チェンマイ市内のほぼ中心部、お堀からワローロット市場へと続くチャーンモーイ通りを100mほど行った左手にあるチャーンモーイカオ通りに入っておよそ200m進んだ左手。
ナコンピン橋からだと、市内方向へタイワン通りを進み信号を越して突き当たったら右へ曲がり、すぐに左に入って40~50m行った右手。
アパートの駐車場(自由に出入りできる)の奥にあり、そこからだと停まっている車がじゃまをしたりして近づくのが困難な時もあるが、チャーンモーイ通りからチャーンモーイカオ通りを来て、アパートの手前のところにあるバイクがやっとすれ違えるかどうかというくらいの狭い幅の道を入っていくと全体が見渡せてよい。
文献を見ても具体的な記述がまったくなく、現地にも説明書きが出ていないので詳しい来歴などはわからないのだが、小さなチェディ(仏塔)だけがぽつんと残されており、周囲は荒れ果ててなかばゴミ捨て場のようになってしまっている(チェディ(仏塔)の脇にタイ語で「ゴミを捨てるな!」という看板が出ている)。
チェディは最上部まで残ってはいるが、仏塔の最重要部分で、仏舎利や仏像などが納められていただろうルアンタートの部分の装飾ははがれ落ちたのか削り取られたのかはわからないが、すでに失われてしまっている。
基壇も、おそらく四角形だったのではないかと思われるが、壊れてしまったのか埋もれてしまったのか、原形をほとんど留めていない。
全体的な保存状態は決してよいとは言えず、このままではいずれ崩落してしまうのではないかと心配になる。
ぜひ、早急に保存策を講じてほしいものである。
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