- 2024年10月「100年に1度」の大洪水がチェンマイを襲う
- 市内各所の様子(写真&動画)
- (1)ワローロット市場
- (2)チャルンプラテート通り
- (3)チャーンクラーン通り(ナイトバザール)
- (4)チャーンクラーン通り(チェンマイランド付近)
- (5)金曜隊商雲南人朝市会場(ナイトバザール)
- (6)ナワラット橋から見たピン川
- (7)チャルンムアン通り
- (8)チェンマイ・ラムプーン通り(国道106号線)
- (9)チェンマイ・ラムプーン通り(ノーンホーイ)
- (10)ジムカーナゴルフ場
- (11)ラケーン通り(メーカー運河)
- (12)ソイ(路地)スリウォン
- (13)マヒドン通り
- (14)第5管区警察司令部橋(マヒドン通り)下
- (15)バムルンラート通り
- (16)ケーオナワラット通り
- (17)ラタナコーシン橋から見たピン川
- (18)ウィアンクムカーム遺跡
- (19)第2環状道路(国道3029号線)
- (20)クローンチョンプラターン(運河)
2024年10月「100年に1度」の大洪水がチェンマイを襲う
2024年10月の初め、チェンマイは「100年に1度」と言われる大洪水に見舞われた。
9月末にも洪水があり「今回はひどかったね~」とか言っていたら、わずか1週間ほど後の10月初めにピン川上流のチェンダーオやメーリム地方で豪雨となり、一気に下って来た水をピン川が受け止めきれずあふれた水が街に流れ込んだ。
また、普段は気にすることがないドブのような川が重要な役割を果たしているチェンマイではピン川から逆流した水があふれだし、まったく洪水とは縁のない郊外の住宅街などが突然浸水する、というような今までには目にしたことがないような被害も至るところで発生した。
詳しくはわからないが、一種の内水氾濫だったのではないだろうか(チェンマイ自体は雨はあまり降らなかった)。
自分は30年前の1994年9月、チェンマイ滞在中に大洪水に遭遇した。
近年は大きな被害が発生することはほとんどなく、堤防工事などの治水も進んだので「もうひどい洪水はチェンマイでは起きないかな~」とか思っていたのだが、とんでもなかった。
自分は水害発生時にチェンマイ各所をスクーターで回って写真と動画を撮影しオンタイムでX(旧ツイッター)上にてポストしていたが、ここではそれらを整理してまとめ記録として残しておくことにする。
チャルンムアン通り、チェンマイ駅西の何ヶ所かで道路清掃中のため大渋滞。ノーンプラティープ交差点の東のサンカムペーン方面から数珠つなぎです。また駅向かいの空き地が臨時のゴミ集積場になっておりトゥウホテン通りなどもトラックが連なってすごいことになってます。駅周辺は近づかないほうが無難 pic.twitter.com/0kIApv0VX2
— ガネッシュ@チェンマイ🇹🇭リタイヤ生活12年目 (@chettanaa) October 10, 2024
当然のことだが本当に洪水がひどい時には現場に近づくことも不可能なので、写真はピーク前後のものがほとんどだ。
市内各所の様子(写真&動画)
【注】場所の前の数字はマップとリンクしています
(1)ワローロット市場
【動画】ワローロット市場脇から見たピン川(水があふれる直前)
水が引いてからのほうが悲惨な感じ。
1か月以上たってもまだ後片付けをしている店や、水に浸かった商品をたたき売ってる店も多い。
(2)チャルンプラテート通り
(3)チャーンクラーン通り(ナイトバザール)
水の汚さはダントツの1位だった。
(4)チャーンクラーン通り(チェンマイランド付近)
(5)金曜隊商雲南人朝市会場(ナイトバザール)
水が引いた後は流れ込んだ汚泥が30~40cmの厚さで地面を覆いつくしていた。
(6)ナワラット橋から見たピン川
(7)チャルンムアン通り
大通りよりもソイ(路地)のほうが低いので水も引きにくい。
(8)チェンマイ・ラムプーン通り(国道106号線)
通行止めになった通りの入口に屋台が出ちゃってるのがいかにもタイ。
(9)チェンマイ・ラムプーン通り(ノーンホーイ)
近くに軍の基地があり、災害復旧のためのトラックが列をなして止まっていた。
(10)ジムカーナゴルフ場
神戸にある日本最古の「神戸ゴルフ倶楽部」よりも前にオープンしている由緒あるゴルフコースも全面汚泥に覆いつくされている。
(11)ラケーン通り(メーカー運河)
(12)ソイ(路地)スリウォン
(13)マヒドン通り
(14)第5管区警察司令部橋(マヒドン通り)下
【動画】マヒドン通りにかかる橋から見たピン川
(15)バムルンラート通り
(16)ケーオナワラット通り
(17)ラタナコーシン橋から見たピン川
【動画】ラタナコーシン橋の上から見たピン川
(18)ウィアンクムカーム遺跡
今回の洪水で最も被害が大きかったエリアのひとつ。
チェンマイは元々ここに建都されたが、直後に洪水が発生して今の場所に移った経緯を考えてもやはり水が出やすい場所なのかも。
遺跡についての詳細はこちら。
王都を囲んでいたと考えられる濠の跡は今はドブ川のようになっているが、いったいどのくらいの水が流れ込んだのか、道路の路肩が完全に削られていた。
周囲にはゴミが大量に捨てられていた。
(19)第2環状道路(国道3029号線)
上記ウィアンクムカーム一帯が洪水で通行止めのため、側道に逃げる車が大渋滞を引き起こしている。
橋への上り坂に止まっている車は、付近の住民が洪水を避けるために何日も止めているもの。
(20)クローンチョンプラターン(運河)
ドーイステープの麓で大雨が降りチェンマイ大学が浸水、一帯から下って来た水があふれた(写真は水が引いた後)。
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