昨年は雨季らしい雨季がなく、今年の第一四半期を中心にひどい水不足に陥ったチェンマイ。
この雨季も例年に比べるとまだ量は少ないような気はするが、昨年のようなことはなくキッチリと降って自分が好きな雨のチェンマイを十分に楽しむことができた。
今の家に引っ越してきてからは2度目の雨季だったのだが、カラカラだった昨年とはだいぶ庭の様子も異なっていた。
ひとつは、以前このブログでも書いたヤスデの大発生。
そして、先週は雨季の終わりだからか、そのほかにも色々な生き物たちが登場して目を楽しませてくれたのだった。
家の入口の門扉に近い庭には、昨年引っ越してきてすぐにジャスミンの木を植えた。
土質がよくない(少し地面を掘ると、すぐに固い粘土質の層にあたる)ことが影響してか期待したほど大きくはなっていないのだが、小さな白い花をたくさんつけて近くに行くとほのかな香りがしたりしてかなり気に入っている。
ある日の朝、起きて門扉のカギを開けようと思い外に出て、何気なくジャスミンの木を見ると、何かヘンだ。
葉っぱも花も全部なくなっている!

昨日見た時にはいつもとまったく変わりがなかったので、一晩で木の幹と枝だけになってしまった。
枯れてしまったにしては1日でこんなになるのはありえないし、「う~ん、どうしたんだ!?」と思って木に顔を近づけて見てみる(メガネをかけていなかったのでよく見えなかった)と……
巨大なイモムシを発見!


優に大人の男性の親指以上の太さがあり、長さは10cmほどだろうか。
葉っぱと花(とつぼみ)を全部食べつくしたからだろうか、丸々と太っていて今にもはち切れそうな身体をしている。
目のように見える青・緑・白の大きなドットは単なる模様で、その後ろにポツッと小さな黒い点のようについているのがどうやら眼のようだ。
まるで、アニメに出てくるキャラクターか、作り物のフィギュアみたい。
庭の落ち葉を拾うためのトングではさんでどこかに捨てようかと思ったのだが、枝にがっちりとしがみついていてぜんぜんはずせない。
あんまり力を入れて「ブチュッ」とつぶれたりしたらイヤだし、結局そのまま放置したのだが、半日もすると新しい食べ物を求めてどこかに移ったのか、姿は見えなくなっていた。
そして、その翌日。
庭に出て落ち葉を拾っていると、塀のとろこで何かが動いている!
何と、ヘビに遭遇してしまった(;゚Д゚)【動画】
こちらは、太さは大人の男性の小指ほどだが、長さ60~70cmは優にありそうだ。
向こうもビックリしたのか、最初はほとんど動かずに舌だけを出したり引っ込めたりしていたので、急いでスマホを家の中から持って来て撮影した。
スマホを構えて近づいたからか、ヘビはスルスルと塀に沿って動き出し、あっという間に見えなくなってしまった。
しかし、その先はずっと隣家との塀が続いていてそれを乗り越えでもしなければ外には出れないので、もしかしたら自宅の敷地のどこかにねぐらがあるのかも。
だとしたら、またお目にかかる機会があるかな……
昨年の雨季の庭ではサソリの死骸を2度見ただけ(サソリ自体は市内中心部にあった前の家でも見たことがあったので驚かなかった)だったのだが、今年は巨大なイモムシ、そしてヘビと立て続けに目にしたことで、改めて熱帯のチェンマイ(タイ)の自然の豊かさを目の当たりにしたのだった。
どうやら、そんな雨季もこの週末あたりで完全に明けたようだ。
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