チェンマイの自宅にいる時、どんなに気温が高い時でも普段は熱いお茶を飲んでいる。
といっても日本茶ではなく中国茶系だが。
もともと日本に住んでいた頃から、年に2~3回は旅していた台湾で購入したお茶を日常的に飲んでいたのだが、タイ北部にはチェンラーイ県のドーイ(山)・メーサローンをはじめいくつものお茶の名産地があり、台湾には及ばないもののかなり質のいい茶葉が手に入るので、そういったところに旅行に出かけた時に購入して愛飲していた。
そのうち、自分がお茶好きなのを知ったチェンマイの西隣の県メーホンソーンやチェンラーイ県にあるタイ最北端のミャンマー国境の街でそちらからの産品が集まるメーサーイなどに実家のあるお友達が帰省した時にお土産として買ってきてくれるようになり、どんどん自宅のストックが増えていき、自然と常時5~6種類のお茶が楽しめるようになっている。
が、基本的にお茶だったらどんなものでも興味がある(それほど知識があるわけではないが)ので、お店などに行って目を引くものがあるとついつい手を出してみたくなる。
ある日、生活用品を買いに行ったスーパーマーケットのビッグCハーンドーン店でこんなものを見つけた。
桑の葉茶だ。
英語ではMulberry Leaf Tea(マルベリー・ティー)と呼ぶこのお茶は、日本でも売られているのは知っていたが、実際にまじまじと見たこともなければもちろん飲んだこともなかった。
日本人がターゲットなのか、効能が日本語で書かれている。
日本だったら薬事法(?)に引っかかりそうな表現がずらりと並んでいるが、ちょっと調べてみたら確かにここに書いてあるように糖尿病、高血圧の予防や肝臓・腎臓の機能改善などに効果があるようだ。
別に自分は糖尿病でも高血圧でもないのだが、値段がとても安かった(確か50THB=約172JPYもしなかった)こともあって、「気に入らなければ捨ててもいいや」くらいの気持ちで買ってみた。
家に帰って、紙箱を開けてみる。
きれいな緑色していて、日本の緑茶に近い感じだ。
飲み方などが書かれておらず、どのくらい葉を入れてよいかもわからないので、とりあえず適当にカップに投入してお湯を注いでみた。
さて、初めて桑の葉茶を飲んでみた感想は……
「うーん、あんまりおいしくはない」というところかな(笑)
何か青臭さが鼻についてしまって、中国茶のように1日に何杯も飲みたいとはとても思えなかったのだった。
その青臭さもちょっと独特で、ヨモギというのか、まだ十分に育ち切る前に摘んでしまった若い青菜というのか、何とも自分は苦手な感じだった。
健康にはいいのかもしれないが、やはりおいしさと両立していないものをずっと摂り続けることは難しい。
「気に入らなければ捨ててもいいや」と思って買った桑の葉茶だが、おいしく飲める方法はないか調べてみてからでも遅くないと思い、とりあえず密閉容器に入れてほかのお茶と一緒に棚に保存している。
どなたか、おいしく飲める方法をご存知でしたら教えてくださ~い
コメント