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新空港完成後は雰囲気が激変するかも チェンマイ東のサンカムペーンからラムプーンへのプチドライブコース

サンカムペーン郊外の田舎道 チェンマイ近郊のプチドライブコース
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走行時間はホンダクリック(125ccのスクーター)を使い、およそ時速30~40kmで走った場合のもので、途中の休憩やスポット見学などの時間は含んでいません。
あくまでも参考程度としてお考えください。

どんなコース?

チェンマイから東に向かい、サンカムペーンの街を越えたら盆地の東端を形成する山脈に沿って南東に向かい、バーンティという小さな街を通過してラムプーン北部にある日本企業がたくさん入っている工業団地の前を通過してチェンマイに戻ってくるコース。

アップダウンもほとんどなく、特にサンカムペーンの先からラムプーンの工業団地手前までは交通量も少ないのんびりとした風景が続いており、ドライブするだけならおよそ3時間半ほどだが、途中にはダムや山の上にある寺院(複数)など立ち寄ることのできるスポットも多いので、実際に行くとなるともう少し時間はかかるだろう。

なお、バーンティは新しいチェンマイ空港の建設予定地となっており、下記リンク先によれば2025年完成を目指すらしい。

が、これも新空港を使用するのは国内線のみで国際線はそのまま今の空港に残る、という話があるなど情報は錯そうしており実際にどうなるのかはまったく不透明だが、もし建設が始まればこのコースの一部の風景も激変すると思われる。

のどかな田舎の風景を堪能できるのは、今のうちかもしれない。

ルート解説

チェンマイ市内から国道1006号線を東に向かいサンカムペーンの街を抜け、少し行ったところにあるY字路を右折し、国道1147号線へと進んで行く。

サンカムペーンの街の中のY字路

すぐに「↑バーンティ」と書かれた標識が目に入るだろう。

すぐに国道1317号線(支線)との交差点にぶつかり、それを過ぎると交通量はグッと少なくなり、道も狭くなる。

小さな橋を渡り左右にカーブを繰り返しながらしばらく進んでいく。

周囲は徐々に田んぼや荒地が多くなり、すっかりチェンマイ盆地郊外の典型的な風景へと変わっている。

国道1147号線のサンカムペーン郊外の風景

正面にはメーター川が形成する渓谷とチェンマイ盆地とを隔てる分水嶺の山並みが近づいてくる。

最初の国道1317号線(支線)との交差点からおよそ6kmほどで「↑バーンティ ←メーオーン →チェンマイ」という標識のついた国道1317号線(この番号は複数の道に使われておりちょっと混乱するが、こちらが本線)の広い道との交差点にぶつかるので、それを直進する。

チェンマイ東郊外の国道1147号線と1317号線との交差点の標識
チェンマイ東郊外の国道1147号線と1317号線との交差点

交差点から2kmほど進むと「↑ワット・パートゥン、→ラムプーン」と書かれた標識が出ているT字路に行き着くので看板にしたがって右折する。

なお、直進したところにあるワット・パートゥンという寺院は交差点から約2kmほどのところにあり、行ってみたことがあるが、特別見るべきものがあるわけではなさそうなので、わざわざ寄り道するほどの価値はないと思う。

さて、T字路を右折して進むと、分水嶺の山すそを走る感じになり、小さなアップダウンがある道に変わる。

すぐに、名古屋グランパスをはじめ複数のJリーグのチームが毎年キャンプを行うアルパイン・ゴルフ・リゾートの立派な入口が見えてきて、さらにしばらく進むとバーン・フワイサイという小さな村を過ぎる。

国道1147号線のアルパインゴルフ場の入口

さらに進んでいくと、左手の小高い山の上に寺院が見えてくる。

この寺院は「ワット・プラタート・ドーイ・ハーンバート」で略して「ワット・ドーイ・ハーン」とも呼ばれている。

山の上まではメチャメチャ急勾配の舗装された道が続いており、バイクでも上がっていくことができるので、興味があれば寄り道してみるといいだろう。

寺院入口に掲げられた解説によれば、寺院の建立については何もわかっていないが、神話では仏陀がここを訪れ山の上に滞在し、喜捨を集めに行くための準備をしたとされているらしい。

喜捨を集めるための鉢のことを「ハーン・バート」と北タイの方言で呼ぶとのことで、山の頂上にある岩に空いている穴(確認したがどこだかはわからなかった)が、まさにその準備をした場所だと信じられているという。

山の上の寺院が作られている場所は平らな部分がほとんどなく、歩くスペースにはレンガが敷き詰められているものの、でこぼこが多くて歩きにくい。

また、周囲は背の高い木に囲まれているため残念ながら眺望はあまり開けないが、チラッと見える下界の風景はなかなか美しく気分がよくなることだろう。

ワット・ドーイ・ハーンからさらに南に進み小さな村を過ぎると、左手に迫っていた山並みは徐々に遠ざかり、道の両側にはのどかな田園風景が広がる。

国道1147号線のバーンティの街の手前の風景

小さな村をさらに2つ3つやり過ごすと、バーンティの病院に行き着く。

ここがこの街の入口と考えていいだろう。

バーンティの街の中心部には役所、銀行、市場や食堂などが一通り揃っているものの本当にこじんまりとしており、それらが固まっている3叉路を中心にしたここだけ道幅が広くなっている100~200mほどの長さしかない。

チェンマイ盆地東端のバーンティの街

ここからラムプーンまではあと18kmほどあるので、くたびれていればゆっくり休憩を取るのにはいい街だろう(というか、このルート上で「街」と呼べるのは、サンカムペーンを除けばここくらいしかない)。

また、もし「もうチェンマイに帰りたい」と思うなら、街の中心部を少し行ったところから右(西)に伸びる国道1189号線を使えば、サーラピー経由で25kmほどで行き着くこともできる。

国道1147号線を引き続き、ラムプーンに向かって進む。

バーンティの街に近いうちは道の両側に民家などが立ち並んでいるが、すぐにまた田んぼや荒地が広がる田舎道となる。

国道1147号線のバーンティの街の南の風景

村をひとつ過ぎ(この村からもチェンマイに戻ることができる。タイ語の道路標識あり)、再び山が左手に迫ってくると同時に道は広くなり、交通量も徐々に多くなってくる。

国道1147号線のバーンティとラムプーンの中間からの風景

しばらくすると、バーン・チェーという村に入り、道は直角に右に曲がる。

国道1147号線のバーンチェーの曲がり角

ここを曲がらずにまっすぐ伸びている狭い道に入り、約6kmほど行ったところには「ドーイ・カモ」という小さな山があり、頂上には「ドーイカモ・ボー(บ่อ=井戸)・ナムティップ(น้ำทิพย์=甘露。飲めば不老不死、死人に注げば生き返るという【養徳社「タイ日大辞典」1巻P919】)」という聖水が湧く有名な聖地がある。

山のふもとに着くと、そこには雑木林の中にいくつもの仏像が置かれており、山の上へと続く長い石段が伸びているが人気がまったくなく、一人きりで行くと少々不安になってくるくらいだ。

自動車やバイクで行ける道が見つからなかったので自分は石段を途中までしか登らなかったのだが、上には何があるのか、一度行ってみたいものだと思う。

西側には山がないので、木がジャマしなければおそらくラムプーン方面が一望できて景色もよいのではないだろうか。

バーンチェーの村を越えると道幅が一気に広くなり、両脇には商店が多くなってきて、右手に我々には見慣れたロゴを掲げた日系企業の大きな建物が目に入ってくる。

現地の人たちが「ニコム(นิคมอุตสาหกรรมを略してนิคม) 」と呼んでいるラムプーンの工業団地だ。

ラムプーンの工業団地

道路沿いには団地で働く人々相手の店がずら~っと立ち並び(日本料理店もある)、さながらひとつの街を形成している。

それまでの田舎の風景が一変したことに驚きながらバイクを走らせていると、すぐに国道11号線(スーパーハイウェイ)とのサンパーファーイ交差点にぶつかる。

ラムプーンのサンパーファーイ交差点

これを右折してチェンマイに戻ってもよいが、自動車がものすごい速度でバンバン走っているスーパーハイウェイをバイクで走るのはあまりにも味気ないので、信号をそのまま直進しよう。

すぐ左手には別の工業団地の入口があり、やはり商店が立ち並んでいる。

さらに少し進むとメークワン川にかかる大きな橋にぶつかるので渡ったらすぐに右折、100mほど行ったら今度は左折する(多くの車がそのように進むので迷う心配はない)。

そこからは直進して鉄道の踏切を渡り200mほど行くと、チェンマイとラムプーンを結ぶ旧道の国道106号線につきあたる。

ここは、ラムプーンの街からは3~4km北の地点だ。

右折して、国道沿いに並ぶチークの大木を眺めながら、ノンビリとバイクを走らせて帰ろう。

チェンマイまではおよそ20kmほどだ。

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