バンコクからマレーシア航空789便に乗ってクアラルンプールに到着。
ここから東京・成田まではマレーシア航空とのコードシェア便になっているJALを使う。
バンコク・スワンナプーム空港のチェックインカウンターで発券されたボーディングパスはマレーシア航空の便名ではなくJAL便のそれがプリントされていた。
コードシェア便を使うのはいったいいつ以来だろう?と自分でも覚えていないくらい久しぶりで、作法がよくわからなかったのだが、JALの便名のボーディングパスなら当然JALのラウンジが使えるのだろう、と思いバンコクでの搭乗までの待ち時間でJALのサイトを調べてみたところ、プラザプレミアム・ファーストラウンジとキャセイパシフィック航空のラウンジが利用できると書かれていた。
どうやら、専用のラウンジはないようだ。
さらに利用者のブログとかを見てみたら、たいていの乗客はプラザプレミアム・ファーストラウンジを利用するようで、JALの出発時間前は日本人で混み合うというようなことを書いている人が多かった。
自分は人の多いところ、ガチャガチャしたところが苦手なのでキャセイパシフィック航空のラウンジを使うことにした。
クアラルンプール国際空港のラウンジは、すべて2階にある。
空港(サテライト側)の構造はシンプルなのだが、4方向に同じようにウイングが伸びていて何度行っても方向感覚を失いそうになる。
案内看板もそれほど多くなく、前回来た時にはマレーシア航空のゴールデンラウンジにたどり着くまでかなり時間がかかったのだが、今回は偶然にもすぐにキャセイパシフィック航空のラウンジにたどり着くことができた。
ラウンジの入口
中に入りカウンターでボーディングパスを見せるとインド系の恰幅のいい受付の女性が「JALだとここ以外にプラザプレミアム・ファーストラウンジとマレーシア航空ゴールデンラウンジが使えるけど、ここでいいですか?いったんここに入ると、ほかのラウンジには入れなくなります」と言って来た。
自分はラウンジを渡り歩くような趣味はないので「構いません」と言うと、「どうぞ、ごゆっくりおくつろぎください」と笑顔で言ってボーディングパスにポン!とスタンプを押して返してくれた。
どうやら、クアラルンプール国際空港では1枚のボーディングパスでラウンジを複数個所利用することはできないようだ。
ラウンジ内部は非常に広い
下階の屋根が少しジャマだが、滑走路の眺めもよい
キャセイ航空のラウンジ名物ロングバーも一応ある
写真でわかる通り、自分がラウンジに入った時にはほかには5人も客がいなかった。
クアラルンプールまでのフライトでしっかりとビーフステーキを食べてしまいぜんぜんお腹はすいていなかったのだが、どんな食べ物が置いてあるのか興味があったのでザッと眺めてみた。
飲食物コーナー概観
サンドイッチとバーガー
カレーパフと中華揚げ饅頭
サラダとチーズ類
ケーキ類
温かい食べ物もいろいろあった
ちなみに日本のカレーとかも用意されているようで、希望する人はスタッフに声をかけてくれというプレートが置かれていた。
ドリンクもアルコール類含め豊富に用意されている
写真は撮ったがやはりお腹がいっぱいで飲み物だけを取って席に戻った。
この日の乗り継ぎ時間はおよそ3時間ほどあったので、パソコンを出して少し作業などをしようと思って電源コンセントを見たら……
マレーシア国内と同じBF式だった
しかも、コンセントの近くには「変換プラグはラウンジには用意がありません」と書かれたプレートまでごていねいに置かれている。
自分は去年マレーシアを旅行した時に使った変換プラグを持っていたので何の問題もなかったのだが、乗り継ぎ客でそういうものを持っていない人も多いのではないだろうか。
マレーシア航空のゴールデンラウンジのコンセントはグローバルタイプだったので、このキャセイのラウンジの設備が劣っているのかもしれない。
さて、ラウンジに入った直後はお腹もいっぱいだったのだが、2時間もすると退屈さも手伝って微妙に何か食べたくなってきた。
先ほど飲食物コーナーを見回した時にラクサがあったので、いただくことにした。
器の中はほんの一口二口程度の量で、ちょうどよかった
結局、ラウンジにいた3時間近くの間ずっと、客はおそらく10人以上にはならなかっただろう。
プラザプレミアム・ファーストラウンジには入ったことがないのでどんな様子かわからないのだが、この感じだとJALの乗客はほとんどがそちらに行ったのかもしれない。
ラクサも食べてあまりに静かなので眠くなってきたころにボーディングの時間となりラウンジをあとにしてゲートへと向かった。
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