1988年から89年にかけて2年間ほど夫婦で住んでいたことがあるネパールの首都カトマンズ(正確には南隣の街パタン)。
その後、東京で暮らしていた時には長い休み(せわしない旅がまったく似合わないネパールに行くなら最低2週間はほしい)が取れなかったため足が遠のいていたが、リタイヤしてチェンマイに移り住み自由に旅ができるようになってからはほぼ毎年訪れている。
滞在中の夜は連日友達との会食になるのだが、ダルバート(ネパールカレー定食)を食べる時にはレストランよりも友達の家に行くことが多い。
一口にダルバート(ネパールカレー定食)と言ってもタルカリ(カレー)、ダル(豆のスープ)、アチャール(付け合わせの漬け物)それぞれの料理で使う具材やスパイスが千差万別で、友達の家に行くと各家庭の味というものがあって本当に楽しい。
自分がお招きいただく友達の家にはお手伝いさんがいて家族が料理をするわけではないのだが、そのお手伝いさんはカースト制度の影響もあってお婆さんの代からその家で働いてる、なんていうことも珍しくないので、ある意味「おふくろの味」みたいなものかもしれない。
この日の夜は、旅行会社をはじめいくつもの企業を経営しているネパールでもかなり裕福な友達の家におじゃましてダルバート(ネパールカレー定食)をいただいた。
この日の食事全景
チキンカレー
カリフラワーのタルカリ(カレー)
キャベツのタルカリ(カレー)
カリフラワーとキャベツは、ネパールのタルカリ(カレー)では非常にポピュラーな野菜だ。
インドカレーと違い、使うスパイスの種類も少なく水分が多めのネパールのタルカリ(カレー)にはよく合う。
ジャガイモのカレー
干した大根のアチャール(漬け物)
大根もネパール料理では一般的な素材で、普通にタルカリ(カレー)にすることもあればこのように干したものをアチャール(漬け物)にすることもある。
切り干し大根にもちょっと似ており、日本人には親しみやすい料理だ。
ダル(豆)スープ
ネパール料理では写真のようなレンズ豆の黄色いダルスープが一番食べる機会が多い。
ほかにもカロダル(黒い豆のスープ)や赤い豆のスープなどがあり、それぞれ味つけも異なっており、本当においしいのはダルスープとご飯だけでも十分満足できる食事になる。
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