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【チェンマイで暮らす】日本国総領事館でパスポートの切替発給(更新)をオンライン申請する手順

チェンマイで切替発給を受けた新旧パスポート パスポートの切替発給(更新)&ビザ移替
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チェンマイで長期滞在生活するための手続きに必要となる書類、プロセスなどについては予告なく変更されますので、必ず当該官庁にて最新情報を確認してください

2025年3月24日から偽変造対策を強化した「2025年旅券」の発給が予定されています。これに伴い、現在は申請から交付まで4日程度だったものが最短でも2週間を要することとなります(在チェンマイ日本国総領事館のメールから抜粋改編)。

パスポートの残存有効期間が1年を切り更新へ

自分が取得しているパスポートは10年用だが、実際のところは丸々10年間使えるわけではない。

というのも、ビザがパスポートの有効期間満了日までしか発給されない(例:パスポートの残存期間が9ヶ月の時に1年のビザを申請してももらえるのは9ヶ月)からだ。

なので、普通はパスポートの残存有効期間が1年未満になりかつ現有のビザが有効なうちにパスポートを新しいものにして(切替発給)ビザをトランスファー(移し替え)、次の更新を新しいパスポートで行い1年有効のビザをもらう。

おそらく、チェンマイに長期滞在するほとんどの人はそうしていると思う。

自分は2013年にチェンマイに拠点を移したが、その2年ほど後にパスポートの有効期限が来て当地でパスポートの切換発給を受けた。

時がたつのは速いもので、その時作ったパスポートのの残存有効期間が1年を切ったため再びチェンマイでパスポートを新しくすることになった。

結局、旧パスポートのお世話になったのは9年と2か月。

これだけ月日が流れれば手順も大きく変わっており、というか時代に合わせてよりいくつも便利な方法が追加されていた。

後述するが、一番大きい変更点は申請をオンラインでできる(在チェンマイ日本国総領事館に出頭するのは1度で済む)ようになったことだろう。

自分も今回はオンライン申請で切替発給を受けた。

切替発給を受ける方法は2通り

在チェンマイ日本国総領事館で申請&受け取り

従来からある、在チェンマイ日本国総領事館に出頭して申請と受け取りを行う方法。

必要なものや手順は、在タイ日本国大使館のウェブサイトのこちらのページの真ん中あたりに詳しく説明されている。

在タイ日本国大使館のパスポートの切替発給ページ

手数料は10年旅券の場合4,010THB(2024年)で支払いは現金のみ。

前回自分が当地で切替発給を受けた時は申請書は在チェンマイ日本国総領事館でもらってその場で記入したが、今はダウンロードが可能。

すべての準備が申請前にできる点は便利になっていると思う。

オンライン申請&在チェンマイ日本国総領事館受け取り

2023年3月に運用が開始されたばかりの方法だ。

申請はオンラインで行い、受け取り時のみ在チェンマイ日本国総領事館に出頭する。

支払いは領事館窓口での現金払いだけでなくクレジットカードが選択できる。

なお、オンライン申請はORRネットを通じてオンライン在留届を提出している人のみが可能

以下に詳述する。

オンライン申請でパスポートの切り換え発給を受ける手順

まだ導入されてそれほど時間がたっていないからか、オンライン申請については「特設ページ」が用意されている。

在タイ日本国大使館のパスポートのオンライン申請ページ

こちらのページの一番上のリンクを踏んでもアクセス可能だ。

在タイ日本国大使館のパスポートのオンライン申請リンク

申請の方法は上記画像の「(国外)切替申請手順概要」にリンクが貼られたPDFファイルにとても詳しく記載されているので、それにしたがっていけば悩んでしまうようなこともないだろう。

在タイ日本国大使館のパスポートのオンライン申請ガイド

【必要なもの】
*現在有効なパスポート
*NFC対応のスマートホン(パソコンからの申請は不可)
*顔写真(スマホのカメラで撮影、あるいは端末に保存してあるもの)
*白い紙に書いたサイン
【料金】
*4,010THBまたは16,000JPY(2024年度)。
窓口で支払う場合はタイバーツの現金のみ可。
料金は年初に決定し1年間固定で現時点では円安が進んでいるため、日本のクレジットカードを使って日本円で支払えば若干の為替差益が得られる。

まずはアプリをダウンロード

上記の通りオンライン申請はORRネットを通じてオンライン在留届を提出している人のみが可能なので、それを済ませていることを前提とする。

次にしなければならないのは「パスポート申請(海外在留邦人用)」のアプリのダウンロードだ。

これはアプリストア(Google PlayやApp Store)にある。

日本のパスポート申請アプリ

アプリをインストールしたら「オンライン在留届(ORRネット)」のサイトにアクセスしよう。

オンライン在留届のサイト経由でアプリを起動

オンライン在留届(ORRネット)のサイトのトップページには「パスポート・証明のオンライン申請を行う」というボタンがあるのでそれをタップし、次のページで再び同じ文言のボタンをタップ、IDとパスワードを入力しさらに送付されて来たワンタイムパスワードも入力してログインする。

オンライン在留届(ORRネット)のログインページ

ログインするとメニュー画面が現れるので「筆頭者のパスポート申請」をタップする。

すると「パスポートを受け取る在外公館を選択」というページが現れるが、ここはすでに在留届を提出している在チェンマイ日本国総領事館が入力されているので先に進む。

すると「ご用意いただくもの」という画面とともに「アプリを起動して登録」というボタンが現れるのでここをタップして先に進む。

なお、顔写真をスマホで撮影するのではなく保存してある画像データを使いたい場合はここで選択しなければならない。

オンライン在留届(ORRネット)のパスポート申請ページ

ステップは3つ。顔写真登録はエラーが出がち

アプリを起動すると、パスポートの切替発給(更新)での登録は3つのステップに分かれていることがわかる。

上から順に登録していこう。

まずはパスポートの読み取り確認だ。

ボタンをタップして画面の指示にしたがってパスポートの顔写真のページとICチップを読み取らせればよい。

マイナンバーカードとかでやるのとまったく同じ要領だ。

読み取りが正常に終わると画面が緑色で「確認済」と表示されるのでメニューに戻る。

すると「パスポート読み取り確認」のボタンに緑色で「登録済み」のマークが付加されているので、次の「顔写真撮影・登録」に進もう。

パスポート申請アプリの旧旅券登録ページ

次は顔写真の撮影・登録だ。

自分が今回このアプリを使った中では、この顔写真の撮影が一番手こずった。

何回か「不適切」が出ては撮影し直しを繰り返し、5~6回目で「適切」になったのだがなぜうまくいったのかの理由も正直よくわからなかった。

この手のアプリの顔写真撮影はイラつくことが多いけどこれも同様なので、失敗しても焦らずに落ちついて再撮影しよう。

ここも完了してメニュー画面に戻れば、ふたつめの「登録済み」の緑色のマークがついているはずだ。

パスポート申請アプリの顔写真登録ページ

あとはいよいよ最後のサインの登録を残すのみだ。

これは顔写真ほどむずかしくない。

白い紙にサインをして、それを机かテーブルかに置いて撮影するだけだ。

自分はこちらは1回でOKとなった。

すべて登録し終わってメニューに戻ると3つの項目すべてに「登録済み」のマークがつく。

それを確認したら「アプリを終了する」のボタンをタップしてオンライン在留届(ORRネット)のサイトに戻ろう。

そうすると「確認・登録状況」の項目が3つとも「登録済み」になっているはずだ(真ん中の写真)。

それを確認したら下にスクロールしてSTEP3の「申請に必要な情報の入力」の「情報を入力」ボタンをタップする。

パスポート申請アプリのサイン登録ページ

ビザの画像などをアップロードしたら申請完了!

「申請に必要な情報の入力」のページで入力しなければいけないのは希望するパスポートの種類(5年有効または10年有効)くらいで、あとの氏名や旧パスポート番号などはすべてデータが取り込まれている。

入力を終えてメニュー画面にもどるとこのSTEP3の部分にも「登録済み」のマークがつく。

それを確認したらさらに下のSTEP4「添付書類の登録」ボタンを押して先に進む。

ORRネットのパスポート希望年数申請ページ

ここでいう添付書類は、自分のようなタイに長期滞在している人の場合はビザになる。

スマホでパスポートにあるビザを撮影してアップロードすればいい。

それが終わってメニュー画面に戻ったら最下部の「申込内容の確認」ボタン(これだけ色が濃い青になっているはずだ)を押して申込内容を確認したら一番下の「申請する」のボックスにチェックを入れ、すぐ下の「申請内容を確定」ボタンを押せば完了だ。

オンラインパスポート申請のビザ登録画面

申請が完了すると、画面の申請状況が赤字で「審査中」に変わる。

また、オンライン在留届(ORRネット)に登録しているメールアドレスにも申請を受け付けた旨メールが送付される。

オンラインパスポート申請の受付完了画面とメール

その後の進捗状況はオンライン在留届(ORRネット)のサイトからログインすれば確認することができるが、基本的には審査と承認(もしくは不備などの指摘)という2つの状況しか開示されないので見ても意味はないと思う。

決済はカードが便利でお得

冒頭に注意書きした通り2025年3月からは大幅に必要日数が増えてしまうが、現時点(2024年10月)では新しいパスポートの発給まで3営業日しかかからなかった。

パスポート切替発給の審査が済むと、オンライン在留届(ORRネット)のログイン後の画面のステータスが「交付予定日確定」に変わる。

実際の交付日など具体的な内容については、すぐ下にある「メッセージを表示」をタップすれば見ることができる。

また、その下の「受付窓口二次元コード」は在チェンマイ日本国総領事館で新しいパスポートを受け取る際に必要となる場合があるので、スクリーンショットを残すかプリントアウトしておこう。

同時にオンライン在留届(ORRネット)に登録しているメールアドレスにもメールが送付される。

わざわざIDやパスワード入力してオンライン在留届(ORRネット)のサイトを見に行かなくてもこちらで確認したほうが手間がかからないだろう。

メールの下部には、手数料をクレジットカードで支払う場合のリンク先が貼られている(オンライン在留届(ORRネット)のメッセージにも表示される)。

上記の通り料金は4,010THBまたは16,000JPYで窓口で支払う場合はタイバーツの現金のみだが、2024年10月時点では円安が進んでいるので日本のクレジットカードを使って日本円で支払ったほうが断然お得だ。

なので、このリンクをクリックして事前に支払いを済ませておこう。

オンラインパスポート申請の審査完了画面とメール

リンクを踏んだ先の支払い画面は、一般的な通信販売などで決済手段を登録する時のほとんど違いはない。

同意事項への承認ボタンを押し、カード番号や有効期限、3ケタのCVC(セキュリティコード)、カード名義人などを入力して確認ボタンを押せば承認画面が表示されるはずだ。

オンラインパスポート申請の手数料決済完了画面

気をつけなければいけない、というほどのことではないが、この時点ではまだ決済は行われていない(メールにも書いてある)。

実際に決済が行われるのは在チェンマイ日本国総領事館で新しいパスポートを受け取った時だ。

ただし、決済を間違いなく行えるということの裏付けなのだろう、しばらくすると「クレジットカード情報の有効性確認結果のお知らせ」という長ったらしい件名のメールが送られてくる。

ここでも「お支払が完了するのは、旅券を交付する際となります」とわざわざ書かれている。

オンラインパスポート申請の手数料決済カード確認完了メール

受領は午後限定。レターも忘れずもらおう

交付予定日が確定し手数料支払いの事前のクレジットカード登録が済んだら、いよいよ新しいパスポートの受け取りだ。

パスポートの受け取りは、申請がどのような方法であれ必ず在チェンマイ日本国総領事館に出頭しなければならない。

【必要なもの】
*オンライン在留届(ORRネット)のログイン後のステータス確認画面に表示される「受付窓口二次元コード(QRコード)」のスクリーンショットかプリントアウトしたもの、あるいは顔写真付きの身分証明書
*現有(旧)パスポートの現物

なお、交付は土日と領事館が定めた休日を除く13時半から16時半となっている。

午前中は受け取りできないので注意しよう。

在チェンマイ日本国総領事館はチェンマイ空港近くのエアポートプラザ向かいにある「エアポートビジネスパーク」のA棟2階にある。

在チェンマイ日本国総領事館のビル

建物に入ったら2階にあがり、セキュリティチェック(必要な人はここで駐車券にスタンプをもらう)を受けた上で領事館のオフィス内に入る。

整理券をプリントアウトして順番を待ち、呼ばれたら新しいパスポートを受け取りに来た旨伝える。

もしかしたらここが上記「受付窓口二次元コード(QRコード)」が必要なタイミングなのかもしれないが、自分は古いパスポートを出すように言われただけだった。

手数料のことを聞かれるのでカードで決済済であると答え、書類に受け取りのサインをした後で横の窓口に移ってパスポートのICチップに格納されたデータ(画像)を確認して問題がなければ新しいパスポートを受け取る。

また、同時に古いパスポートも返してくれるが当然のことながら「VOID」とパンチされている。

そして、2枚の紙と封筒も一緒に渡される。

在チェンマイ日本国総領事館で発行されたビザ移し替えのレター

これは、イミグレーションのトップに対して新しいパスポートを発給した旨を伝えるためのもので、これをもってタイのイミグレーションオフィスでは実際にビザのトランスファー(移し替え)を行う。

後日必ず必要になるものなので、大切に取っておこう。

これでパスポートの切替発給は完了なのだが、登録メールアドレスには「交付完了しました」という件名のメールが届き、クレジットカードでの決済が実行されたことが記載されている。

これでパスポートの切替発給(更新)は終わったのだが、次はタイ側のイミグレーションオフィスでの出入国のスタンプやビザのトランスファー(移し替え)が待っている。

新しいパスポートが中途半端な状態で長くいるのはよろしくないので、なるべく早くこちらも手続きをしてすべてを終わらせるほうがいいだろう。

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円安と物価高で月10万はかなり厳しいと思いますが、考え方は参考になります

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