チェンマイでお湯を沸かす時には電気ケトルを使っている。
日本では普段お湯を沸かす時はガスコンロだったので使ったことはなかったのだが、こちらでは朝起きてすぐのコーヒーから日中家にいればほぼず~っと飲んでいる中国茶を淹れる時まで、一日中使っている感じだ。
家の中にある家電製品では、テレビや扇風機と並んで使用頻度が高いと思う。
今使っているは、ティファール社製の電気ケトル。
使い勝手は実によく、特に大きな不満もないのだがひとつだけ困ったことがある。
水あかがつきやすい、ということだ。
それはおそらく、この電気ケトルだから、ということではなくチェンマイの水のせいだと思う。
もちろん使っているのは水道水ではなくちゃんとした飲料水なのだが、しばらく使っていると白い付着物が電気ケトルの底やふたの周囲に見えるようになる。
以前、ネパールのカトマンズに住んでいた時には、ヒマラヤからの氷河の雪解け水のせいで鍋などにあっという間に石灰質が白いかたまりとなってついてしまい、取るのが大変だった。
ちょっと調べてみたら、やはり水あかの主要な成分は石灰質のようなので、ここチェンマイの水も日本などに比べるとそれが多く含まれているということなのだろうか。
ともあれ、この水あかはがんこにこびりついて、スポンジでちょっとこすったくらいではぜんぜん落ちない。
何とかならないものだろうか……と思っていたら、先日日本に一時帰国した時にドラッグストアでいいものを見つけた。
その名も「電気ケトル洗浄中」だっ!
家庭用品なので値段も手ごろ、かさばったり重かったりするものでもないので、早速購入してチェンマイに持って来て使ってみた。
箱を開けると、中には小袋がいくつか入っている。
使い方は簡単で、まずは水を入れた電気ケトルにこの「電気ケトル洗浄中」を入れる。
あとは電気ケトルのスイッチを入れてお湯を沸かし、1時間ほど放置するだけだ。
誤ってお湯を飲まないよう、注意書きのシールまでついている。
貼ったところで家にはカミさんしかいないのであまり意味はないのだが、気分は出る(笑)
放置した後は、ポットの内部を何回か水洗いすればそれで完了だ。
洗浄すると、ポットの内部が見違えるようにきれいになっている!!
上から2番目の写真と比べてみてほしい。
おそらく、水あかがついた電気ケトルを使い続けたとしても身体に害になるようなことはないのだろうが、やっぱりきれいなケトルでお湯を沸かしてコーヒーを淹れたほうが朝のひと時がはるかに気持ちいいよね。
っていうか、何か味まで違って感じる。
こういう細かい困りごとにまでちゃんと対策商品を販売しているのは何とも日本的だとは思うが……もしなくなったら、また一時帰国の時に買ってこようと思う自分もやっぱり日本人だなあ。
一時帰国した時にスーツケースにほんの少しのすき間があったら、本当、買って持って来るといいよ。
かける金額以上の精神的満足感が得られること、間違いなしだ(^^)
カードを持っているだけで海外旅行保険が使える
コメント