陸
【動画】タイエアアジアFD244便から見たマンダレー空港着陸
閑散としている空港。荷物を受け取りバスで市内へ
ミャンマーのマンダレー空港への着陸態勢の機内から見えた風景は、東南アジアというよりも「インド」。
ミャンマー第2の都市で立派な道路も作られてはいるが走っている車がポツリポツリという感じで、チェンマイ(タイ)との国力の違いを感じさせた。
着陸して空港ターミナルに向かう時も、ほかの機体は2つか3つしか見えなかった。
ドンムアン空港とは異なり、マンダレー空港ではゲートを利用した。
中に入っても、ガラ~ンとしている。
液晶の表示を見ると、国際線は中国からの便がほとんどで数はそれほど多くないものの国内線は結構飛んでいるのがわかる。
やはりミャンマー第2の都市なのだろう。
入国手続きも何の問題もなく済み、預け入れ荷物の受け取りターンテーブルに向かう。
新しいので、ターミナルはチェンマイ空港よりぜんぜん立派だ。
LCCのタイエアアジアなのでそもそも荷物を預け入れている人も少なく、ターンテーブルで待っている人もそれほど多くなかった。
荷物は割とすぐに出て来て、一般エリアの到着ロビーへと向かう。
ネパールのカトマンズみたいに一歩外に出たら混沌としているのかと思ったら、やはりロビーも人は多くなかった。
両替、SIMカードの購入などひと通りの用事を済ませ、指定した場所までピンポイントで行ってくれる乗り合いのマイクロバスに向かった。
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