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オークパンサー(出安居)のタムブン(徳積行) まずはチェンマイ市内北部にあるワット(寺院)パーペーンへ

チェンマイにある寺院ワットパーペーン 仏教行事・イベント
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今日、2019年10月13日はオークパンサー(出安居)であった。

カオパンサー(入安居)から寺にこもって厳しい修行をしていた僧侶達が修行を終え、再び外に出て托鉢を始める日であり、旧暦11月の満月の日にあたる。

「寺にこもって」と書いたが、本来の意味は修行のために森に入ってはいけない(小動物や昆虫を踏んでしまうなど無意味な殺生を避けるため)、ということで寺から一歩も出なくなるわけではなく、お坊さんによっては普通に托鉢していたりもする。

例年、オークパンサー(出安居)の日はタイヤイ(シャン族)の友人一家とお参りに行くのだが、今年は一家が故郷に戻っていて不在のため別の友人のタイ人一家とお参りに行くことにして、その後ひとりでタイヤイ(シャン族)寺院に行くことにした。

タイヤイ(シャン族)寺院に行くのは、お参りのためというよりも境内に出ているタイヤイ(シャン族)料理の屋台が目的なのだが。

この日の前日は、年に一度唯一この日だけ僧侶が夜に托鉢を行うということで街のあちらこちらに僧侶と托鉢に参加する人々が繰り出しすごい人出になるのを見に行くのだが、今年はパス。

オークパンサー(出安居)当日の朝は、友人一家と待ち合わせをした寺院へと向かう。

友人から約束された場所は、市内のやや北部、ラタナコーシン通り沿いにあるワット(寺)パーペーンであった。

名刹というわけではないし、地元の人の間でも特に名が通っているわけでもないと思うのだが、自分はたまたま以前知り合いの家の葬儀に来たことがあって、寺院の名前を言われた時に「ああ、ラタナコーシン通りにあるお寺?」と場所を聞かずにわかった。

当日は早起きをしてシャワーを浴び、身を清めて(?)からバイクで市内へと向かう。

タイトル下の写真の通り、ごくごく普通のタイ仏教の寺院だ。

まだ友人一家は来ていないようなので、ウィハーン(本堂)をのぞいてみる。

チェンマイにある寺院ワットパーペーンのオークパンサーの日の本堂内

中では、大勢の人が座って読経をしていた。

本尊は初めて見たが、陶器製なのかつやつやしている。

チェンマイにある寺院ワットパーペーンの本尊

そうこうしているうちに友人から「着いたよ」と電話があり、ウィハーン(本堂)を出てすぐそばの人が大勢いる広場のような場所に向かう。

木が上を覆っている東屋だ。

チェンマイにある寺院ワットパーペーンの東屋

東屋の中心ではお坊さんが座ってタムブン(徳積行)を受けている。

チェンマイにある寺院ワットパーペーンのオークパンサーの日の東屋でのタムブン

経を唱えるお坊さんの背後を何気なく見てビックリしたのだが、この東屋の屋根を覆っているのは1本の木で、中央の幹から枝を屋根の骨組みに沿ってはわせているのだった。

いくら熱帯の南国タイとはいえ、20m*30mくらいの大きさのある東屋の上を雨漏りもしないように枝をはわせるのには、相当の時間と手間がかかっただろう。

ここでタムブン(徳積行)をしてもよかったのだが、その向かいの小さなホールのような場所にもお坊さんが何人もいるので、友人一家とそちらに向かった。

お坊さんが何人も座り、次から次へとやって来る人のタムブン(徳積行)を受けていた。

チェンマイにある寺院ワットパーペーンのオークパンサーの日の堂内

友人はビニール袋に入れて持って来たお供え物をお盆に並べる。

チェンマイにある寺院ワットパーペーンのオークパンサーの日のお供え

その間に、自分は水の準備をした。

チェンマイにある寺院ワットパーペーンのオークパンサーの日の聖水

これはラップポン(รับพร=供え物をした後でお経を唱えてもらう)をしている間に、容器からコップへと水を注ぎ入れるためのものだ。

どういう意味があるのかはわからないのだが、タムブン(徳積行)をする者は必ずやる。

自分たちの前の人達はお札を木のようにしたものもお供えしていた。

チェンマイにある寺院ワットパーペーンのオークパンサーの日のお参り

これも、いろいろなお店の前とかによく置かれていて寄進を募っているね。

日本人からすると、何かあからさますぎてどうなのよ?という気がしないでもないが……

すぐに自分たちの番が来て、タムブン(徳積行)をする。

その間は写真や動画を撮っている暇はないので、何もアップできないのだが(^^;

タムブン(徳積行)を終えて立ち上がると、いつの間にか隣には犬がいた

チェンマイにある寺院ワットパーペーンのオークパンサーの日の堂内の犬

タムブン(徳積行)をしている人が連れて来たのではなく、おそらくお寺に居ついている犬たちだろう。

お寺には食べ物が豊富にあり、いじめられたりする心配がないので、たいてい多くの犬が住み着いている。

友人一家はこの後予定があるとかでここですぐにお別れ、自分はバイクにまたがって毎年行っているタイヤイ(シャン族)寺院へと向かった。

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