サワディーチャオ(สวั๋สดีเจ้า)は、チェンマイ語の女性の挨拶(標準語はサワディーカ)です

店の人の愛想はひどく悪い。でも味がすばらしいので通ってしまう「カーオモックガイ・ライラー」

チェンマイのタイ式ビリヤニの店カーオモックガイライラーその他タイ料理の店
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どんなお店?

チェンマイ市内やや南東部の細い路地を入った奥にある、人気のカーオモックガイ(タイ式ビリヤニ=インド炊き込みご飯)の店。

店は、もともとバンコクに住む大学の先生が43年くらい前に始めたそうで、たぶんそこからの歴史なのでかなりの老舗ということになるのではないだろうか。

タイトルにある通り、店の人の愛想はとんでもなく悪いのだが、盛り付けの美しさ、そして何より味のすばらしさに負けて(?)、自分は結構足しげく通っている。

下記の通り支店が2店舗あるので、普通の旅行者はそちらのほうが利用しやすいと思う。

ロケーション

チェンマイ市内南東部、ピン川左岸のノーンホーイと呼ばれるエリアのソイ(路地)をかなり入った少々わかりにくい場所にある。

チェンマイ市内のナイトバザール方面から来た場合は、メンラーイ橋を渡ってT字路の信号を右折。

ほんの5mほどのところにある路地(チェンマイ-ラムプーン通りソイ9)に左折して入る。

バイクで信号を渡るのなら、右折2車線の一番左側にいて曲がったと同時に大木の後ろを走って路地に入るとよい(タイ人もたいていそうしている)。

路地の入口には大きなタイ語の看板が出ているのだが、これは南のマヒドン通り方向から来ないと見えない。

マヒドン通りから来たらタラート(市場)を通り越してホリデイインホテルを左手に見ながら信号のすぐ手前を右折だ。

右折車線などないので、曲がる時には十分注意しよう。

路地に入ってからまっすぐ400mほど行った右手に店はある。

チェンマイのタイ式ビリヤニの店カーオモックガイライラーの外観

途中Y字路に合流する感じになるので、そこからだと100mちょっとだ。

店はまったくと言っていいほど目立たず、自分も初めてバイクで行った時には通り過ぎてしまったほどだが、道路沿いに出ているロティ(タイ式インドクレープ)の屋台と向かいにある家の黄色い壁を目印にするといい。

ここに来たらカーオモック・ガイ一択で

店は非常に狭く、ロティの屋台とキッチンの間を抜けて中に入ると手前に4人がけのテーブルがひとつ、その奥にそのテーブルを2つつなげたものが2列あるだけだ。

しかも、一番奥のテーブルは時間によっては野菜などの材料置き場や店の人の子供の遊び場と化していることも多い(笑)

チェンマイのタイ式ビリヤニの店カーオモックガイライラーのキッチン
チェンマイのタイ式ビリヤニの店カーオモックガイライラーの店内

店名に「カーオモックガイ」とついている通り、まさに店のウリでありわざわざここまで来たのなら絶対にこれを食べる(普通45THB、大盛り60THB)べきだ。

ターメリックを中心におそらく複数のスパイスを使って炊き上げた黄色いご飯の上に、たぶん同じようなスパイスを使って煮込んだ鶏肉を乗せ、さらにその上から揚げニンニクをふりかけたものに、ホームデーン(タイエシャロット)や瓜の酢漬けとスープが付いてくる。

チェンマイのタイ式ビリヤニの店カーオモックガイライラーのカーオモックガイ

パラパラになっていながらパサついた感じはまったくない絶妙な炊き具合のご飯と、口に入れるた瞬間にホロホロと崩れるくらいの柔らかな鶏肉の組み合わせは何ともいえず、あっという間に平らげてしまうだろう。

結構濃い色がついているので、目の前にカーオモックガイが出てきた時には「ちょっとしつこいのかな?」と思うかもしれないが、むしろタイではかなり薄い、というかわずかな風味づけしかされておらず、逆に物足りなく感じるくらいだ。

その場合は、一緒に出てくる緑色っぽいソースをかけて食べるとよい。

ちなみにこのカーオモックガイは鶏肉(ガイ)のほかに、ヌア(牛肉)、ガイトート(タイ式フライドチキン)を選ぶこともできる。

また、カーモックガイのほかにもカーオマンガイ(タイ式海南鶏飯)、カーオマンガイトート(カーオマンガイの蒸し鶏をフライドチキンにかえたもの)、カーオソーイ(ミャンマー風カレーラーメン。具は鶏肉と牛肉が選べる)などがある。

チェンマイのタイ式ビリヤニの店カーオモックガイライラーのメニュー

また、店頭に屋台があることからもわかる通り、ロティ(タイ式インドクレープ)も食べられる。

こちらは基本的に強烈に甘いのが特徴だが、ご飯系だけで物足りなければオーダーしてみるといいだろう。

店の人の愛想が極端に悪いのは気にする必要なし

何度も書いて恐縮だが、このお店の人(特に女性)は極端に愛想が悪い。

向こうもこちらが常連だとわかっているっぽいのだが、何度行ってもニコリともせず、オーダーしてもわかったのかわからなかったのかうなづいたり何か言葉を発したりすることもなくキッチンへと向かう。

チェンマイのタイ式ビリヤニの店カーオモックガイライラーの店内概観

会計の時も笑みはなく、もちろん「ありがとうございました」の言葉もない。

自分が初めてこの店に行った時には「あれ、自分、何か怒られるようなことしたかな?」と不安に思ってしまったくらいだ。

が、これは機嫌が悪いとかではなくいつもこんな調子なので、驚いたり怒ったりするようなことのないように。

ちなみに、タイは「微笑みの国」とか言われているが、このように笑みのまったくない店員や売り子は決して珍しくない。

旅行者が行くなら第3支店のほうがいい

外国人観光客が来るような店ではないし、またかなりわかりにくい場所にあるので「ここまで行くのはちょっと……」という人には、実はすぐ近くに第3支店がある。

場所は、チェンマイ-ラムプーン通り(国道106号線)沿いで、ここで紹介している店に入るソイ(路地)入口から150mほど南(ラムプーン寄り)に行った右手の7-11の隣だ。

黄色い看板には大きく英語で「LAILA CHICKEN BIRYANI」と書かれており、またすぐ裏はホリデイインホテルがあるので、店の人も旅行者慣れしている。

店内の壁にかかっているメニューは英語併記で、カーオモック・ガイのほかにミャンマー式のエビカレーやヤギカレー、さらには普通のタイ料理もある。

チェンマイのタイ式ビリヤニの店カーオモックガイライラーのエビカレー

昼の11時頃から夜8時頃までやっており、夕食で食べることも可能だ。

さらに、このほかチェンマイ門周辺に夜になると出る屋台街にも店がある。

日中は営業していないが、お濠の中の旧市街に泊っている旅行者などはこちらのほうがさらに利用しやすいだろう。

チェンマイ門市場のカーオモックガイライラーの屋台

タイで独自の進化を遂げたインド料理を楽しんでみよう

カーオモック・ガイは正確に言えばタイ料理ではないが、ロティと並んでタイでは最も(インドカレーよりも)人々の間に定着しているインド料理であり、時間の経過に伴ってタイ化が進んでしまっていて純粋なインド料理とも異なりもはやタイ料理の一種と言ってもいいだろう。

とはいえ、唐辛子たっぷり、パクチーたっぷりのタイ料理とはぜんぜん別のものなので、そうしたものに飽きた時とかに目先を変える意味で食べてみるのもいいと思う。

定休日や営業時間は不明だが、基本的にランチタイムを中心にオープンしている。

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